獣の森の泣き声 Part3
ちょっとダイス目に疲れたので新作「シリアスなダークファンタジーを書くよ!」を投稿しました。
ぜひ読んでみてください。
三度目の正直。うん、三度目の正直だな。
「きょうおかしい…おかしいレベルででめがたかい」
取り敢えずもう一度判定。
アイデア50 《31》
「あっ…せいこうした」
やっとか…。
直感的に、何となくだがこの森には何かがいると確信する。
「…いや、わかってんだよそんなことは」
何となくそうだろうとは思っていたけど本当に無駄な情報だった。
気分を落ち着かせてもう一度振る。
隠れる10 《15》
「ん〜ん、ちょっとたりない」
とは言え出目が低いのはいい事だ。このまま振ろう。
ナビゲート10 《59》
一向に前に進まない。事態が前進しない。
今現在死に戻りのアドバンテージが虚無に近いんだが。無駄死にとか悲しすぎるだろ。
聞き耳25 《43》
「まだまし」
そろそろ良い結果を出して欲しい。
お願いだから。
幸運90 《83》
「おっしゃあっ‼️」
がさっ!
じぶんの雄叫びに反応したのであろう、襲撃者が馬脚を表した。
”それ”はボロ布を着た痩せた人間の様な見た目をし、引き攣った鳴き声の様な声をあげている。
だがしかし”それ”は人間にはありえない要素、皺だらけ灰色の皮膚、鋭い鉤爪、肉食獣の様な牙、蹄状に割れた足を持っていた。
「まあ、食屍鬼だな。」
探索者兄貴ならそこそこの頻度で会った事があるだろう下級の独立種族だ。
「にしても…」
こいつ知性無くない。グールって普通に人間と同じく位の知性があったはずだけど?
と言うかなんか、感情を感じないと言うか…まるで、機械を相手にしているみたいな。
取り敢えず戦うか。
DEX的にじぶんが後攻だろうな。
因みに探索者は戦闘時にターン制となる特性がある。
「グールはにかいこうげきなんだよなぁ…あっ…きた。」
見た限り、グールはナイフを持ってない…さっき持ってたのはじぶんが致命的失敗したからなんだろうなぁ。
そもそも何で二回連続で幸運ファンブルするのか。
グール:噛みつき30 《46》
グール:かぎ爪30 《22》
「おっとぉ…」
避けるか…受け流すか…
幸運90 《53》
「いいねぇ…」
跳躍85 《53》
「ふふっ…」
操縦・風31 《62》
「…ちっ」
回避0+10+10 《73》
「うーん、これはよけれない」
受け流すか。
幸運90 《24》
こぶしもいけるか?
こぶし50 《22》
「おーしおしおし」
クトゥルフ神話知識で”グールの肉体の可動域を調べる”とか理由付ければいけるか?
いけそう、いけるいける。
クトゥルフ神話知識0+20 《31》
「むりかぁ…」
しょうがないこれで戦るか。
ナイフ36+10+10 《48》
巧みな短剣捌きでグールのかぎ爪を受け流す。
kiiiin!という金属同士が衝突した様な音が森に響き渡る。
如何考えても生物の肉体とナイフがぶつかってなる音じゃ無いだろが。
「だいにラウンドだぁ〜」
グール:噛みつき30 《25》
「やっば!」
グールの噛みつきは成功すると拘束技能に繋げてくるから本気で避けたい。
幸運90 《41》
「………」
跳躍85 《80》
「ふぅぅぅ…」
操縦・風31 《56》
「……」
回避0+10+10 《15》
「しゃぁっぁぁぁぁっ‼️…しいいねぇぇぇぇっ!」
反撃!カウンターッ!ナイフぅうっ!
幸運90 《84》
こぶし50 《80》
ナイフ36+10 《36》
「ダメージろーるっっ‼️」
死ねぃっ!
1+2-3 《0》
「まだだぁぁっ!」
腕は2つある、ナイフは3つ…つまりはぁ…まだっ、まだ…キレル!
ナイフ36+10 《83》
「くそがっ!…いや、まだ」
まだ、足は使ってない。
幸運90 《18》
跳躍でダメボもいれるか。
跳躍85 《70》
キック25+10 《13》
「殺ぁぁぁぁぁっ!」
グールに回避技能は無い、死ね。
1+6-4 《3》
グールが呻き声を上げた。
13-3 《10》
13まあ、普通のグールと同じ位の耐久値だろう。
正直泥試合めいて来たし、最終手段も考慮し始めているじぶんがいる。
キックで弾いたからかかぎ爪はしてこなかった。
できればそろそろ決着をつけたい。
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