表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生したくてもさせてもらえない件  作者: 転生希望のブラック会社員
ショートコメディ編
4/321

第4話 不審者

「さてさて~お次は~♪」


「つらくないのにして」


「人生はつらいのよ」

 うん、よく知ってる。


「まぁ、前回頑張ったしね! 今回はボーナス回!」


 またつかまれて扉に放り込まれた。



 目の前で幼女が泣いている。


 お、これは定番のアレか。


「お嬢ちゃん、迷子?」

 幼女がうなずく。

「ママとパパがどこにいるかわかる?」

 首を振る。


 交番探すかぁ……

 幼女を連れて歩き出す。


「ちょっといいかな?」

 お巡りさんに肩を叩かれる。ちょうどよかった!

「この子迷子――」

「近くの住人から不審者の通報があってね。署まで一緒に来てくれるかな?」

「え、いや、迷子を交番に連れて行こうとしてただけで……」

「言い訳は署で聞くから。じゃ、行こうか」


――視界が暗転する。



「つらくないのがいいって言ったじゃん!」

 もうやだ!早く異世界に行きたい!


「あはは……ごめんねぇ。世知辛いねぇ……」

 同情されてるみたいだ。


「まぁまぁ! ポイントあげるから元気出しな!」


 優しさが1上がった。


【現在のステータス】

 優しさ1、勇気2、面白さ0


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ