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異世界転生したくてもさせてもらえない件  作者: 転生希望のブラック会社員
<ファティリタス復興>編 【第3クール】
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第261話 ファティリタス復興編 【第3クール】 講義室にて

――講義室――



「もう3ヶ月か」

「あっという間でしたね」


 深夜零時。毎度のごとく、俺とアンリさんは講義室に召喚された。


 もし寝てたらどうなるんだろう? 寝巻きのまま転移させられるんだろうか。――ちょっとはずくね?


 それはともかく周りを見回す。


「やぁ。元気だった?」

「ああ。そっちこそ。みんな元気そうだな」


 3校のジョセフ達だった。皆、笑顔で元気そうだ。バイラル達との共闘以来だった。


「よぅ」

「うっす」


 4校の生徒達も声をかけてきたので、挨拶を返す。一時はベリアルによってアンデッドにされていたが、今はケロッとしている。


 <リインカーネーション>っていうバイラルのスゴイ魔法で生き返った訳だが、魔法ってスゴイ。――語彙力の無さが悲しい。


 4校の生徒も最初の頃のトゲトゲしさやピリピリ感がなくなり、みな穏やかな顔をしている。――きっと一度死んで悟りを開いたんだろう。


 残りの2校はすでに席についていた。相変わらず優等生だなぁ。


 俺とアンリさんも自席に向かった。



「お疲れ様」

「うん。疲れたわ」

「あと3ヶ月ですね」


 1校の席に行くと、ユイが座ってたので挨拶というか、まぁ、いつものやり取りを。


 ちょいちょい<通話>はしてたから、前程の久しぶり感は無かった。


「まぁ、実際頑張ってるしね」

「お? 褒めてくれるのか?」

「まぁね。私は、働きにはきちんと報いるタイプなの」


 確かに。言われてみるとそうかもな。なんとなくずぼらなイメージが先行して忘れがちだけど。


「ぶつわよ?」

「ごめんなさい」

「ユウスケさんは考えてることが顔に出るのを自覚した方がいいです……」


 そんなに顔に出してるつもりないんだけどな。



「皆、そろいましたね。では、集会を始めますよ」


 理事長と秘書が壇上に上がると、皆起立し、礼を取る。そして静かに着席した。


――ほんと、学校みたい。



 そうして、第3クール終了後の集会が始まった。



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