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異世界転生したくてもさせてもらえない件  作者: 転生希望のブラック会社員
<ファティリタス復興>編 【第3クール】
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第319話 ファティリタス復興編 【第4クール】 結果発表

――講義室――



「久しぶりだなぁ」

「あっと言う間の一年でしたね」


 講義室についた俺達は、何度も来てもう見慣れた講義室を見回す。――あ、ユイだ。


「ユイ! 久しぶり!」

「お久しぶりです、ユイさん」


 元気に話しかける俺とアンリさんだが、ユイはジト目でこちらを見てくる。


「あんたらねぇ~……まぁ、お小言は後にしましょ。よく一年、やり遂げたわね。あんた達の頑張りはずっと見てきたわよ」


 何か言いかけたようだが、すぐに切り替えてほめてくれる。やっぱ、今までずっとサポートしてきてくれたユイにそう言われると嬉しいな!


「おう! めっちゃ頑張ったわ~」

「――を仕込むのをね」

「あ、もう始まりそうですよ!」


 ユイがボソッと何かを言ったが、よく聞き取れなかった。聞き直そうとしたところ、アンリさんが前の方を指差し、理事長達が現れたことを告げる。


 他の塾の生徒も集まっており、間もなくして最後の集会が始まった。



「まずは皆さん、一年間、よく頑張ってくれました。毎年途中でリタイアする人もいる中、やり遂げたのは立派です。さて、その成果ですが――」


 理事長が例のRPを掲示しようとし――


「その前に、一つ言っておかなければならないことがあります。――ユウスケさん、アンリさん」

「あ、はい」

「はい」


 急に理事長に名前を呼ばれた俺とアンリさんが席を立つ。


「国王をはじめとした様々な人から、あなた達の働きに感謝状が届いています。二人とも、よくファティリタスのために尽力してくれましたね」


 理事長がそう言うと、場がざわつく。確かに、そんなこと今までなかったしな。


「えっと……例の森林跡地の件ですかね?」

「それだけでもないのですけどね。あなた達がファティリタスに生きる人達と“同じ目線で”関わってきた、その反響ですよ」


(よくわからないが、ほめられてるんだよな?)



「では、RPの最終値を発表します」


 理事長がそう言うと、秘書がコンソールを操作し、ホログラムが空中に投影される。そこには、ホワイトボードのようなものに文字が書かれていた。



【RP最終値】


1位 第1校 5000 pt

2位 第2校 2800 pt

3位 第3校 2000 pt

4位 第4校 1600 pt



「優勝は第1校です。おめでとうございます。ユウスケさん、アンリさん」


 理事長がそうしめくくるも、場は騒然としている。俺だって信じられないのだ。ダントツのトップだったのだから。



「納得いきません!!」


 そう叫び席を立つ者がいた。第2校講師のカスミだ。



 なんかまた荒れそうだなと、俺は小さくため息をつくのだった。



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