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目の色で能力が決まる世界。この世界で俺はオッドアイ  作者: 北猫新夜
秘書体験

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57話 黒幕?

 「はぁ~」


 いけない。暇すぎてあくびが出てしまった。しかし、あいつ遅いな。そんなに距離はないと思うんだけど。


 「はぁ~」


 あーあ。あいつにも身体魔法を付与すべきだっただろうか。そしたら、今頃には28層に行っているだろう。


 カランコエ陛下は・・・ずっと首に掛けているペンダントを見つめている。


 !ようやく来たか。


 索敵魔法は常時発動しているので、索敵魔法にルニアの気配を感じた。よく見てみると、ルニアがかなり速く走って来ているのが分かる。やっぱり、あいつって運動神経はいいんだ。


 俺はルニアに「ここだよ」と、示すために手を振った。すると、ルニアも手を振って来た。・・・まぁ、手を振れるくらい元気なら休憩しなくいいな。


 「ディア!速すぎるだろ!!」


 「ルニアも身体魔法を使ったらいいじゃないか。それを俺に言われてもな」


 「いや、使ってこれだから!はぁ~、これだから魔力お化けは常識を知らなくて困る!」


 魔法は掛ける魔力量によって性能が変わる。それは、身体魔法も例外ではない。俺は魔力お化けではあるが、常識はある方だと思う。

 

 「お!ルニア君も着いたか!なら行くぞ!未知の世界、ダンジョン28層!!」


 「おー!」


 俺は右手をグーにして上げて、そう言った。


 身体魔法は、身体が強化されるからもちろん肺も強化されている。俺でも、ここに着いた時は少ししか疲れは感じなかったから、ルニアには休憩はいらないだろう。


 俺たちは未知の28層へ続く道を歩き出した。


 ・・・・・・

 ・・・・・・


 「魔物の強さは変わってないと思うが、未知の魔物が出てくるかもしれない!」


 28層の見た目は、今まで見て来たダンジョンと変わらない。まぁ、未知というだけで全然違うということはないか。


 俺たちは28層を新種魔物と出会ったが苦戦をすることもなく攻略した。


 29層もそのまま攻略してボス戦だ!と、思っていたらまた厄介な物を持っている魔物が現れた。


 厄介な物とは13層で出会ったオークが持っていた付与されている物のことだ。しかも、それがまさかの5体いるという事態。


 13層ならまだ分かる。いや、それでも分からないが、この29層という所に付与物が5個もあるとか、絶対に誰かが付与してるだろ。


 それ以外に考えられない。魔物の中で付与が出来る者が居るとも思わないしな。あ、でも、俺と同じ青目と水目を持っているオッドアイの魔物なら出来るかもしれない。


 いやいや、そもそも付与魔法は習わないと出来ないからそんなこと出来るわけないか。俺でも習って1、2週間は出来なかったんだからな。


 ここはもう『エクスレーション』を使って一発KOと行こうかな。


 俺が指を「ポキポキ」と、鳴らしているとルニアが俺に聴いてきた。


 「あの、一番後ろに居る「マッソル」見てみろよ。あいつの目、青じゃないか?」


 「え?」


 マッソルとは28層で出会った新種の魔物だ。ルニアがデカいからと、いう理由だけでマッソルと名付けた。


 俺はルニアの言っている一番後ろに居るマッソルに目をやると・・・あ~、あれは、確かに青目だな・・・


 でも、青目だからなんだ。もし、水目なら面倒だと思ったが青目なら面倒とは思わない。


 青目はただ、知力が上がるだけなので問題はないが、水目は魔力が上がるのでその分付与物の耐久力が高くなる。『エクスレーション』1回で倒すことが出来ないかもしれない。


 「ほぉ。超人の魔物か。いや、人じゃないから超魔物か。初めて見たな」


 「やっぱり、珍しいんですね。陛下でも初めて見ただなんて」


 俺はそう言って、指ポキをやめて皆の前に出た。


 「お前について詳しく知りたかったが先を急いでるんだ。爆ぜろ!マッソル!『エクスレーション』」


 俺の『エクスレーション』はマッソルたちを囲んで爆破している。爆破の中から様々な叫び声が聞こえて来た。


 『エクスレーション』は約5秒くらいで終わる。だから、生き残るやつもいることは多々ある。


 「はぁ、はぁ、はぁ」


 爆破が終わった時に索敵魔法に魔物の気配を感じたと思ったらやっぱり青目を持った超魔物が居た。ただ、その姿は瀕死だった。


 おそらく、付与物を持っていた5体のマッソルたちの中に居たんだろう。


 「な、なんという魔法・・・。あのお方から貰ったこの付与物が壊れるとは・・・」


 青目を持つマッソルはそう言うと、息を大きく吸って言った。


 「お前らに一つ言いたいことがある・・・俺たちの名前はマッソルなんかというダサい名前ではなく、「マッスル」と、いう偉大な名前だ!!」


 マッスル改め「マッスル」の青目を持つ超魔物はそう言って、索敵魔法に気配を感じなくなり、俺たちの目の前から消えた。


 魔物って青目を持っていると話せるのか。これは、クルミナでは習わなかったことだな。


 あいつとだったら話し合いでここを通れたのかな。自分で倒しといてなんだがそう思ってしまう。


 でも、あいつのおかげで分かったことがある。


 俺たちが『最初のダンジョン最高攻略28層の記録者』ではないこと。



 

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