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目の色で能力が決まる世界。この世界で俺はオッドアイ  作者: 北猫新夜
秘書体験

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51話 笑顔はOKの証

 「てめぇは言葉が分かんねぇのか?「「あ」ってなんだ」って言ってるんだよ!」


 「「あ」?意味はないよ!ただ、ここに来た理由を思い出しただけであぁぁ!!ギブゥ!!」


 俺がステナリアの肩を掴んでいたはずが、何故かステナリアが俺の肩を掴んでいる。しかも、肩を掴んで激しく前後に揺らしていて、今にも俺の頭と首が離れそうな勢いだ。


 俺が「あ」?について説明すると、ステナリアは俺を揺さぶるのをやめた。


 「はぁ・・・ってお前、口悪すぎだろ!」

 

 流石、保健室送り王女様だなと、言おうと思ったがそれだと、いつまで経っても話が進まないのでやめた。アキレア王国に居るルニアとカタリナ、カランコエ陛下も待っているからな。


 「ふふっ、それで、ここに来た理由は何ですか?」


 「あぁ、ステナリア。アキレア王国に来てくれないか?」


 俺がそう言うと、ステナリアは笑顔になった。よかった。これでダンジョン攻略が楽に出来る。俺が「ありがとう」と、言うとステナリアの顔は?を浮かべた。


 「え、アキレア王国に来てくれるってことだよな・・・」


 「え、無理ですけど・・・」


 「・・・え、なんで!?」


 お前、その笑顔は絶対にOKのサインだっただろ!ステナリアはなぜ来れないのかを説明してくれた。


 「ここからだとまぁ、メアロノロス王国にはディアの『空間転移』で行けるとして、アキレア王国には一週間は掛かるでしょう?」


 ステナリアは続けて言った。


 「私は、一週間後にパーティーに参加することになっているの。だから、アキレア王国には行けないわ」


 なるほど。一週間後か・・・


 ステナリアは俺がアキレア王国に行っていないかと思っているだろう。だから、アキレア王国に行くために一週間掛かると思っている。・・・う~ん、でも、一週間でダンジョン攻略出来るかな?


 それを考えると、やっぱり出来ないような気がする。ここに来てもう20分経った。皆もダンジョン前で待ってくれているから、もう帰ろう。ステナリアが居ないのは、だいぶ痛いが・・・


 「・・・分かった。時間を取ってしまって悪かったな」


 「・・・アキレア王国に何で行くのですか?」


 「アキレア王国第一王女をダンジョンから助けるためだ」


 俺はそう言って、遮音結界と物理障壁を張って、俺が乗っていた馬車の中を考えた。


 「『空間転移』」


 馬車の中を完全に思い出すと、『空間転移』を使った。


 『空間転移』を使った時にステナリアを見ると、目を丸くして俺を見ていた。


 さらば、ステナリア。今度会う時は、俺がアキレア王国の王女を救って、英雄になった時だ。


 ・・・・・・

 ・・・・・・


 ステナリアの部屋から『空間転移』を使って、馬車の中へ転移した。俺は馬車から降りた。


 俺が降りて来たのを見ると、カランコエ陛下が猛ダッシュでこちらに走って来た。


 「それで、ステナリア王女は来てくれたのか!?」


 「すいません。一週間後に用事があるみたいで。それに、やっぱり、王女が急に出て行くともなれば、皆が大慌てですので、こちらへ来ることは出来ないようです」

 

 後の話は俺の作り話だが、まぁ、合っているだろう。


 「・・・一週間以内だったらいいのか?」


 「それは、まぁ、大丈夫だと思いますが・・・」


 「なら、すまないがディア君!もう一度ステナリア王女をここへ呼んできてくれないか?」


 「いいですけど、それは、一週間以内にナノハさんを救出出来るってことですか?」


 「あぁ、ダンジョン財宝にそういう物があるんだ」


 カランコエ陛下はそう言うと、小さいバックから小さい球を出した。


 「それは?」


 「これは『記録球』と、いうものだ。もし、これを持ってダンジョンへ入って13層で帰って来たなら、この『記録球』を消費して、13層からもう一度始めることが出来る」


 一回限りのセーブポイントのような物か。


 しかし、俺の今の魔力では『空間転移』を使うことが出来ない。なので、ステナリアの所へ行くことが出来ない。


 「カランコエ陛下、ステナリアをここへ呼びたいのはやまやまですが、今の俺の魔力が『空間転移』が使えないんです」


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