◇◆人物紹介◆◇
しつこいようですが、ネタバレしますからね?
読んでも 後悔しませんね?
……よろしい。ならば紹介だ。
ー生徒ー
《主人公》アーシャ 輪廻人(転生者)
淡い青灰色の瞳に 薬草コルフルイの花を思わせる薄紫色の髪で、全体的に色素が薄い。
派手さは無いものの整った顔立ちに産んでくれた今世の母様に、密かにではあるが とても とても 感謝している。……が、表情の変化が乏しく、内心は色々と考えていても口調が朴訥なため、あまり周囲に好意が伝わらない残念な子。
魔法学校では治癒魔法と魔法薬学をほどほどに修めて、将来的にド田舎の故郷で地域密着型の小さな診療所を開くという野望を持っている。作者によって、作品の内外で残念な要素をどんどん追加されるという 悲劇のヒロイン(悲劇の意味が違う)。
ちなみに、故郷のサイ・ハティは 聖都エアリスハイランディアの北、ライスランド(米)よりも北西にある大陸最北の小王国(☆)の端っこである。だから色素の薄い色白さん。礼儀作法で礼の仕方が微妙に違ったのもそのせい。分かりにくいけど、イメージはこんな感じ↓↓↓
(☆)
м∧(米)∧
м( 幻想国 )
м→山脈
《隣の席の皇子》ウォルセン・ティーリエ・ムラタ・ハイランディア〔名・母の姓(または名)・継承権所持者の証名・皇室の姓〕
女の子と見間違えそうな可憐な男の子。庶民(魔族の元冒険者)を母に持つ妾腹の第4皇子。継承権は皇王の子としては最下位の16位。この順位は 片親が庶民であるためだけでなく、皇城に縛りつけてしまった母とは違い 少しでも自由にさせてあげたいという父の想いも紛れている。しかし。微妙な立場ゆえに、皇城に関わる多くの者から 遠巻きにされたり、目立たない嫌がらせをされたりと、やや不遇の子。鑑賞用としてなら密かなファンがいる。主人公の見返りを求めないささやかな善意と庶民ながら泰然とした姿(外見だけ)に、興味を持って観察していた。生い立ちのせいか、ちょっとお腹が黒い。
甘い蜂蜜色の髪に光の加減でピンクと言われそうな紫(と言い張っている)の瞳という色味で余計に可愛らしい。作者的には、ゆるふわ長髪を一級品の髪留めで後ろに1つで束ねているイメージ。
《伯爵令嬢》ティタリア・ブランフォード プラチナ髪・濃い紫目
マイエンジェル(アーシャ談)。可愛くてお淑やかで優しいお嬢様……という、女の子の理想的な要素を詰め込んだ子。しかし、銀髪・紫目という魔族に多い特徴と似た色に生まれついてしまったため、一部の者に心ない扱いをされてしまう。それゆえに極度の人見知り。ホントに真っ白可愛い。どこかの(腹)黒い天使とは違う。控え目な態度ながら、意外と芯が強くて面倒見の良い子である。
妖精女王の名前を拝借したので ストレートのスーパーロングでも良いし、主人公が呼ぶマイエンジェルから毛先がくるっくるのボブも捨てがたい……と、完結しても作者を悩ませる 手強いお嬢様。
《狼系獣人族》レアン・フェイン 暗灰銀の髪 ・金目
殿下のライバル的存在。名前の由来は、中国語で 狼・風+銀=姓・名 という感じ。“狼族の銀の風”さん。響きとしては、レアンを名にしたかった |||orz
獣人は発育が良いので、同年代と比べると すらりと背が高い。初等科最高学年にいる 獣人族としては珍しく秀才な兄を慕って後追い入学。学科はちょっと(?)苦手だけど、魔法的資質は高い。
髪は一部だけが チョロっと長くてビーズのようなものがついている。獣人族の風習として刺青を入れるべきかは、(作者が)今だに迷っている。
《悪役(?)公爵令嬢》 カリスタレイア・ラシエル 薔薇金髪・ 金緑目
広大なるグラフィオン地方を治めるラシエル公爵家のお姫さま。嫁下した皇王の妹君の娘。突然思いついて キャラは勢いよく出来上がったのに、高位貴族っぽい名前という難題で作者を翻弄した子。“麗しのルイン様を愛でる会”という初等科主体のファンクラブ 第19代目会長。慣習としては最上級生が指名されるが、最高峰の家柄と彼女自身の押しの強さにより、3年生の時に副会長を経て 4年生で会長となった。ちなみに、ファンクラブは複数存在し、主人公に嫌がらせをした女性は別の派閥である。
ちなみに、幼馴染みで色々と事情も知っているので 婚約者である兄殿下が嫌いなわけではない。ちょっとだけ お友達と一緒になってアイドルにきゃーきゃー言いたいお年頃なだけなのである。
《兄殿下》レヴィン・グレイベル・ムラタ・ハイランディア 金髪・碧眼
甘くてキラキラした女の子向け恋物語で王子様役に抜擢されそうな見た目の第3皇子。しかし、弟と関わる時には不機嫌になる。……それもそのはず、第2妃である母が繊細な質で、男子に恵まれるも3番目だったり 庶民に寵を独占されたりして 心を病んで臥せりがちとなってしまった。幼い時分に両親の愛に飢えた(父親は愛が分かりにくいだけ)彼は、弟に嫌味を言いたくなる病に罹患した。15話でチラッと出てきた「煩いの」は、彼のことを示している。けれど、彼自身が嫌がらせの指示を出すことは一切無く、果実水投下の折りには制止しようと微妙に片手を上げていたという、根っこの部分で良い子なのである。……周りが勝手に 心を察したつもりで行動するだけで。
ー先生ー
《学校長》名前未定。白髪・碧眼
ふっさふさな白髭のじゃ語尾が似合うお爺ちゃんな見た目に反して、普通に喋るという出オチな人。言ってる事は割とまともで人柄もちゃんとした お方なのに、出番は最初と最後だけで あまり主人公の記憶に残っていないという不遇の人。
《担任 》ヒュー・ストライデル 濃い金髪・赤目
ベテラン冒険者とかやってそうな脳筋っぽいおっさ…お兄さん。 そこそこ良い顔立ちなのに、がさつな言動により しばしば恋人候補を取り逃がす。見た目も性格も運動・武術系を担当してそうな雰囲気だが、まさかの社会学担当。頭は良いのに知性が滲み出ない残念なお人。でも、子供からの人気はピカイチ(いじられる的な意味で)である。彼のクラスには平民や変わり種が多く割り当てられるのは、偶然ではないかもしれない。
《魔法学教師》ミネリア・アンソワール 濃紺の髪・深い青目
魔法学校の初等科で花形とも言える基礎魔法学を担当。ひっ詰め髪の毛と黒ブチ眼鏡のいかにもな女性教師スタイルは、学生時代に はっちゃけて いた自らを恥じるがゆえのもの。しかしながら、持ち物がやたらと可愛らしかったり、生真面目キャラでも隠しきれないお茶目な性格により、子供たちには結構 好かれている。学生時代になんらかの因縁がある とある魔術師を目の敵にしている。
《基礎薬草学教師》ルイン=ヴェルデ=プリムフォレ(古代語で春の森の緑眼なルインさん 的な意味合い……ということで) 銀緑髪・濃緑目
エルフ先生。イケメンというより美麗という言葉が似合う98歳。エルフ界では まだまだ若造です。
人族の学校にて教鞭をとるだけあって、ぽややんとした者の多い森林の妖精族にしてはしっかりしている方だが、マイペースなのはどうにもならなかった。植物(薬草)をこよなく愛する変態である。プリムフォレ姓の部族は、植物の育成魔法を得意としている。
《生物学教師》セリーネ・シュタイゼル 明るい茶髪・黄緑目
ふんわり ほわほわ な癒し系お姉さん。結構 良いとこのお嬢様ながら、中身は家族の反対を押しきって様々な種族の国や集落を巡る遊学に出てしまう猛者。遊学の道中で魔物と遭遇し、彼女を逃がすために友人が命を落としたことを切っ掛けに、亡き友人の夢だった教師を目指した。宿題に見え隠れするSっ気は、お家での厳しい教育により“そのくらいが標準”だと思い込んでいるため。
《礼儀作法教師》カレウス・ピールカリツ 部分的に黒髪・榛目
とある部分が枯れて薄くなり、つるぴかりーと光を放つ 眩き中年教師。由緒ある侯爵家に縁のある人で、創 皇王の象徴でもあったという 自慢の黒髪在りし日に射止めた公爵家出身の奥さまの 趣味 での思い切りの良さに家計を圧迫され、年頃の娘の冷淡な態度に ほんのり枕を濡らす日々を送る。
生意気な子供たちの相手に疲れて帰る邸で 熱烈に出迎えてくれる 大型の番犬である プリメーラちゃん が唯一の癒しであり、献身的に美味しいご飯を貢いでいる。
《礼儀作法教師(淑女)》リズーナ・ガーランド 髪・目の色未定
名前が出たのに、作者にすら存在を忘れられていたという 作中最も不遇の人。折角だから、ひっ詰め髪にトンガリ眼鏡とザマス口調の真の女性教師スタイルで 大上段から庶民を見下すという個性を附加してあげようかな~? と、考えている(止めておけ!)。……実際は上位の殿方には淑やかに従うべし、という淑女教育を忠実に守る物静かな人である。
《魔法工学教師》名前不明 焦げ茶色髪・琥珀目
魔導工学の開祖 タクミ を信仰レベルでリスペクトする気弱そうなお兄さん。しかし、職人モードになると凛々しくなる。
ドワーフの血を引くクウォーターさん。身長も髭もほぼ人族並みだが、お酒はやたらと強い。『職人に言葉の名乗りはいらねえ。佳いモンを作れば、自然とそれに刻まれた手前の名が名乗ってくれらぁ』と、祖父に教えられたとか られないとか。連載中に 彼の作品と共に名前を出したかったけれど、思いつかなかったので 名前は謎のままである。
作中での主人公の師匠的ポジションを逃した人。
《妖艶系保健師》クリスティン 髪・目の色未定
連載中に突如「お色気な先生を出そう!」と、思い立って生まれた新キャラ。最初は、正統なるお色気路線にしようと思ったけれど、作者の力不足により 男前な感じに。庶民出身だけど、回復魔法が得意で本校へ就職。少しだけ エリート研究者・教職員という素敵な嫁ぎ先に期待をしたけれど、ここは変人や変態の巣窟だった。
ーその他ー
《初代 創 皇王》村田 創 黒髪・黒目
現ファンタジニアスの聖都エアリスハイランディアに降り立った 異来人(転移者)である。ファンタジー世界にワクワクが止まらず、大冒険をした少年。大型の魔獣に襲われるエルフの女の子(後の妃)を助けるために“全身全霊”で振るった斬撃が、魔獣ごと大地の一部を叩き斬ったことにより、英雄として人々に祭り上げられて国を興す流れとなって行った。
“ハジメ”という発音が 当時の現地人には言い難いらしく“ソウ”と名乗っていたら、いつの間にかそれが定着して 創 皇王 となってしまった。ネーミングセンスは国名の通りである。
《第二代 皇王》???
ハーフエルフ。父の後を継ぎ 即位し、ファンタジニアスの基礎を盤石なものとした縁の下の力持ち。破天荒な父とふわっとした性格の母に挟まれ、真面目で苦労性な性格に……(涙)
在位は300年程で、その後は次代に任せて旅するご隠居となった。護衛2人やうっかりさんを従えて、世直しをしたかどうかは定かではない。
《とある魔術師》名前未定 髪・目の色未定
ミネリア先生とは逆に、真面目だったのに卒業後、自分の求めるままにロマン(魔術)を追求(研究)し始めてから はっちゃけてしまったという紙一重の向こう側へ旅立った天才で、ミネリア先生の黒歴史の元凶。高等科の教師だったりする。初等科を卒業し、魔術師などの専門職を目指す高等科へ進学しないと会えません。もしも、続編が出ることがあれば、上の先生枠に移動するかも?
《研究員・研究助手》
豊饒祭の手伝いに来てくれる大人の方々は、準備・片づけ・審判など 完全なる裏方さんです。涙ぐましい頑張りをしてくれています。その代わり、3~4日目の模擬店の無料券を貰えたり豊饒祭最終日にある後夜祭ではっちゃけたりします。手伝いに参加する大半がこの学校のOB・OGである。
《名も無き研究員》
閑話の【アーシャの修行】で クリスティン先生に沈められていた患者さん。丁度 クリスティン先生の当番に当たったことで、同僚たちからの激しい嫉妬を浴びた。きっと、彼は今後も研究を自重することは無いだろう。
少し余計な人も混ざっていましたが、こんな感じです(*´v`)
近いうちに 設定や小道具などの紹介も投稿させていただきます。
……日の目を見なかった呪文はどうしようかな……(^_^;)