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最悪人生→?  作者: 紫乃
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家に帰れば家政婦さんの手作りおやつ。


足が少し悪くて幼稚園までは迎えに来れなかったから、あたしはいつも優太と優太のお母さんと一緒に優太の家に帰って、お迎えを待ってた。


迎えに来てくれるのは家政婦さんで、お母さんではなかった。


だって、ずっと父の転勤先について行ってたから。


小さいころの思い出なんてもう覚えてないけど、一回だけ父母と動物園に行った気がする。


めったにないことで結構はしゃいで怒られた。


でも笑ってた。


あのころはまだ、私は素直に笑ってたんだ。



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