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目の色で能力が決まる世界。この世界で俺はオッドアイ  作者: 北猫新夜
就任、そして四国最強決定戦

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99話 魔法戦第六~七回戦

 控室に帰って来たアトリウスは、すぐにアルスの横に来た。


 「アトリウス・・・そんなすぐに、試合を終わらせることはなかったんじゃないの?観客が盛り上がっていたのに、こんなに早く終わってしまってわね・・・」


 「少しでも早く試合を終わらし、アルス様のもとへ帰ってこようとした結果です」


 「今は、あなたよりも強いディアが居るわ。そんなこと、考えなくていいのよ。それよりも、エルフの頭を生かした頭脳戦が見たかったのに、あんな試合したら、エルフが野蛮な種族だと思われるでしょ?」


 アルスがアトリウスにそう言うと、アトリウスは思い出したかのような表情になった。


 そして、「申し訳ございません。次からは、アルス様のようにエルフらしい試合をして見せます」と言うと、魔力ポーションを貰いに行った。


 『魔法戦第六回戦に出場する選手は、闘技場へ出て来てくれ』


 魔法戦第六回戦は、スカシユリ王国ウェストVSアキレア王国アテナ。


 ウェストとアテナの二人は、闘技場へ出ると、闘技場の真ん中で握手を交わし、試合の定位置に着いた。


 『両者準備はいいな?・・・では、魔法戦第六回戦、開始!!』


 ロウバイ陛下より開始宣言がされると、アテナはウェストに詰め寄りながら、『イグルス』をウェストに向かって連発している。


 その『イグルス』をウェストは、逃げるかのように避けている。


 そして、『イグルス』が当たったウェストは、逃げていたのと『イグルス』の衝撃で、壁にぶつかった。


 ウェストは壁に身体が埋まっていて、尻だけが外に出ている状態。


 ウェストは壁に埋まったまま、出てくる気配はない。索敵魔法で、気絶してないことは分かっている。


 これ・・・勝負あったと思ったら、身体を振りながら、ウェストが壁から出て来た。


 すると、観客から歓声が上がった。今まで、壁にぶつかったら試合終了だったので、このように、壁にぶつかっても試合が続かれるのが、観客には盛り上がる材料になったようだ。


 壁から出て来たウェストにアテナは次に『イグナス』を放った。


 アテナが放ってきた『イグナス』をウェストは『ウィルド』でかわした。


 『イグナス』をかわしたウェストは、空中で「どうだ!」みたいな顔をしているが、ウェストは忘れているのだ。『イグナス』という魔法の特徴を・・・


 アテナは『イグナス』を放ち続けたまま、『ウィルド』で空中に飛んだウェストへ『イグナス』を向けた。


 そして、『イグナス』を避けて、油断していたであろうウェストは、魔法障壁を張る時間もなく、『イグルス』に直撃した。


 『イグナス』が直撃したウェストは、地面に落ちて来た。


 地面に落ちて来たウェストは、髪がちりちりになり、服も所々焼けてなくなっている。


 もう、ウェストは、戦える状態ではない・・・


 『魔法戦第六回戦、勝者はアキレア王国アテナ!!』


 「「「「「ウォォォォ!!!!」」」」」


 焼かれたウェストは、係員に医務室へ運ばれて行った。


 この試合は、完全にウェストの油断が勝負をつけた。


 勝者のアテナは、試合終了の握手が出来ないので、握手をせずに、控室に帰って来た。


 今頃、スカシユリ王国の人々は、ウェストに対して何と思っているだろうな・・・


 ・・・・・・

 ・・・・・・

 

 『魔法戦第七回戦に出場する選手は、闘技場へ出て来てくれ』


 スカシユリ王国の皆とウェストについて話し合っていると、いつの間にか、試合の時間になったようだ。


 皆はウェストのあの試合に・・・「まぁ、ウェストだからな・・・」という感じだった。


 バカでも、魔法に絶大の才があれば、このような大会に出場できる。

 

 ウェストはバカだが、魔法は本物。だから、皆はこうなることも視野に入れていたらしい。


 魔法戦第七回戦は、アキレア王国リリアVSスカシユリ王国ノヴェル。


 リリアとノヴェルの二人は、闘技場へ出て、闘技場の真ん中で握手を交わし、試合の定位置に着いた。


 『両者準備はいいな?・・・では、魔法戦第七回戦、開始!!』


 ロウバイ陛下より開始宣言がされると、リリアは『ランブル』という魔法を放った。


 水魔法の最上級魔法『ランブル』は、水で出来た泡のような物を五個作り出し、その泡に当たると閉じ込められて、外からの衝撃がない限り、中からは出ることが出来ない。


 『ランブル』の弱点は動かないこと。この『ランブル』という魔法は、設置魔法なのだ。


 なので、本命の攻撃は他にある。『ランブル』は、これから放つ魔法と『ランブル』の二つに意識を向けされるため。


 ノヴェルはリリアに向かって走りながら、『エイロック』をリリアに放った。


 ノヴェルの放った『エイロック』は、『ランブル』に当たると、『エイロック』の鋭い槍を『ランブル』は封じ込んだ。


 だが、一つの泡に一つの槍なので、残り十本の槍がリリアに向かっている。


 ・・・!そういうことか!


 俺はノヴェルが何で『エイロック』を放ったのかが分かった。『ランブル』を見て、この作戦をすぐに思いついたなら、すごい。


 リリアは魔法障壁で残り十本の『エイロック』を防いだ。


 そして、ノヴェルは『スモーク』を使った。


 『スモーク』によって白い霧が闘技場を覆った。


 その時、ノヴェルは『エイロック』が閉じ込められている『ランブル』に向かって、『イグナス』を放った。


 そして、外からの『イグナス』の衝撃により、閉じ込められていた五本の『エイロック』が、リリアに向かっている。


 これは、『スモーク』を出してすぐのことだったので、リリアは索敵魔法を使った時にはもう遅かった。


 五本の『エイロック』に直撃したリリアは、壁に吹き飛ばされた。


 そして、煙が消えるてリリアの姿が見えるようになると、気絶しているのが分かった。


 『魔法戦第七回戦、勝者はスカシユリ王国ノヴェル』


 「「「「「ウォォォォ!!!!」」」」」


 リリアは、係員に医務室へ運ばれて行った。


 勝者の我が国の魔法師団長カリュウは、試合終了の握手が出来ないので、握手をせずに、控室に帰って来た。




 


 

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