表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生したくてもさせてもらえない件  作者: 転生希望のブラック会社員
ショートコメディ編
10/321

第10話 大縄跳び

「ついにあと1ポイントで異世界転生に……!」

 つらかった……でももう少しだ!


「お試しだけどね~」

 つめのお手入れをしながらコスプレ女は言う。


「じゃあ、頑張って~」


 扉の向こうに投げられた。



 お、またファンタジーじゃん♪

 MMO-RPGってやつかな。


 カッコいい装備も着てるし!

 今回は仲間も大勢いるみたいだ。

 頼もしいね!


「じゃあ、レイド始めるぞ~」

 リーダーがみなに呼び掛ける。

 レイドってのは、強大な敵をみんなで協力して倒すやつだったっけ?


 戦闘が始まった。


 とあるタイミングで指定地点にたどり着けないと即死

 指定時間内にボスに一定以上のダメージを与えないと即死

 一人でも死んだら最初からやり直し


――1時間後――


「お前、やる気あんの?」


 リーダーからだ。わ、悪気は無いんだよ!

 ただ、覚えるのに手間取ってるだけで……

 大勢の仲間からの視線が痛い。


「こいつ、外した方がいんじゃね?」

「だよね~」

「予習してないとか舐めすぎ」

 

 し、仕方ないじゃん! 今来たばっかだもん。

 凄く悲しい気持ちになる。


「あ、来たか。おーい!」


 なんか強そうなのが来た。

 ……俺と入れ替わったら一発クリアされた。


 泣いた。


――視界が暗転する。



「つらい、つらいよ~……」


「お~、よしよし」

 背中をさすってなぐさめられている。


「今回は微妙ね~ポイントどうしようかしら」

 困ってるみたいだ。

 

「何度失敗しても諦めないで自分からは降りなかったからね。勇気にポイントをあげるわ」


 コスプレ女に恋しそう。


【現在のステータス】

 優しさ3、勇気5、面白さ2 計10 ついに異世界転生だ!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ