表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
目の色で能力が決まる世界。この世界で俺はオッドアイ  作者: 北猫新夜
就任、そして四国最強決定戦

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

94/174

94話 物理戦準決勝第一~二回戦

 『物理戦準決勝に出場する選手は、闘技場へ出て来てくれ』

 

 ロウバイ陛下のアナウンスを聞いたリソウス王国ベルモンドとリソウス王国バヴは、闘技場へ出て行った。


 闘技場の真ん中で握手をして、試合の定位置に着いた。


 『両者準備はいいな?・・・では、物理戦準決勝第一回戦、開始!!』

 

 ロウバイ陛下のアナウンスにより、試合開始が知らされると、ベルモンドの木刀とバヴの右手がぶつかり合った。


 そして、普通の人たちなら絶対に見えないであろう速度での戦闘が始まった。


 この戦闘に観客たちはとても盛り上がっている。


 ベルモンドはバヴの殴りや蹴りを受けても、ドワーフの頑丈な身体で耐えている。


 バヴは獣人が持っている身体能力で、ドワーフの速き攻撃を避けながらも、パンチや蹴りを入れてベルモンドを追いつめている。


 バヴはこれまでだったら、このような状況になると、いつも笑っていて余裕そうな感じを出していたが、今は、とても真剣な顔をしている。


 やはり、自分たちより上の存在であるドワーフには余裕なんて持てないのだろう。


 これは、アルスから聞いた話だが、昔にそれぞれの族の代表者たちで戦った時の順位が今の序列になっているらしく、上からエルフ、シュウリュウ、ドワーフそして、獣人という序列。


 この戦いの中に人間は入っていないのに、なぜか、獣人の下という不名誉な位置に我々は存在している。


 まぁ、そんな話は置いといて、ベルモンドは息がまったく上がっていないが、バヴはかなり上がってきている。


 攻撃の速度もだんだん落ちていて、ベルモンドの攻撃を受けることが多くなっている。


 そして、ベルモンドはそんなバヴを見ると、片手で持っていた木刀を両手で持ち、じゃっかん防御志向だったのが攻撃志向に変わった。


 バヴは疲れで動きが遅くなっていて、ベルモンドが攻撃志向になったことで、この試合は完全にベルモンド優位の試合になった。


 バヴは遅くはなったがその分、威力が高くなったベルモンドの攻撃をかわすことに意識を置いていて、攻撃が出来なくなっている。


 そして、ベルモンドの攻撃をかわそうとした時にバヴは・・・足を滑らせてしまって、体勢が崩れたところをベルモンドの一撃を食らってしまった。


 バヴはベルモンドの攻撃を食らうと、そのまま地面に倒れた。


 『物理戦準々決勝第一回!勝者はリソウス王国ベルモンド!!』


 「「「「「ウォォォォ!!!!」」」」」


 ベルモンドは観客からの大喝采を背に受けて、静かに控室に帰って行った。


 ベルモンドは、試合終了の握手をせずに控室に帰って行った。


 なぜなら、ベルモンドの一撃を食らったバヴは、気絶して地面に倒れたので、握手できる状態ではなかったから。


 倒れているバヴを係員が四人で医務室に運びに行くところが、魔法スクリーンで流れていた。


 そして、バヴが運ばれて医務室に運ばれると、ロウバイ陛下よりアナウンスが鳴った。


 『物理戦準決勝第二回戦に出場する選手は、闘技場へ出て来てくれ』


 ロウバイ陛下のアナウンスより、アキレア王国ハイライトとスカシユリ王国マルカが闘技場へ出て行った。


 二人は闘技場の真ん中で握手を交わすと、試合の定位置に着いた。


 『両者準備はいいな?・・・では、開始!!』


 ロウバイ陛下より試合開始宣言がされたが、ハイライトとマルカはその場から動こうとせず、ハイライトは軽くジャンプしながら、マルカの様子をみており、マルカは木刀をハイライトへ向けて構えている。


 二人とも、もう準決勝で、二回はお互いの戦いを見ているので、相手の戦い方を分かっている。

 

 急所を的確に突いて来るハイライトの戦い方、相手の一瞬の隙を一撃で仕留めるマルカの戦い方、そして、素早い攻撃にも対応できる。


 ハイライトは接近しないと攻撃できないので、この試合はマルカが優位だ。


 そして、ハイライトは試合が進まないので、自分からマルカに進んで行く。


 ハイライトは素早い動きでマルカを翻弄しようとしているのだろうが、マルカは索敵魔法と持ち前の反射神経でハイライトの攻撃を防いだ。


 ハイライトは攻撃を防がれても攻撃を止めずに、隙を見せないように攻撃している。


 だからか、ハイライトの動きが少しだけ固くなっている。


 そして、マルカも防御ばかりではなく、反撃もちゃんとする。


 ハイライトとマルカの試合は最初、お互いが慎重になり過ぎてつまらなくなるかと思われたが、お互いが隙を見せるために、積極的に攻撃しに行くという行為がこの試合を盛り上げている。


 中々、隙を見せない二人だが、ついに試合は終わりに向かっている。


 マルカは今までの試合、自分から攻撃しに行くという戦い方ではなく、迫って来る敵を一発で仕留める戦い方だったが、今回は隙を中々見せない相手に、自分から攻撃して隙を見せるという戦い方だったので、体力がなくなってきている。


 ハイライトはあれだけ動いていたのにまだまだ体力はありそうだけど、マルカは動きも遅くなり、息も切らしている。


 ハイライトはマルカの姿を見ると、物凄い速度の攻撃をし始めた。


 その攻撃をマルカは防げなく、ハイライトはマルカが初めて見せた急所を見逃すことなく突いた。


 急所を突いて来た攻撃にマルカは膝を着きながらも、ハイライトが見せた隙をマルカも突こうとしたが、ハイライトは急所を突くとすぐに後ろに下がったので、マルカは急所を突けなかった。


 そのまま、マルカは地面に倒れた。


 『物理戦準決勝第二回戦!勝者はアキレア王国ハイライト!!』


 「「「「「ウォォォォ!!!!」」」」」


 ロウバイ陛下より勝者が知らされると、勝者のハイライトは握手のために立ち上がろうとしているマルカに肩を貸して立ち上がると、二人は闘技場の真ん中ではないが、握手をした。


 そして、観客からの大喝采を受けながら、二人は控室に帰って行った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ