投げ飛ばした相手が王子で騎士団長でした
しいなここみ様主催『500文字小説企画』参加作品です。
《あらすじ》
遠藤つぐみ18才。
幼い頃から柔道一筋!!
今日も今日とて柔道に明け暮れる。
そんなある日。
柔道の大会に向かう途中、まばゆい光が体を包んだ…
「トラックなんてなかったけどぉ〜?」
★恋愛要素はゼロです。
「眩しっ!」
柔道大会に向かう途中、強い光に目を閉じる
気がつけば大勢の人に囲まれた壇上にいた
パニクる私に「開始!」と言う空耳が届く。
同時に私に手を伸ばし近づく人影が。
反射的にその手を取り、ぐいっと引き込みながら相手の懐に入り、勢いを消さずに背負い投げ。
いっぽおんっ!
「決まった…」
騒つくギャラリー
「王子!」
「聖女が騎士団長を投げ飛ばした!?」
聞こえた声に私の心も騒つく
私が聖女?ひっくり返るこの男性は王子?
私に投げ飛ばされた騎士団長の王子がムクリと起き上がる。
ああ…何がなんだかわからないうちに人生終了か…
兎に角謝っておこう
「すみません!本当にすみません!」
謝り続ける私の足元に王子が跪き、頭を下げた
「え?あの…」
「私は…私より強い者はいないと傲慢に生きてきました。貴女に投げ飛ばされ、その奢った考えがいつか身を滅ぼすと思い知らされました。貴女の強さに惚れました。私を導き、そして鍛えて欲しい」
お断りしようとした私の脳裏に柔道の父、嘉納治五郎の「精力善用」「自他共栄」のお言葉が舞い降りた。
「お受けします。この国を一緒に強くしましょう。私の名前はスパルタです」
こうしてスパルタと言う名の聖女が生まれた。
500文字。
なかなか難しかったです。
「起承転落ち」を言葉少なくまとめる。
わかりにくいところもあったと思います。どうか生温い目でお見逃し下さると嬉しいです。
お読みくださりありがとうございました




