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目の色で能力が決まる世界。この世界で俺はオッドアイ  作者: 北猫新夜
秘書体験

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38話 戦闘民族「デイジー」

 カタリナから聞いたことのおかげで俺は気分がいい。今までの不安が全て吹き飛んだ。


 今の内にナノハさん救出のお礼を考えておこう。まずは関係を良くしたいな。だが、やっぱり、お金の援助が一番してほしいことだな・・・


 俺がそんなことを考えていると町の方から声が聞こえて来た。


 「お、もうすぐ着きますよ」


 窓から外を見ると、デイジーが一か所に集まっていた。多分、ホロストが帰ってくるのを待っているんだろう。


 馬車は進み、俺たちの馬車はデイジーが集まって通れないので、デイジーが集まっている前で止まった。


 まず、馬車からはホロストから出てもらう。もし、俺かルニアが出たら一斉に襲い掛かってくるかもしれないからだ。カタリナは一度来ているから大丈夫だろうけど。


 ホロストは馬車から出て、皆の所へ走って行った。俺は窓に顔が付くぎりぎりから、向こうはどのような状況なのかを見ている。


 皆、最初はとても神妙な顔をしていたが、時間が経つにつれて、笑い声と笑顔が増えていった。王熊について話したのだろう。


 「皆さーん!来てください!」


 すると、外に居るホロストからそう呼ばれたので俺たちは、カタリナ、俺、ルニアの順で馬車から降りた。


 俺たちは馬車から降りてデイジーが集まっている所へ向かう。視線が俺にめっちゃ集まっているような・・・ 


 俺たちはデイジーが集まっている所に着くと、集まってるデイジーの中でも大柄な男に身体を持たれた。そして、集まっているデイジーたちの真ん中に連れていかれた。


 「「「「「「せーの!!」」」」」」


 俺はデイジーたちに空へ投げられた。しかも、4,5m投げられて、空中で二回転しながらまた、デイジーたちの元へ戻ってきた。これを何回もされた。やばぁい、頭がぁ・・・


 また、デイジーたちの元戻ってきて、また空へ投げられると思っていたら、空へ投げられることはなく、そのまま俺を地面へ降ろした。俺は頭痛が治る魔法を・・・使わなかった。


 っていうか、そういう魔法も回復魔法に入るので、もし、開発できても光目を持っていない俺には使えない。


 「皆!このディアさんが、あの王熊を倒してくれたんだ!!」


 「「「「「「おおぉぉぉぉ!!」」」」」」


 俺はデイジーに囲われていて、ホロストの言葉を聞いて何か来るなと思い、遮音結界を張っていた。隙間から見えるルニアやカタリナの仕草や表情から、今、とてもうるさいことが分かった。ふぅ、よかったぁ。


 それから、ルニアとカタリナの仕草や表情を見て、遮音結界と止めると同時に急にホロストに呼ばれた。


 「ディアさん、王熊の死体を見せてもらってもいいですか?」


 「あぁ、いいよ」


 俺はホロストにそう応え『魔法空間』から王熊を取り出した。取り出す際、俺の力じゃ到底王熊は持てないので、自分の身体に『身体強化魔法』を掛けて王熊を取り出した。


 俺は王熊を出すために空けてくれた所に王熊を出した。


 「おぉ!こんなに綺麗な王熊は初めて見たな」


 俺が取り出した王熊を見た人の中で、先ほど俺をデイジーたちの真ん中へ持ってきた大柄な男が王熊の死体を見てそう言った。


 「しかし、これは・・・あぁ、なるほど。心臓に刺さったのか。あの、王熊の皮膚をも貫通出来るほどの・・・これは魔法か?すごいな!」


 それからも、たくさんの人から王熊の死体に対して称賛の声があった。めっちゃ、気持ち良い。


 それからすぐに、デイジーたちによる王熊の解体作業が始まった。皆は手慣れた手つきで自分よりも大きい王熊を解体していく。王熊の厚い皮膚を淡々と剝がしたりもしている。


 これだけ見たら全然厚い皮膚には見えないが、俺の『ウォルキーン』が貫かない程の厚い皮膚を持っている。そんな皮膚を簡単に笑顔を見せながら剝がしていくデイジーたち・・・恐ろしい...


 俺に笑顔を向けながら淡々と皮を剝いで行く姿に、俺は身体がものすごく震えた。

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