表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生したくてもさせてもらえない件  作者: 転生希望のブラック会社員
ショートコメディ編
14/321

第14話 ヤンデレ

「次はギャルゲーの擬似体験よ!」

 おお! 楽しみだ!


「異世界でハーレムを築きたいなら、

 女の子との会話テクを磨いてきなさい!」


 扉に投げ込まれた。



「ブラック社員く~ん!」


 めっちゃ可愛い子が俺にかけよってくる。

 ええやん! ええやん!


「一緒に帰ろ!」

 通学路を一緒に下校する。

 他愛もない話をしてるだけなのにめっちゃ楽しい!


「ところで、今日廊下で話してた女の子は誰かな?」

 そんなことしてたっけ? 記憶に無いんだが。


「隠したって無駄だよ? 君のことは全部知ってるんだから。

 廊下でその子と15秒もお話してたよね?」


 え……?


「私がスマホにかけても全く気づいてくれないし、

 そんなにその子とのおしゃべりが楽しかったのかな?」


 スマホ?

 ……! 着信履歴が100件越えてる!

 全部この子からみたいだ……


「私以外の女の子と話さないって、約束してくれたよね?」

「じゃあなんで約束やぶるのかな?」

「君は私だけのものなんだからダメだよ?」

「大丈夫、悪いのはあのゴミ虫だって知ってるよ?」

「これからは1日10回は電話欲しいな?」


 ……愛が、重い。

 それから家に着くまで、会話を繋げるのに必死だった。



「ちょっと自分にはレベルが高すぎました」

 なにあれ! こわいよ!


「あはは! あ~ごめんごめん、ちょっと特殊すぎたわね。まぁ、なんとかやりこなしたみたいだし、<優しさ>にポイントあげる」


 優しさが1上がった。


【現在のステータス】

 優しさ4、勇気6、面白さ3


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ