表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
目の色で能力が決まる世界。この世界で俺はオッドアイ  作者: 北猫新夜
就任、そして四国最強決定戦

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

88/174

88話 魔法『彗星』

 四国最強決定戦の説明あり、エルフと個人的な関係を結んだ日から一週間が経った。


 その間、四国最強決定戦に出る選手たちは鍛錬に鍛錬を重ねていた。


 いつもは、仕事などがあるので鍛錬などの時間もないが、四国最強決定戦が始まる二週間の間は仕事がないので、その自由な時間を皆は鍛錬に当てている。もちろん、それは俺も・・・


 「ディアさん!この魔法使えますか?」


 俺はこの一週間のすべてをエルフの研究室で過ごしている。


 寝床は研究者に与えられる専用のベッドで寝させてもらっている。そのおかげで毎日目覚めが良く、気持ちがいい。流石はエルフが考えたベット。


 でも、食事に関してはあまり良くなかった。これも、流石はエルフと言った感じで、栄養を第一に考えた食事となっており、その食事には美味さは求められていない。


 ただただ、本当に栄養のことしか考えていない食事。


 この食事には耐えられないので、アキレア王国で食べ物を買って、その買った食べ物を魔法空間にしまう。


 朝食と夜食の時間になると、魔法空間から買った食べ物を取り出して、食べる。そんな生活をしながら『最先端魔法研究フォレフォントエッジ』に励んでいる。


 『最先端魔法研究フォレフォントエッジ』の最高の研究者であるニーナから、ある魔法について書かれた紙を渡された。


 「えっ、魔力消費300!?」


 紙に書かれていたのは、魔法名が『彗星』と書かれている隣に魔力消費300。そして、その下に『流星群』の下位魔法で、この魔力消費にしては珍しい魔力調節が出来る魔法と書いてある。


 とは言っても、魔力消費300ということは、最低でも300は魔力が要るということ。


 今までは俺の最高魔力消費である250以内の魔法士か試していなかったが、ここに来てようやく『最先端魔法研究フォレフォントエッジ』っぽくなって来た!


 俺は驚きはしたが、それは楽しみだからだ。


 俺は早速、転移の魔法陣に入って何もない荒野に来た。ここは、魔法研究をするのに最適な場所。


 辺りを見渡しても何もない。索敵魔法でも人や魔物などの気配は全然感じない。


 ニーナに渡された『彗星』がどんな魔法かを見る。


 『その名の通り、彗星のように見える物を降らせる魔法。


 本物の彗星ではないが、その姿はまるで本物の彗星のようだ。


 威力は一つの町なら簡単に滅ぼせるだろう』


 この下には想像の仕方が書いてある。


 『水色の塊が空から落ちて来る。それは、ものすごい速さで』


 ・・・まぁ、いけるか。


 俺はニーナに「魔法を使う」と言って、『彗星』の想像に入った。


 俺はもとは日本に居たので、水色の塊というよりも水色の隕石と想像した方がいいと思い、『水色の隕石が空高くからものすごい速さで落ちて来る』ような想像をした。


 すると、魔力を吸われる感覚があった。


 これは成功か?と思い、空を見上げると、水色の隕石が落ちてくるのが分かる。っていうか、こんな想像でいいのか?


 彗星がだんだん落ちて来て、地面に着きそうギリギリで俺は物理障壁と魔法障壁を張った。


 「バァァン!!」


 彗星は物すごい音を立てて落ちた。


 ニーナは彗星が落ちて出た煙に咳き込みながら、彗星が落ちた所に行く。


 「これは・・・ただの石?」


 「そうですね。でも、空から落ちて来た石なので「隕石」なんてどうでしょう?」


 「・・・ディアさん…いい言葉ですね!!そうしましょう!この石の名前は「隕石」です!!」


 ニーナはそう言うと、紙にペンで何かを書き出した。


 そして、書き終わったニーナは俺に書いた内容を見してくれた。


 「『彗星』の威力は町が滅ぶくらいの威力で間違いありません!そして、『彗星』は小さい「隕石」という石がものすごい勢いで落ちて来ることで、このような威力を出せることが出来る!」


 ニーナは俺に書いた内容を言うと、魔法空間からハンマーを取り出した。


 「バァァン!」


 取り出したハンマーで隕石を叩くと、隕石は割れて、破片などが飛び出た。ニーナはその飛び出た隕石の破片を取ると、走って転移の魔法陣に入った。


 ・・・はぁ。研究者って本当に自分勝手だな。


 俺もニーナの後を追って転移の魔法陣に入った。


 ・・・・・・

 ・・・・・・


 転移の魔法陣で研究室に戻ると、ニーナは隕石の破片をガラスの箱に入れていた。


 そして、ニーナはガラスの箱をしまって、研究所の入り口の方へ行ってしまった。


 俺は椅子に座って、行く前に飲んでいたお茶を飲み切った。


 お茶がなくなったので、新しいのを入れに行こうとすると、ニーナが行くときには持っていなかった紙を持って帰って来た。


 「ディアさん!今日はこの魔法を使って終わりましょう!」


 そう言われて、渡された紙には『流星群』と書かれた魔法名の横に消費魔力500と書いてある。


 「あの~、この魔法って禁忌魔法ですねよ?使ったらまずいじゃ?」


 「大丈夫です!禁忌魔法って書いているのは、もちろん危険という意味ですが、アルス様から許可は頂いています!!」


 「あ、そうなんですか・・・」


 そして、ニーナはまた転移の魔法陣に入って、荒野に行ってしまった。


 俺はニーナに渡された『流星群』の紙のどのような魔法かを見る。


 『『彗星』で落ちて来たような物が連続で落ちて来る正に禁忌魔法。


 この魔法を使えば、大国でも潰すことが出来るだろう。


 落ちて来る数は五つ。だが、その大きさは『彗星』の五倍は大きい』


 そして、その下に小さくこんなことが書かれている。


 『使いどころには気を付けろ』


 俺はこの説明を見て、『流星群』がどんな魔法なのかを想像してみた。


 まず、『彗星』の五倍の大きさの隕石が五つ落ちて来て、それは、大国を滅ぼすほどの威力・・・


 俺はメアロノロス王国が跡形もなくなる光景を想像してしまった。そのせいで身体がすこし震えた。


 そして、俺は『流星群』の想像の仕方を読んでから、転移の魔法陣に入った。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ