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それはひとつのぷろろーぐ

はじめまして、この小説の作者です。

文才などない!ってタグに入れようかと思えば友人に注意されたのでやめておきます。

過度な期待はやめてください、いや本当に、いやお願いしますって。


作者は書いていくうちに成長すると思います、…たぶん、おそらく、きっと………だったらいいなぁ。


死んだ。


いきなりそういわれてもなにごとかわからないかもしれない。

でも、僕は死んだのは事実だ。


その事実だけで俺はこれほど絶望したことはない。

いまでも彼女の泣き声が聞こえる。

『錦戸さゆり』彼女は僕の好きな人だった。






――はじまりは地震だった。

震度はいくつだっただろうか。

おそらくだが、関東大地震というやつだ。何年にもつもりつもっているなどとテレビではやっていたが、まさかこのときにこなくてもいいだろう。

その日は彼女の誕生日だった。幼い頃からいっしょにいた彼女へとプレゼントを渡し、告白しようとした日だった。


小さな箱を大事そうにもって彼女の家へいこうとしたときだった。

ぐらぁっ、という大きな揺れを感じたが、日本人なので慣れっこ、だがそれがいけなかったらしい。

天井がいっきにふってくる。それに押しつぶされて、俺は意識を失った。

まったく、机に隠れていれば生きられたかもしれないのに。


そのまま死んではなかった。

目を開けると、真っ暗な闇が広がっていた。

上から小さく光が見え、それは希望のようだった。

手をあげようとするが、あげられなかった。天井の一部であろう木が邪魔をしてあげられない。

ならば助けを呼ぼうと思い声をはりあげる。


「お――」


声をあげようとしたときだった。

その声を遮る音が聞こえる。

ヘリコプターの音、マスコミかなにかだろう。これほどまでにイライラとさせられたのは初めてだった。


はやく、はやく去れよ、そう思いながらまっていると、足の痛みに気づく。確認しようと、あまり動かない足を無理やり動かすとズキリと傷んだ。

となりの足にこすりあわせると、ぬるりとした感触。


――あぁ、血かな。


それもとんでもない量、アドレナリンだったかな?それがでてて気づかなかったのだろう。

気づいたときにはもう遅い、ズキズキと痛みが蘇ってくる。

どんでもない傷み、どうして今まで気づかなかったのだろうと疑問に思うほどの傷み。

血の量も半端なものではないらしい。

部屋に置いてあったものだろうか、なにかが腹を破って突き刺さっているような感触。

なんて日だ、なんて不運だ、なんて最悪なんだ。

心の中でなんどもなんども今の状況の苛立ちにたいする言葉を吐き出し続けていると、音が病んだ。

あいつらが、行ったみたいだ、バラバラとうるさかったヘリコプターの音がやんだ。


それがどうしても希望の光にみえて、痛む体を無理やり動かして叫んだ。


「誰か…!」


そう叫んでからなんども止むことなく叫び続ける。そのときだった。


「たけるくん!?」


さゆりの声が聞こえた。

それがたまらなく救いの手のように聞こえ、俺は声をはりあげる。


「さゆりっ!」


「よかった、たけるくん、たけるくんっ…」


泣きじゃくる彼女に、俺はなんども声を張り上げる。

彼女は俺のいる場所をさぐっているようだった。

だが、なんとも悲しいことか、再度現れたのだ、あいつらが。

バラバラと騒音をたてて、それは出現した。その音の発生源のものを、ロケットランチャーがあれば問答無用にそいつにむかってぶっ放していただろう。

彼女のヒステリックな声がきこえる。何度も何度も「うるさいうるさい」と叫ぶ声がきこえる。


俺はふと、あぁ限界だな、と思った。

あと十分ぐらいは耐えられるかもしれない。

それが去っていくまでに耐え切れるかどうかはわからない。


ゆっくりと目を閉じた、

そしてその音がおさまるのをまった。


おさまったとき、俺は淡々と話し始める。


「なぁさゆり」


「たけるくん、まっててね、すぐに…」


「俺、お前のこと好きだったんだ。」


そう言い放つと泣きじゃくる声が大きくなる。


「もう…いいがらぁっあとでぎぐがらぁっ」


俺が言うのを静止する声、さゆりも俺が限界かもしれないといっていることに気づいたのだろう。

泣きながらそれをおし止める。俺はそれを無理やり無視して続ける。


「なぁ、この家とかたぶん自衛隊とかがどうにかすんだろ?そのときさ、その、チェック柄の箱見つけてくれたらさ、もらってくれよ。」


「やだっやだぁっ、たけるくんの手から受け取りたいの…」


そのことばを聞いて、俺は涙を流した。

だが、ときというものはくるもので、俺は心の中で、あぁだめだな、なんて考え、目をつぶる。


「さゆり、大好きだ。」


そうポツリともらしたとき、俺の意識はブラックアウトした。











そしてブラックアウトして、圧迫感がなくなり、体が軽くなる。

これが死というものだろうか?まぁいいや。


目をとじて――とじ――とじ?


目をあけた。

死んじゃいなかったのか!圧迫感がないということは助け出されたのか!?


やった!さゆり!どこ――




どこだ、ここは。


「なんだここは。」


目の前には草原が広がっていた。

そのみどりは反射して輝いて見えた。


「え――え?」


理解不能、さっぱり意味不明だ。だけど目の前のものは確実に存在している。

ここが天国?なんてバカなことを考えて起き上がる。

自分の服をみようと視線をしたにさげると、鎧をまとっているのがみえた。


「あ、っれぇ?」


ゆっくりとゆっくりとそのばを一回転。

後に祠があった。

どっかのファンタジーでは、その祠によって召喚されたなんてことがあるだろうが、そういうときは神様っぽいなにかがでてくるはず。

だがその祠がどこからどうみたってただの古びた祠、そんな力があるなんてものは冗談でもいえない。さびて風化したような祠以外になにかあるといえば森と草原。

さて、ここはどこだろうか。


持っている剣をなんどか抜いて、納めてを繰り返す。

抜いて何度か振ってみるとそれはまるで自分の体の一部かのように触れた。

剣をみると、それはそれは聖剣とよべるほどの美しさにみえる。


鎧をみる、磨けば美しいだろうが、土によごれてすすけていて、歴戦を共にした鎧かのように所々に傷がある。


鏡があれば自分の顔がみたいところだが、そんなものは残念ながらなく、しかたがないからため息をついてすぐに空気を肺に収めた。そして――










「うわああああああああああああああああ!?」









とりあえず――叫んだ。

全部読んでくれたとは…ッ!


よんでなかったら


『あwごめんよんでなかったwwww』といった感じにコメント…はいらないですねはい。


これからよろしくお願いします。

アドバイスとかお願いします。

作者は理系っぽいので、そこまで漢字は得意ではないので、間違えがたくさんあるかと思います。

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