あとがき
こんにちは、初めまして。
著者のトッチーです。
この度は『世界滅亡までに幸せになる、お嬢様と不良娘の百合のお話』を読んでいただきありがとうございました。
いかがだったでしょうか?
あとがきなので少々語らせてください。
本作は2023年4月頃に書き始めた作品で、完成したのが25年の7月くらい。2年とちょっとかかりましたね。先行して第一章は公開してたのですが、そこから改題し、長らくお待たせしました。
本作の一番最初のコンセプトは二つありました。
一つが戦闘シーンを書きたい!
今まで二作書いてきましたが、そろそろ戦闘シーン書いてみたいなということで、戦闘できる世界観にしようと思っていました。
本作ではFPSゲームと屋敷迎撃戦、家族救出戦がありましたね。
いや〜書いてて楽しかったです!
私の小説はどうしても物事の進むスピードがゆっくりめなので、急速に場面が動くのは非常に筆のノリが良いですね。
戦闘シーンは同時読んでいた『リコリス・リコイル Ordinary days』にかなり影響されています。短文な感じね。
ていうかFPSゲームは言わずもがな某有名バトロワがモデルなんですが!
レヴがリワークされたんですよ!
執筆最中に!
すっかり能力が変わって、デストーテムなんか消えました。リワークのお知らせ見たときめっちゃ笑いました。
だけどもうこのままでいいか、ということで少し前のプレイヤーしか分からないやつになりました。太古の技術で面白いですね。
二つめのコンセプトが、めくるめく展開を描きたい。
次のページを開いたらとんでもない展開になってる! という脅威のスピード感とカオスをやろうとしていました。
ええ、分かります。
言わなくても大丈夫です。
無茶です。
自分が分かっています。
そんな急速展開やってたらストーリーができなくなるので、早々に諦めましたが最初の方はその名残がありますね。
突然犬が轢かれる。
家が燃えてる。
呪いがある。
父親殺した。
隕石降ってくる。
自殺したい。
怒涛ですね。
戦闘シーンと怒涛の展開、その2つのコンセプトができる世界観とは、と考え人類滅亡直前という設定になりました。
ではキャラについても少し。
澄凰夕鶴羽。
不幸なお嬢様。
この子は中々書くの大変でしたね。まず自分の中にお嬢様を憑依させなきゃいけません。一般社会人とは視座が違うのです。
さらにここに希死念慮もトッピング。
人生諦めてるお嬢様。
む、むずい。
けどむずいなりに頑張って書き切ったと思います。最初こそ純粋培養でしたが、千鶴のおかげで段々と庶民的になってくるのでね。
色が見えない、っていうのは皆さん気付きました?
彼女はモノクロ(厳密にはグレースケール)でしか世界が見えていません。そのためFPSゲームで打ち明けるまでの色彩描写は、白っぽいとか黒っぽいって言ってるんですね。
気づかれなかったら私の勝ちです。気づかれても、丁寧に読んでもらえてるので私の勝ちです。へへっ。
あとはとびっきり可哀想になってもらい、それを千鶴に救ってもらうという構図はずっと意識してました。
ただし救ってもらってばっかりでもよくないので、ベストなタイミングで千鶴に優しくできる子になりました。千鶴を助ける戦闘シーン好きです。
明導院千鶴。
やんちゃなサブカル系ヤンキーですが、根はとっても優しい女の子。そして物語開始前からずっと千鶴に一途です。呪うほど一途です。ギャップ萌えですね。
自分自身も重たい過去を背負っていますが、それを踏まえて夕鶴羽に優しくできる強かな子です。
彼女は割と庶民寄りでシニカルな個性を持っているので書きやすさはありましたね。
ただ反省点もありまして、お話の構成上、必要な個性・要素を背負ってもらいすぎたなというのは感じてます。
ざっと並べてもヤンキーでゲーマーでガンマニアのサブカル系。
これは私の設定作りの力不足ですね。
とはいえ最終的には丸く収まってる、はず!
そう願いたい!
それと二人の名前も設定はありまして。
澄凰は金持ち感を出す名字。字が強そうですよね。
夕鶴羽はユヅっちって呼んでほしいのと、鶴という長寿の象徴が常に死ぬことを求めてるという皮肉な感じが込められています。
あ、あと夕焼けに羽を伸ばして飛んでいく感じ、本編のラストシーンみたいだ! これは今気づきました。
明導院は、夕鶴羽を明るいところに導いてもらうためにつけました。最終的には捨てられる名字ですが、それは役目を終えたということで。
千鶴は庶民寄りな語感で決めてます。
二人には鶴という漢字を入れるのを絶対決めていて、これは夫婦鶴として一生寄り添っていて欲しいという私の願いですね。二羽の鶴には無事に添い遂げてもらいました。
そして本作でも、友人にイラストを描いていただきました!
Xやpixiv等では見られるのですが、本当に素晴らしいので絶対見に来てください!
差分をオーダーしてまして、一枚目がモノクロの世界で隕石を待つ二人。
二枚目が世界が色づいて、ウェデイングドレスで幸せな二人になってます。
色彩がマジで美しい!
夕焼けのオレンジとネモフィラの青。そこに佇む純白の二人。
絵画ですよこれ。
手錠で繋がってるのも好き。
本作のニュアンスがバッチリ汲んでくださっているので必見です。
さて今後のお話ですが、これを書き始めた大学生からすっかり社会人になり、もう長作は難しいかなぁ〜と思っていたのですが。
もう書き始めてます。
とある百合小説に感銘を受けまして、こんな感じの百合書きてぇ!!! という情熱に突き動かされ、気づけば執筆開始二週間で6万8千字。
6万8千字⁉︎
この小説の1/3です。
トッチー史上類を見ない執筆スピードです。
どうした私?
自分が一番びっくりです。
とりま一区切りつくまで書き切って、そこからドバッと投稿すると思うので、公開はまだまだ未定ですが、そちらをお待ちいただけますと幸いです。
どこの小説サイトに上げるかは検討中なんですが、カクヨムかTwitterをフォローしていただけると確実です。
それでは謝辞です。
イラストを執筆いただいた友人N。
ほんっとにイラストが美しくて感動してます。ネモフィラの花畑とか作画コスト高いのに綺麗に描いていただけて大満足です。
あと我が子同然の千鶴と夕鶴羽の笑顔が、幸せそうで可愛くて……二人の幸せを祈るばかりです。
うどんさん。
私の一作目から応援してくださりありがとうございます! 私の作品を待ってくださるありがたい存在ですので、モチベーションになりました。
今作もかなり時間がかかってしまいましたが、お楽しみいただけたのなら幸いです。
先行公開の一話のすき焼きの感想を受けて、夕鶴羽にはいろいろ美味しいもの食べてもらいました。
友人S。
一話のタイミングで相談に乗ってくれてありがとう! 夕鶴羽のイメージはカルラとのことだったけど、今はどうでしょう。是非感想聞かせてね!
この作品を見つけてくださった読者様。
お付き合いくださりありがとうございました。
レビューや感想があればぜひお送りください!
一言でもあなたの感想が栄養になります!
他二作の百合小説が公開中で、新作も執筆中です。
よければ他作や今後も応援いただけると幸いです。
それではこの辺で。




