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第3話 一発芸
「次はどうしようかしらね~」
無計画にも程があんだろ。
「あんたはどうしたい?」
「危なくないのがいい」
「わかったわ」
またつかまれて扉に放り込まれた。
◆
「さあ皆さん! 次なる芸人は~? ブラック社員~!」
観客席の大勢の客から拍手喝采が起きる。
男にスポットライトが当たる。
「ではでは~!? 一発芸、いってみましょう!」
……あぁぁぁぁぁぁっ!(パニクる音)
……服を脱ぎ出す。
「あ、安心してください……は――」
「はい! もう結構でぇ~す!」
強制的に打ち切られる。
――視界が暗転する。
◆
「無茶振りはやめて!!」
半泣きで訴える。
「驚いたわ……まさかあの状況で脱ぎ出すなんて……」
わからないよ……俺にもわからないよ!(半ベソ)
「でも人のパクりは頂けないわね。面白さを鍛えたかったんだけど……0点!」
頑張ったのになぁ……
男が絶望している。
「し、仕方無いからちょっとは評価してあげるわ!」
勇気が1上がった。
【現在のステータス】
優しさ0、勇気2、面白さ0