第五話 邪眼と剣とそれから防具
書きたくなったから書いちゃったー( ´∀` )
僕が今立たされている状況。
はい。
神になりました。どおよ。神だ。我を拝むがいい。
「ぷっ!何言ってるのよ!」
魔王様爆笑。こうでもしないと僕は死にます。
なんで神様になってるんですか!?
「神になった理由?決まってるじゃない。デュラスを倒すためよ。」
いや僕LV1ネ。どぅーゆーあんだーすたんど?
「知ってるわよ。だから修行的なものして、2年後に戻ってくること。」
いや待ってください魔王様!今からですか!?
「当り前よ!私たちの領域に入れば2年なんて2日と同じよ!」
いやそういう問題じゃなくて!
「じゃあどういう問題よ。」
僕は冒険をするんですか?あの人族で言う勇者みたいに。
「ええ。」
つまり宇宙へ出るんですか?
「そうよ。」
単独で?
「単独で。」
武器を持って?
「武器を持って。」
装備着て?
「いい加減に。。。しなさーい!!」
は、はいいいいいいいいいい!!!
ごめんなさい!ごめんなさい!
魔王様がお怒りの様子です!!
「と、とにかく、宇宙の様々な星で魔物と戦い、力をつけてまた戻ってくること。2年後は強制的にここに転移魔法で戻らされるから、それまでにせめて上位神までぐらいになってるとかっこいいわねぇー」
じょ、上位神!?無理無理無理。2年って2日と同じって言ってたじゃん!?
ってかそもそも上位神になるためにどんだけ時間が必要なの!?
「ユピテル様は5000年以上前に生まれてるわよ?」
ほらー。やっぱりそういう事だと思った。2500分の1の時間でユピテル様と同じになれってLV1の人に2日でLV2500になれって言ってるのと同じだからね!?
「この世界はLV999でカンストするわよ?」
いやそういう問題じゃないんです。魔王様。
どのぐらい難しいか比喩として使っただけです。
「まぁあれね。人生経験の少ない、外をぼーっと見て何かを考えてた雑魚い魔族が神様になるのと同じくらい難しいわね。」
さらっとひどいこと言ってます魔王様!しかもそれって僕の事ですよね!?
「まぁできるわよ。頑張って!」
いや武器は!?
「武器ならあるぞ。ほら。」
ゆ、ユピテル様が直々に!?期待できそう!
〖木の棒に革の装備ですか。まぁ頑張ってください、ネクス様。〗
いや待てい!!期待した僕が悪かったのか!?
ユピテル様から直々に頂いた箱を開けるとそこには。。。木の棒に革装備!?
パンドラの箱より悲しいわ!パンドラには希望が残ってたけど希望すらないじゃん!
「おい。邪眼スキル使わないとその剣はただの棒だぜ?」
早く言ってください!ユピテル様!
「。。。邪眼ってどう使えば。。。?」
いやマジでわかんない。
「魔眼持ってなかった?」
いや魔王様?絶神クロスとかいう奴に邪魔されて使えなかったの覚えてますか?
「まぁとにかくやってみるの!」
は、はい。
「こつはな、じっと見ればいい。それでどんな時にどんな効果が表れるのかを知れば邪眼はコントロールできる。具体的には何を考えればその効果が出るかを記憶して、使いたいときにそれを考えることだ。」
おぉ。分かりやすい説明ありがとうございます!
「わ、わかりました。やってみます。」
えーと、じゃあ、ハンバーグ!
「。。。」
な、何も起きない。。。じゃあ味噌汁!
「。。。。。。」
何も起きない。。。。。。じゃあステーキ!
「。。。。。。。。。」
な、何も起きない。。。。。。。。。
「。。。なんで食べ物なの?」
あぁ、そうか。それでか。よし。じゃあ、うーんと、うーんと、なんにしようかな。
パキッ
へい?
「おい!こら!なに石化させとんねん!」
ユピテル様が怒鳴る。
うぇぇぇぇぇぇぇぇ!?!?!?
何考えた!?何も考えてないよ!?
「ぷっ!『何にしようかな』って考えてたじゃない!」
爆笑する魔王様。
あ。。。
おーまいごっど!ぼーくはごっど!
ごめんなさいユピテル様!わざとではないんです!僕の他の僕がなにか考えて、それでなぜか石化してしまったんです!わざとじゃないです!ホントにごめんなさい!
「まぁいい。自分の力がうまく使えないなら、俺たちがする。」
先に言ってください!
「石化解除。覚醒邪眼発動。」
すると。。。
光輝く剣になりました。
正確には炎を纏う剣でした。
「これはレーヴァテイン。聖なる光と炎で闇を切り裂き光を与える剣。」
鎧は見た目は革の鎧に装飾がついて、角が生えて、みたいな?
「これはネメアの獅子の毛皮の鎧、通称ネメアの鎧よ。どんな攻撃でも弾くという伝説の鎧よ。」
へぇ。。。そんなすごいのを持って行っていいんですか?
「当り前じゃない。それだけあなたに期待してる証よ。」
ま、魔王様。。。
「あぁ。お前には期待してるぜ。」
ユピテル様まで。。。
「期待にお応えできるかはわかりませんが、頑張ってきます。」
渋々言った。だって正直最恐の神様となんて戦いたくないし。
鎧を着て、剣を鞘に入れて、僕は行く。
転移魔法で、目指すは「ユーラス」という惑星。
「ユーラス」にはそこそこの魔物が生息しているらしい。
レベル上げにはもってこいだそうで。
「じゃあ行くわよー。3,2,1、ドッカーン!!」
い、痛くない!?鎧のおかげ!?
―パァァァァ
天の光に包まれて僕はユーラスに降りた。いや降臨した。
神様になるとそんなオプションがつくんだ!ラッキー!めっちゃカッコよく降臨できるじゃん!
さぁそんなことはいいとして、
魔物発見!
〖ラーズドドラゴンLV98 称号―狩人〗
ちょぉぉぉぉぉぉぉぉ!?!?!?
誰が「レベル上げにはもってこい」だ!?
こんなの反則じゃねえか!マジ死ぬ!
ぶ、ブレス吐きおったこいつ!剣でぶっころだこのやろ!
ってあれ?剣で切ってもないのに丸焦げなってるんですけど?
もしかしてこの剣って遠距離も可能!?え?まじで?最強じゃんこの剣!
〖レベルが1から46になりました。スキルポイントを合計で99999、最大値まで入手しました。レベルが40を超えたので、魔法が魔術に変化しました。新たなスキルが入手可能ですがどうしますか?〗
スキルポイントカンストしたら何が手に入るの?
〖スキル「神の極み」です。私にも未知の領域なので、わかりません。〗
そうか。じゃあそれで。
〖いいのですか?これで効果が発揮されなければあなたはスキルポイントを捨てたことになりますよ?〗
別に良い。神の力が極めれるんなら。ってか剣さえあれば勝てる。
〖そうですか。では神の極みを選択します。ジッ。。。神の極みにより、『破壊神ネクス』となりました。スキルが追加されました。システムに妨害、除外不可能とみなされた為、神の力『鑑定』能力を得ました。ご利用ありがとうございました。〗
おい?システム妨害ってなんだ?ってかMIさん?ちょ、ちょっと?
〖MIシステム。魔王が作った魔法で作られた鑑定システム。〗
え?また誰ですか?MIさんとは違う声ですが?
〖あなたは破壊神となり、これより上位神としてみなされます。また邪眼が神眼となり、神眼が覇眼になりました。覇眼は自分の中で効果を唱えながら、視界に物や動物が入った時、瞬時に発動します。また破壊神の称号により、この全宇宙の秩序システムに関与可能になりました。〗
な、なんか長々とお話しましたねぇ。ってか誰やねん!?MIさんは!?秩序システム!?覇眼!?
〖私は鑑定士ネファーと申します。破壊神ネクス様には全宇宙の秩序システムを知る必要があるため、今から説明させてい頂きます。〗
ふう。いよいよ始まります。
ネクスはこの後宇宙の真相を知ってしまいます。
彼が選ぶ道とは!?魔王とユピテルとはどうなるのか!?