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目の色で能力が決まる世界。この世界で俺はオッドアイ  作者: 北猫新夜
秘書体験

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52話 『エクスレーション』

 「じゃあ、ステナリア王女は連れてこれないということか?」


 ポーションを使えば魔力は回復できるが、今『魔法空間』には2、3本しか入っていない。


 「はい。魔力ポーションがあれば行けるんですが・・・」


 「ま、魔力ポーション・・・すまない、持っていない」


 ふふっ。作戦通り。正直、もう一回ステナリアの所へ行ってもあいつは絶対来ないと思うので、魔力ポーションで魔力を回復して、来ないと分かっていて『空間転移』の往復分の魔力を使うのは魔力の無駄使いになる。


 この中で魔法を使うのは俺とカタリナ。でも、カタリナは前線で戦うらしいので、魔法は使わずに剣を使うだろう。なので、魔力を使う者がいなければ魔力ポーションを持ってくる必要がない。


 「まぁ、ダンジョンから帰って来た時だけステナリアに来てもらい、回復してもらいましょう」


 「あぁ、そうだな!そうしよう!!」


 カランコエ陛下はそう言うと、カタリナとルニアに大きな声で「ダンジョンへ入るぞ!」と、腕を上げて言った。


 ・・・・・・

 ・・・・・・


 「お前たち、ここから先は一瞬の油断が命取りになるダンジョンだ!気を引き締めろ!!」


 先頭にカランコエ陛下とカタリナ、その後ろに俺、俺の後ろにルニアのフォーメーションでダンジョンを進む。


 カランコエ陛下は俺たちにそう言うと、ダンジョンへ足を踏み入れた。それに続いてカタリナ、俺、ルニアの順でダンジョンへ入った。


 ダンジョンへ入ると俺は索敵魔法を発動させた。


 「魔物の気配はないですね」


 「あぁ、1層では魔物は出ないんだ。もし、居るとすれば2層から上がって来た魔物だけだな」


 1層は安全地帯というわけか。


 そんな会話をしていると、下へ続く道が見えた。これが、2層へ続く道なのか?早くないか?


 「これが2層へ続く道ですか?」


 「あぁ、そうだ。この先から魔物が出てくるぞ!」


 俺たちは2層へ続く道を歩いて、2層へ到着した。すると、索敵魔法に魔物の気配を感じた。そして、俺の感じた通り、前から9体のゴブリンが出てきた。


 「いくぞ!」


 カランコエ陛下がそう言うと、ゴブリンがこちらに走って来た。


 「はぁぁ!!」


 大きな声を出しながら大きな剣でゴブリンを倒していくカランコエ陛下と声は出さずに冷静にゴブリンを倒していくカタリナのおかげで、第一回目の戦闘が終了した。


 そして、倒したゴブリンは消えた。


 これが、ダンジョンなのか・・・


 俺たちがここで死んだら、この魔ゴブリンのように消えるのだろうか。


 「・・・3層を突破したら、『記録球』を使う」


 俺が消えていったゴブリンが倒れていたところを見ていると、カランコエ陛下はそう言った。


 「3層までに、ディア君とルニア君は戦闘に慣れておいてくれ」


 「「はい」」


 俺たちがそう言うと、索敵魔法に先ほどと同じゴブリンの気配を感じた。しかも、それは、俺たちの全方位。ここは、皆に任せてもいいのだが俺もダンジョンの魔物の力を知っておきたい。


 俺は、ゴブリンの気配を感じるとすぐにダンジョンの地面を叩いた。


 そして、俺はルニアとカランコエ陛下、カタリナに魔法障壁を張った。そして、俺はある魔法を使った。


 「爆裂魔法『エクスレーション』」


 「バァァン!!」


 俺が使った魔法はこちらへ走って来るゴブリンを一掃した。死体を残さずに・・・


 爆裂魔法『エクスレーション』とは、2種類ある爆裂魔法の内の1つ。『エクスレーション』ともう一つは『エクスプロージョン』という魔法。


 『エクスレーション』と『エクスプロージョン』なら、『エクスプロージョン』の方が何倍も威力が高い。


 俺が『エクスレーション』を選んだ理由は、先ほどダンジョンの地面を叩いた時に、『エクスレーション』ならダンジョンが壊れないと分かったから。


 もし『エクスプロージョン』を使っていたのなら、1層、2層、3層がなくなっているだろう。魔力調節が出来ない魔法なので、一回も使ったことがない。


 一度でいいから使ってみたいものだな『エクスプロージョン』と、いう最強爆裂魔法を。

 

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