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目の色で能力が決まる世界。この世界で俺はオッドアイ  作者: 北猫新夜
秘書体験

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47話 カランコエ・アキレア

 「これから、王城に行って、帰ってきたことをお父様に知らせてから、すぐにでもダンジョンに入りたいです」


 「俺はそれで問題ない。ルニアはそれでいいか?」


 「あぁ!」


 俺は窓からアキレア王国の国民を見ている。国民の雰囲気はとても重そうだ。皆の顔には笑顔ではなく、心配している顔をしている。


 二人の王女が国から居なくなっているからだろう。まぁ、この馬車にその内の一人は居るが。


 そんなことを思いながら王城に着くのを待つ。


 6分後・・・


 「私が初めに馬車から出て、お二人のことを伝えます。私がお二人の方を見たら馬車から出てきてください」


 ロオから「もうすぐ着く」と、知らされたので、俺たちは準備をしていた。


 すると、道は坂道になった。


 先ほどまでは王城の上の部分しか見えなかったのが、坂道を上るにつれて、だんだん王城の下上り終えるとの部分も見えてきた。


 坂道を上り終えると王城の全体が見えて、王城の入り口に二人の門番が居ることが分かった。どの国でも門番って二人なんだな。


 そして、王城の入り口の前に止まると、入り口に居た門番の二人がこちらに向かって来た。


 「では、行ってきます」


 カタリナはそう言って、扉を開けて、馬車から降りた。カタリナは馬車から降りる時に扉を閉めた。


 「「カ、カタリナ様!!」」


 扉越しでも聞こえてくる声で「カタリナ様」と、門番の二人がカタリナを見ると叫んだ。そして、門番の二人は叫ぶと同時に泣き出した。


 カタリナと門番の二人がどんな会話をしているか分からないが、三人の会話の様子を見ると、とても盛り上がっているように見える。


 そして、カタリナと門番の二人が俺たちを見てきた。俺たちは先ほどのカタリナとの会話通りに馬車を降りた。


 「おぉ!あれが、俺たちの救世主!そして、メアロノロス王国の次期国王!」


 「あぁ!眩しいぜ!!」


 俺たちが馬車から降りると、門番の二人がそんなことを言い出した。


 「初めまして、この度はアキレア王国第一王女のナノハ様の救援を受けて、メアロノロス王国から来ました。陛下との面会は出来ますか?」


 ・・・こういう、大事な時のルニアはマジで「本物か?」と、毎回思ってしまう。


 「は、はい!もちろん、出来ます!!」


 ルニアの質問に門番の二人の内の一人がそう答えると、走って王城の入り口の扉を開けた。そんな感じでいいのか、門番って・・・


 「ありがとう」


 王城に入る時に扉の両サイドに居た門番の二人にルニアはそう言った。そして、王城に入ると後ろから門番の二人の声が聞こえた。


 「かっこいい...!」


 「あぁ…確かにあれは国王に相応しい!」


 ・・・まぁ、顔は確かにかっこいいと思うが、普段のこいつを見れば、国王に相応しいとは思わないだろう・・・


 だが、この時のルニアは次期国王をしての雰囲気を出していて、俺も普段のように気軽に話しかけることが出来ない時もあった。今は話しかけれるけど。


 俺たちはカタリナの後ろを着いて行って、謁見の間に向かっている。


 ・・・流石は経済の中心地。同じ大国のメアロノロス王国と王城の大きさあまりは変わらないが、中の装飾品などが高級品ばかりだ。


 階段の手すりや窓の縁が全て金で出来ていて、この国の財力を示しているようなものだ。


 階段を上る時、この手すりを使っていいのかすごく悩んだ末に、使わないことを決意した。もし、使って壊れたり、汚れが付いたらと思うと、俺の「バイガレオ」がより遠くなる。


 そして、カタリナの後ろを歩て行くと目の前には、また門番が二人居る扉があった。しかも、その扉は金で作られていて、輝きがすごい。


 「「カタリナお嬢様!帰って来たのですか!?」」


 あぁ、そうだ。また、この流れか・・・


 「はい。つい先ほど帰って来ました」


 カタリナがそう言うと、扉の向こうから「ドンドンドン」と、誰かが走って来る音が聞こえて来た。これって、あの人だろうな・・・


 俺がそう考えていると、すごい勢いで扉が開いた。そして、中からは俺の予想していた人が出て来た。


 「おぉ!我が愛しのカタリナよ!よく無事で帰って来た!!」


 そう。アキレア王国の国王カランコエ・アキレアである。


 カランコエ陛下はそう言いながら、カタリナへ飛びつこうとしたが、カタリナはぎりぎりでそれをかわした。


 カタリナがかわしたということは、次はその後ろに居る人に当たるということ。なら、当たるのはカタリナの後ろに居る俺ということになる。


 すごい勢いで来るカランコエ陛下を俺はかわせないと考えた俺は、ぎりぎりで物理障壁を張った。


 そして、カランコエ陛下は俺の物理障壁に顔がぶつかった。

 

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