表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生したくてもさせてもらえない件  作者: 転生希望のブラック会社員
ショートコメディ編
2/321

第2話 ステータスカード

「で、どうしたら異世界に転生させてくれるの?」


「そうねぇ……」

 考えてなかったんかい!


「じゃあ、こんな感じでどう?」


 なんかステータスカードみたいなのを渡された。


 優しさ、勇気、面白さ

 それぞれに0~100のゲージがある。


「これから色んな世界に行ってもらうから。そのポイントをためてきて?」


「どうやって」


「それくらい自分で考えなさい。じゃあ行ってらっしゃ~い」


 つかまれて扉の向こうに投げ込まれた。



 みなさん、バンジージャンプって知ってますか?


 そう、ヒモ一本で高いところから飛び降りるアレです。

 何が面白いのかわかりません。

 私は今、高い塔のてっぺんに立っています。

 

 ヒモは……なんか細いのが一本腰についてます。


 どうやったら帰れるんでしょうね~


――1時間後――


 涙目になりながら飛び降りた。


――そして視界が暗転する。



「遅い!」


 コスプレ女はお怒りだ。


「そんな勇気あったらこんなとこ来ずに自殺してるわ!」


 それもそうね、とコスプレ女。


「カードを見てみなさい」


 ステータスカードを見る。あ! “勇気”が1増えてる!


「やったじゃない。一歩前進よ」


 手のマニキュアを手入れしながら誉めてくれた。


【現在のステータス】

 優しさ0、勇気1、面白さ0


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ