初めての接触
マリー いわく 馬車での移動だということ 15人程度の人らしき集団
一人一人が 武装している様子であるということ
こちらは とりあえず セカンドである武器 兜割から流派に特化した小剣を腰に差し
対応をとる まだまだ 時間はありそうなので マリーとその時の対応を協議する
「マリー とりあえず索敵を維持しつつ 敵に殺意やいきなり襲い掛かって来た時まで
現状を維持していこうか!」 「ワタル 了解しました」
まだ時間があるので まずPODをステルス化 そして簡易のテントを立てる
さも野宿をしているように 切り株に座り お茶を飲んでいたら
その集団が 武装を維持しつつ近づいてきた
「:::;:・:::::!!」
言語が通じない!? こんなこともあるかもしれないと 自分の脳には
AIマリーと共有しているマイクロチップが埋め込んである
すぐさま マリーが言語を解析 蓄積をしてくる 最初は認識できる言語が少なく
マリーは上手くしゃべらして言語の蓄積をしていく ほんの少しの時間で
マリーはそれを解析して 自分の脳にあるマイクロチップに送り込んできた
「俺の言っている言葉がわかるか? わかるのなら 返事をしていってほしい」
そう言って 彼はこちらを探るように警戒をしながら 近づいてくる
「 ちょっと待ってくれ! これ以上近づいてほしくない 今の位置を保って
話をしよう」
それを聞いた相手は ほっとしたように 「よかった 言葉が通じている」
っと言って 少しの警戒を解いた
「もう一度言うが 俺はこの地を治めている辺境伯様の部下で 子の部隊の隊長を
任されている デイビットという 出会って草々だが ここでなにをしている?」
「俺は ワタル 東のほうから徒歩で来たのだが 自由気ままに旅をしてる」
「そうか それで少し聞きたいのだが この五日前頃に 領民の一部が 天から
光が落ちてきて 東側の森に落ちたなどという知らせが 領主館に届けられた
それを重く受け止めた領主様が 俺に見てくるように言われて 部隊を引き連れて
ここまで来たのだが 何か見なかったか?」
こんなこともあるだろうと マリーと口裏を合わせたストーリーをしゃべった
「確かに 俺が野宿をしているときに 森の奥に光が天から降ってきて ドカン!!
という音とともに鳴っていた 自分たちからは そんなに近くなく 森の奥のほうで
あったため 知らん顔を決め込んで 野宿をしていたところだ」
「そうか 別に怪しんでいるつもりはないが とりあえず 報告もしないといけないので
質問をした 気に障ったら 許してくれ」
「あぁ 分かった 気にしていない」
彼も それ以降あまり詮索してこなかった 第一 この広い森の奥を
どうやって探し出して現地に行くのか これ以上の報告はめんどくさいことに
なるだろうと適当に自分の意志でけりをつけたようだ
そして 本題というか これが今の目標というか 俺に対して同行を求められた