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目の色で能力が決まる世界。この世界で俺はオッドアイ  作者: 北猫新夜
秘書体験

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68話 開戦

 ディアが攫われてから一週間が経った。


 緊急会議でディアが攫われたことを皆に知らせたら、ディアを知っている人たちは「信じられない」と、いうような反応だった。


 そりゃ、そうだろう。最上級存在である「竜」にも勝てるディアが誰かに負けるなんて誰も思わない。


 そして、誰が攫って行ったのかは、富豪たちの差し金だということは分かっている。


 緊急会議ではディアの救出を議題に約一時間話し合って、救出は緊急会議から一週間後の今日ということになった。


 そして、救出すると同時に富豪たちを倒すことも計画された。


 富豪町に行くのは陛下とナノハ王女、そして俺と兵士たち。王城を守るのはゲパルト団長とカタリナ、そして兵士たち。


 「ゲパルト、頼んだぞ」

 

 「はい!陛下も頼みました!」


 団長との会話をした陛下は馬を引いて、富豪町に走って行った。そして、俺たちはその後ろを着いて行った。


 ・・・・・・

 ・・・・・・


 攫われて一週間が経った俺は今・・・


 「おかわり」


 ご飯をおかわりするなどして、牢屋生活を満喫していた。


 いや~、牢屋に入れられた時は、俺人生終わったなと思っていたけど、その日の夜のご飯がめちゃくちゃ美味かった。


 そして、次の日に腕に付けられた魔力を奪う腕輪を潰そうと地面に叩いていたら・・・綺麗に二つに割れてしまった。


 割れると、今まで感じなかった魔力が一気に俺の身体に戻って来たのを感じた。今なら、世界を征服することも簡単だと思えるほどやる気が出て来た。


 すると、牢屋の扉が開いた。俺は二つに割れた腕輪を腕に割れていないように見せた。


 『その腕輪は専用のカギがないと外れないんだ。いくら青目でも、その腕輪をカギなしで外すことは出来ない。諦めろ』


 俺の牢屋の門番の男はそう言って、お昼ご飯を置いて出て行った。


 ふ~ん。これは、カギがないと外れないのか。まぁ、カギがなくとも外れてしまったが。


 そして、置かれたお昼ご飯を食べるとこれもまた絶品だった。


 お昼ご飯を食べ終わると、牢屋の外で会話が聞こえて来た。


 『アキレア軍が攻めて来るらしいぜ?』


 『大丈夫だろ。一番危ないオッドアイは牢屋の中。パートさんが「オッドアイが居なければ勝てる」って言ってたし』


 ほう。アキレア軍が攻めて来る。でも、オッドアイが居ないから勝てる。じゃあ、今、俺が何かしたらややこしくなるな。


 俺はそう考えて、アキレア軍が来るのを待っている。そして、今となっている。


 ご飯は朝昼晩とあるが、毎日同じご飯で飽きてきたので、そろそろアキレア軍が来てほしいところだ。アキレア軍が来たなら、俺もアキレア軍に加勢して富豪たちを倒そう。


 そんなことを考えているうちにおかわりを食べ終わり、お昼ご飯を食べ終わった。


 「食器、お願いします」


 ご飯を食べ終わると、いつもそう言って、門番に食器を取ってもらう。


 「あの~、食器、お願いします」


 だが、門番は来ない。いつもなら、言った瞬間に来るのに・・・


 索敵魔法を使ってみたら、まさかの人の気配が一人もしなかった。これは、アキレア軍の到着か!?

 

 索敵魔法の範囲を広げると・・・おぉ!カランコエ陛下にナノハさん、そしてルニアの気配がする。


 これは、アキレア軍が来たということだろう。よしっ、早速ここから出よう!


 そういえば、久しぶりに魔法という魔法を使うなぁ。ずっと、『空間転移』しか使ってなかったからな。


 俺は『ウィルド』を使って鉄製の扉を吹き飛ばした。だが、久しぶりだったせいか威力を強くし過ぎて、牢屋の天井も吹き飛ばしてしまった。


 久しぶりに光を見た。そして、外の空気も吸うとさらにやる気がみなぎってくる。


 「ウォォォ!!!」


 身体魔法を最大まで掛けて、戦闘が行われている場所まで行く。身体魔法を最大まで掛けたジャンプは、見晴らしがよく、戦闘が行われている場所がすぐに分かった。


 空中では身動きが取れないので、『ウィルド』を使って戦闘場所まで行く。


 一週間ぶりに会う皆は成長しているだろうか。・・・いや、一週間じゃ成長はしないだろうな。


 ・・・・・・

 ・・・・・・

 

 富豪町の前に着くと、富豪町の兵士たちが待ち構えていた。だが、これは想定内。


 そして、兵士たちの中から陛下からモデラと呼ばれていた人が現れた。


 「これはこれは、そんな少ない数の兵士で我々に勝つつもりですか?あなたたちの最強兵士のオッドアイの少年は我々が捕らえている。勝ち目はゼロです」


 「・・・どうやって、オッドアイの少年を捕らえた?」


 「『魔力失輪』を使ったんですよ。少々高かったですが、まぁ、アキレア王国が手に入るんなら安い出費ですよ」


 俺はそう笑いながら言うモデラに言ってやった。


 「卑怯だぞ!!」


 「卑怯?私たちみたいな普通の人間にとっては、超人の方が卑怯だと思うぞ?普通の人間では絶対に勝てない力を生まれつき持っている超人は。なぁ、金目の小僧?」


 モデラがそう言うと、富豪軍が「そうだ!そうだ!」と、色んな人から聞こえた。


 そして、モデラが声を上げた。


 「お前ら!アキレア軍を打ち倒し、国を手に入れるぞ!!」


 そして、モデラの開始宣言で両軍が走り出すと、俺は「止まれ!」と、支持を出した。


 なぜなら・・・


 「ドォォォン!!」


 大きい何かがこちらへ来るの見えたから。そして、こちらへ来た大きい何かは、突っ込んでくる富豪軍の上に落ち、富豪軍は下敷きになった。


 アキレア軍は誰も下敷きになっていない。


 「な、なんだ!これは!」


 そう叫ぶモデラ。


 そして、落ちて来た大きい・・・鉄の天井?の上に、俺の秘書が立っていた。

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