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目の色で能力が決まる世界。この世界で俺はオッドアイ  作者: 北猫新夜
秘書体験

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30話 アキレア王国へ出発

 「ん?2人ともどうしたんだ?なんで、そんなに目を合わさないんだ?」


 陛下に褒められていたルニアが俺たちを見てそう言った。何でお前はいつもこんな時に来るんだ…


 「いえ、私の早とちりですので、ディア様、申し訳ございません」


 「大丈夫です。本当の俺を分かってくれたなら…」


 「はい、ディア様の認識を改めました」


 「・・・聴きますが、どのように改めましたか?」


 完璧人間ではなく、遊び心がある。このくらいの感じに改められているなら良い。


 「失礼を承知の上で言いますが、いつも、深く、深く、色んな事を考えている人から、いつも、色んな事をそんなに深く考えていない人になりました」


 これは、いい方向に改まったのか?


 ・・・なんかより、気まずくなった気がする。


 ・・・・・・

 ・・・・・・


 1台の馬車に3人は多いだろと俺は思う。しかも、馬車の中で暴れる奴が居る時なんて尚更。


 アキレア王国には王族専用の豪華な馬車で行く。王族専用の馬車は2台しかなく、1台は俺たちが使い、もう1台は今日陛下が使うらしい。何でも、昨日の光目収集の件を聴きに行くらしい。


 俺は普通の馬車でいいと言ったが、カタリナに無理やりこの王族専用の馬車に乗せられた。まぁ、アキレア王国やダンジョンについて色々聴きたいからいいか。


 陛下とルリイは、この馬車に乗る前に挨拶を済ませ、ルレイ先輩は所属している騎士団が忙しいらしく挨拶が出来ない。なので、俺たちを見送りしてくれるのは王妃様だけ。


 「メアロノロス王国の次期国王として恥のない行動をしてくださいね、ルニア」


 ルニアへ向けられている眼光が凄く怖い。


 やっぱり、王妃様って全員怖いなと思う。俺は、スカシユリ王国とメアロノロス王国の王妃様としか会ったことがないが、2人ともめっちゃ怖い。


 「ディア、ルニアのこと頼みましたよ」


 王妃様はルニアにそう言った後、俺にはルニアの時のような怖く鋭い眼光ではなく、優しい目でそう言ってきた。


 国王になら「嫌」と言えたかもしれないが、先ほどの眼光を見た後にそんなことを聴かれたらこう答えるしかないだろ…


 「はい、任せてください」


 王妃様、この約束、俺は破るかもしれません。破るかもっていうか、絶対破ります。任せてください。俺は王妃様の目を見てそう心の中で誓った。


 「カタリナ、お姉さん見つかるといいですね」


 「はい、私の命に代えてでも見つけ出します。王妃様もありがとうございました」


 「はい、その命が代えられずに見つけられることを祈っています」


 なんか、怖い話しているな…。そんなにダンジョンって難しいのか?それも、アキレア王国までの道中でカタリナに聴くとしよう。


 カタリナと挨拶を終えた王妃様は、この馬車を引いている人に頷くと馬車が動き出した。

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