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零等星/プロローグ
【side of 三人称】
【錬成獣】
様々な『物質』を混ぜ合わせ、掛け合わせて新たな物質を生み出す【錬金術】、及びそれを扱う【錬金術士】において、一定以上の技量を持つ者が生み出すことの出来る新たな『生命』の総称である。
本来、錬成獣は一人につき一体しか所有できない。何故なら、錬成獣は術士が自分の体内に格納し持ち運ぶことが『常識』であり、人間の体は錬成獣を一体までしか許容できず、二体以上格納しようとすれば肉体は爆ぜ、命を落としてしまうのが『事実』だからだ。
そう、それが現実であり常識だ。ならば、
僅か13歳の少年が十体以上の錬成獣を所有していることは、一体どんな『異常』なのか、想像できるだろう。
「前提が違うんですよ、前提が」
これは、地球で死に、この世界に転生した少年が、
「初陣だ。派手に、だが決して殺すんじゃ無いぞ」
前世の知識を総動員して勝ち抜ける
「獅子之宝星獣」
“無双系”ファンタジーである。




