第7話 結婚相手選び
「もっとファンタジーな感じがいい」
「注文が多いわね……」
今までがリアル過ぎるんだよ。
ファンタジーな世界で癒されたい。
「じゃあ、こんなのはどうかしら?」
扉の向こうに投げられた。
◆
「さあ、二人のうち、どちらかを結婚相手に選ぶがいい!」
お金持ちのお屋敷みたいだ。
え!? 結婚できるの?
おっさんを中心に左右に女性がいる。
どちらも美しい。
右は金髪の女性だ。
幼馴染みで小さい頃いっしょに冒険をしたこともある。
昔はやんちゃだったが、今はおしとやかで、病弱なお父さんの看病をしている。
左は青髪の女性だ。
おっさんの娘でとにかく美人だ。ザ、お嬢様って感じ。
でも他の人に片想いされてるみたい……?
……どこかで見た気がする。
これはあれか? 病弱のお父さんを看病してる金髪の女性を選んだら優しさが、中央のおっさんを選んだら面白さが上がる感じか? それとも女性を二人同時に選んだら勇気が!?
ワクワクしてきた!
よし、勇気で行こう!
早速おっさんに伝えようとするが――
「その結婚、ちょっと待った!」
扉が勢いよく開かれ、イケメンが現れる。
「来てくれると思ってた!」
「ずっと待ってた!」
女性二人がイケメンにかけより抱きつく。
「お前らのことは、俺が絶対に幸せにするから!」
俺をさしおいて盛り上がる3人。
おっさんが気まずそうに俺に近づいてきた。
「わ、わしで良かったら……」
頬を赤く染めている。
――視界が暗転する。
◆
「だからなんでそんなにイジメルの!?」
帰還と同時、涙ながらにうったえる。
「し、知らないわよ! こんなの予想できないわよ!?」
本当に予想外だったようだ。
なんでこんなに世の中は苦しいんだ……!
「ま、まぁ、ちょっと面白かったからポイントあげる」
面白さが1上がった。
【現在のステータス】
優しさ2、勇気2、面白さ2 計6 異世界まであと4だ