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異世界転生したくてもさせてもらえない件  作者: 転生希望のブラック会社員
<ダンジョン攻略>編
64/321

第64話 ダンジョン攻略【15】戦闘が終わった瞬間に不意打ちしてくるとか、漢の風上にも置けない。モンスターだけど。

――地下4F――


 俺達は、大部屋の毒沼エリアを進んでいた。


 <地形ダメージ軽減 5 レベル2>


 毒沼の地形ダメージはこのスキルで無効化できていた。レベル1だと50%軽減だが、レベル2に上げることで完全耐性となるのだ。しかもパーティ全体が対象だからかなりお得だろう。


「ゲコ」

 ポイズントード×3


 毒沼にはこの毒蛙(どくがえる)蔓延(はびこ)っていた。だが――


「ファイアブレス!」

「ファイアボール!」

【天の声】火炎斬(かえんぎ)り!


 (あぶら)ぎっているのか、よく燃える。炎系統のスキルを持つ俺達の敵とはならなかった。


 経験値  +39

 ゴールド +78


 ユウスケ レベル 13 ⇒ 14 SP+3(現在SP+ 3)

 アンリ  レベル 13 ⇒ 14 SP+3(現在SP+ 9)

 ヒトカゲ レベル 18


 ファンファーレが鳴り(ひび)き、俺とアンリさんはまたレベルが上がった。


「順調ですね」

「そうだな。でもスキルでダメージが無いって言っても毒沼は気持ち悪いから、早く抜けちゃおう」


 アンリさんとヒトカゲもうなずき、さっさと抜けることにした。



 スキルのおかげもあり、難なく毒沼を抜けられた。前は上の階層、地下3Fでいきなり落とし穴にはまりこの毒沼に落ちて死んだが、あらかじめ知ってて準備しておけば容易(たやす)いもんだな。


 まさに『備えあれば(うれ)いなし』!


 そんな感じでイイ感じにイキりながら道を進んでいた時だった。俺達の前にソレが現れたのは――



「サーチエネミー」

 俺は、いつもの様にモンスター感知のスキルを使う。すると――


「ん? なんだこれ?」

 いつも、モンスターはフロアマップに赤い点で表示されるが――


「紫の点がありますね」

 アンリさんも気づいたようだ。


「それに大きいな」

 そう、他のモンスターの点よりも大きいのだ。


 とりあえず、その点の様子を確認すると、どうやら、ある決まったルートを徘徊(はいかい)しているようだ。


「まぁ、ここで気にしてても仕方無いし、気をつけながら進もうか」

 うなずくアンリさんとヒトカゲと共に、道を進む。


 毒沼を抜け、地形ダメージの無い通常の道になっていたが、かなり入り組んでいて見通しが悪い。


――迷子(まいご)になりそうだな……


 おっと、道の(かど)からモンスターが(あらわ)れた。


 オーク×1

 ウェアウルフ×1


 さすがに地下4Fの奥地(おくち)ともなると強そうだ。


「グァァッ!」

 ファイアブレスの一撃で倒せず、ウェアウルフの爪が腕をかする。やばい、これだけで痛みが走る!


「ライトニング!」

【天の声】火炎斬り!


 アンリさんとヒトカゲの援護(えんご)でなんとかウェアウルフを倒す。残りはオークだ。オークはアンリさんに向かって距離を()めている。――させるか!


「火炎斬り!」


 (むち)で火炎斬りをオークにお見舞(みま)いする。お、武器の付与(ふよ)効果である<バインド>がかかったようだ。オークが硬直(こうちょく)する。


「ぐ……が……っ!」


【天の声】ファイアブレス!

 その(すき)をつき、ヒトカゲが炎の息でオークを焼き(はら)った。


 経験値  +33

 ゴールド +66


 ふう、なんとか倒せたな……と俺達が安心したのも(つか)()――


――ゴシャッ!


「ぐぁぁっ!!」

 どこからか()るわれた巨大な鈍器(どんき)の様なものに()き飛ばされる。


「ユウスケさん!? ひ、ヒール!」

 アンリさんが悲痛(ひつう)(さけ)びを上げ、すぐさま俺に回復魔法を(とな)えてくれる。


「グギャァ!」

 その(かん)、ヒトカゲがその何かに立ち向かうも――


――ゴシャッ!


「――グァウッ!」

 俺と同じ様に吹き飛ばされ、壁にぶつけられた。


――それが(さら)に近づき、その姿が(あら)わになる。


「お、大きい……」

「グゥゥ……ッ!」


「岩の……巨人(きょじん)?」


 アンリさん、ヒトカゲ、俺がその姿に驚愕(きょうがく)する。



――それは、このダンジョンで見てきたどのモンスターよりも大きな、<岩の巨人>だった。



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