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目の色で能力が決まる世界。この世界で俺はオッドアイ  作者: 北猫新夜
秘書体験

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22話 ドライヤーは殺人魔道具

 俺が『ライデント』『クリア』を繰り返していると魔力回復風呂から出たルニアに「出よう」と言われたので俺は風呂から出た。


 『ライデント』も本当に弱い電流で全然魔力を使わなかったし、『クリア』も今回指定した範囲が小さかったから魔力を余り使わなかった。


 俺たちは大浴場から出て髪をタオルで拭いていた。


 「ディア、いつもの頼む」


 俺は自分の作業を止めた。


 「じゃあ、いくぞ」


 俺はそう言って、魔力をコントロールして右手に小さな火の玉を作り、左手には魔力をコントロールして弱い風を作り、右手を前に、左手を後ろにして、それをルニアに向けた。


 そうすると、ルニアの方に温かい風が吹いた。


 これは前世で言うとドライヤーに近い物だ。


 シャワーは魔道具内で水魔法『ウォル』と火魔法『イグルス』が発動されてお湯が出てくるが、ドライヤーは魔道具では出来ない。


 もし、魔道具でドライヤーを創ってしまうと、ドライヤーを使った人の髪が絶対に燃えて髪が臭くなってしまう。


 シャワーで使う『ウォル』と言う魔法は元から放たれる水量が少なく、魔力をコントロールして出力を調節する必要がない。


 『イグルス』は元から火力は高いが『ウォル』から放たれた水を温かいお湯にするためにはそのままの『イグルス』の魔法を使う。


 シャワーには魔力をコントロールする必要がないため魔道具が創られたが、ドライヤーは違う。


 ドライヤーでは火魔法『イグルス』と風魔法『ウィルド』を使う。


 で、これが問題。


 『イグルス』と『ウィルド』は火魔法、風魔法の中で一番簡単な魔法だが、どちらも威力が高い。


 だからこそ、そのままの威力で放出すると大変なことになる。


 魔道具では魔力をコントロールすることは出来ないので、ドライヤーの魔道具は創れない。ドライヤーの魔道具を創ったら一種の殺人魔道具になってしまう。


 ルニアの髪を乾かし終わると、俺の髪も同じ方法で髪を乾かす。


 ルニアの髪は俺が乾かし、俺の髪も俺が乾かす。いくら魔力をコントロールしているとは言え、髪が乾くまで魔法を使うならルニアの魔力ではもたない。なので、俺が両方する。


 「よしっ」


 俺は髪を乾かし終わると魔法を止めて服を着た。


 ・・・・・・

 ・・・・・・


 お風呂から上がるとまだご飯の時間のじゃなかったので、ご飯の時間が来るまでルニアの部屋で待機することにした。


 俺はルニアに準備された椅子に座りながら、ルニアとご飯の時の挨拶の流れを確認していた。


 「家族には、ディアが来たってことはもう知らせてあるから、そう固い挨拶する必要はない」


 「本当にいいのか?国王だぞ?」


 「父さんもディアにはそんな固くなってほしくないらしいから、軽くするだけでいいよ」


 俺とルニアがそんな会話をしていると部屋の扉が叩かれた。


 『ルニア様、ディア様、お食事の時間であります』


 扉の向こうからルニア専属メイドのルリイの声が聞こえた。


 「分かった。今行く」


 俺とルニアは椅子から立ち上がり、ルリイによって開けられた扉を通り、ルニアの家族が集結しているリビングに歩き出した。

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