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目の色で能力が決まる世界。この世界で俺はオッドアイ  作者: 北猫新夜
秘書体験

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24話 回復魔法を使える人

 あれから5分経った今、ルニアはまだ陛下と頬をこすり合わせていた。この5分の間に机の上にあった食事後の皿をメイドが全て持っていってくれた。

 

 「ディア、どうにかしてくれ、頼む・・・」


 陛下がしんどそうな目で俺にそう言ってきた。陛下からのお願いだからやらざる負えないか...


 俺はため息を吐きながら立ち上がり、ルニアの元へ来た。


 そこで俺は、風魔法『ウィルド』と本当に小さい、小さい、小さい、熱さを少ししか感じないくらいに調節して火魔法『イグルス』を使った。


 そして『ウィルド』を使っている手を輪っかにしてルニアの耳に向けた。


 「アハァ~」


 ルニアは気持ち悪い声を出して地面に倒れた。気持ちよさそうに・・・


 俺はルニアにちょうど気持ちいいくらいの温度の風をルニアの耳に浴びせた。


 「ん、俺は・・・」


 「お前は、俺と勘違いして陛下と頬をこすり合わせてたんだよ」


 意識を取り戻したルニアに俺は真実を伝えると、ルニアはゆっくり陛下の方を見た。向いてきたルニアに陛下は「うん」と頷いた。


 真実を知ったルニアは赤くなっている頬に両手を置き、真っ青で発狂しそうな顔になった。そして、ルニアは俺に救いでも求めるような目を送ってきたが、すまんなルニア。俺は回復魔法が使えないんだ。


 『空間転移』を使えば回復魔法を使えるステナリアの所まで行けるけど。


 「ルニア、痛いか?」


 俺がルニアにそう聴くとルニアは高速で頭を上下した。


 「この王宮に光目を持っている超人って居るんですか?」


 「すまない、今日は緊急でギルドが光目の超人を収集して我が家の光目の超人はそれに行ってしまって、ここには居ないんだ」


 俺はそれを陛下から聞くとステナリアの部屋の前を思い出し始めた。


 もし、ステナリアの部屋の中に『空間転移』を使ってしまうと、15歳の思春期の女子の部屋に勝手に入ったと言うことで、まずステナリアから10発、そして刑務所行き。


 そんなことを考えているとと思い出すのを失敗してしまった。


 俺は両手で頬を叩きもう一度思い出す。


 「ルニア、肩握っておけよ」


 俺は最後、ルニアにそう言って遮音結界を耳に張った。


 決して広くない赤い廊下、薄茶色の大きい扉・・・


 ここは確か白だった・・・よしっ、ステナリアの部屋の前を全て思い出して、『空間転移』を使った。


 ・・・・・・

 ・・・・・・


 「ふぅ」


 2日前に卒業祝いで王宮に来て、家に帰る前にちょこっとステナリアの部屋で遊んだ以来だ。・・・めっちゃ最近だな...


 俺は耳にしていた遮音結界を止めて、早速ステナリアの部屋の扉を叩いた。


 『はい』

 

 「ステナリア、俺だ」


 『でぃ、ディア!?ちょ、ちょっと待っててください!』


 ステナリアがこんな慌てた声を出すことは中々ないから少し驚いた。


 ルニアも驚いているだろうと思いルニアを見ると、俺の予想とは違いルニアは俺のことを目を細めて「ジー」と見ていた。


 「・・・なんだよ」


 「いや、「俺」って言うだけでステナリアにディアってことが伝わるのすごいなーと思ったんだ」


 「?まぁ、長い付き合いだからな。俺もたぶん、声だけでステナリアって分かるぞ」


 質問の意味がよく分からなかったが俺はルニアにそう答えると、ルニアは頬を抑えたまま「ふ~ん」と言った。なんなんだこいつ?


 そしてルニアとの会話が終わると同時にステナリアの部屋の扉が開けられた。開けたのはステナリア本人。


 「2日ぶりだな、ステナリア」


 「えぇ!2日ぶりですね!ディア…と…るに…あ…」


 ステナリアはルニアを見た瞬間に一気にテンションが下がって、目のハイライトもなくなったような気がする。ステナリア、その気持ち分かるぞ。


 

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