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異世界転生したくてもさせてもらえない件  作者: 転生希望のブラック会社員
<ファティリタス復興>編 【第3クール】
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第269話 ファティリタス復興編 【第4クール】 魔族の様子は

――森林跡地――



「ちょっとアルル達の様子を見に行こうか」

「そうですね。怖がってないか心配ですしね」


 急に人間が増えて怖くないだろうか。俺とアンリさんは様子を見に行ってみることにした。


――果樹園――



「別に平気」

「あたし達にちょっかい出さなきゃ構わないわ!」


 アルルとピアに聞いてみたところ。特段普段と変わらなかった。けど――


「妹達は怖がってる……みたい」


 アルルの妹達は怖がって家の中にこもってしまってるみたいだ。時間が解決するかなぁ……?


「あたしの子分達は元気なもんだけどね。今もせかせか働いてるのよさ」


 ピアがそう言うと、「誰が子分だ」とピクシーの一人が間に入ってきた。


「“親分”が頼りないからね~。たくましくなるしかなかったのよ」

「それは、まぁ……大変だったな」

「あたしの評価低すぎっ!?」


 ピアがショックを受けてるがみんなスルーだった。



「特に変わったことはないか?」

「肉が食えればそれでいい」


 鳥小屋にいるウルガとウルッゾはわかりやすかった。ひたすらコッコ鳥の世話をしている。人間が増えても我関せずだった。


「お、おぅ」


 と、若干気圧され気味でその場を後にした。



「そっちも特に大丈夫?」

「なんかめずらしげにジロジロ見られてるけど、すぐに飽きるでしょ」


 なるほど。まぁ、最初のうちだけだろう。


「増えるのはいいけど、ちゃんと守りなさいよ?」

「ん? ああ、もちろんだよ。――なんだ、可愛いとこあるじゃないか」


 俺がそうこぼすと、ウンディーネがあわあわ照れながら否定してきた。


「わ、私じゃないわよ! “あの子達”のことよ!!」


 ウンディーネの見る先は、――あぁ。アルル達か。どちらにせよ、言われずともだな。


「もちろんだよ。怖がってる子もいるみたいだからよく見ておかないとな」


 ベリアルが他の魔族を連れてきたらまた環境は変わるだろう。今はとにかく、見守るしかないな。



 そうして、次の日――


「遅くなってごめ~ん! とにかく連れてきたよ~!」


 ベリアルが魔族達を連れてきた。



 そうして、今度は魔族と面談するのだった。



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