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妻のいる天国かと思ったら異世界でした  作者: 鈴月桜
第20章 えっモイナ?
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道の選択

えっ?


もしかして、その人が町人の心の声を聞いたとしか考えられない。


カシムが町人に質問する

「その人の特徴は?」


「それが、身体と顔を布で覆っていて、はっきりと分からないのです。」


それで背丈だけは分かったのか。


でも誰だろう?


いくら考えても分からない。


僕達は部屋に戻った。

女子達も着替えて、僕達の部屋に入ってくる。


「取り敢えず昨日テレポートした場所に戻るよ」


皆が僕に捕まり、昨日テレポートした草原に移動した。


そしていつもの様にクリカが車を出して、皆が車に乗り込む。


モイナが居ない事がこんなにも寂しい事なのか


車の中は、いつもより言葉も少なく、ただただスワ町を目指していった。


夜はムワ町に泊まる生活が1週間続く。モイナもルタンもまだ合流していない。


段々と皆の笑顔も消えて行く。


モイナと言うキーワードを話すのが、まるでタブーの様な日々が続いた。


当初はスワ町まで1週間で着くだろうと考えていたが、あまりにも道が悪く、後3日ぐらい掛かるらしい。


そして今日もスワ町を目指して車を走らせる。


険しい山をいくつも越えてきたが、前方の大きな山をカシムが指差し

「あの山を越えればスワ町までもうすぐですよ。」


前方の山は、麓が雪で白くなっている。


「あの山は相当高い山ですね?」


「山の中腹を通る道を行けば、後2日で着けるけど、あの山を避ける道で行くと3日掛かります。でもこの時期は中腹でも雪が積もっているかも知れないので、予定通り山を避けて行きましょう」


「そうですね。あれだけ高い山だと危険も多いでしょうから」


クリカは不満そうな表情をしている。

「もしモイナが着いていたら、一人で可哀相だから中腹を通る道で行きましょう」


コサイがクリカをなだめる

「気持ちは分かるけど、遭難してしまったら元も子も無いよ」


「遭難しそうになったら、テレポートすればいいんでしょ!一日も早く着きたいのよ!」


モイナの話をするクリカの表情は、真剣そのものである。


「そうですね。中腹の道を通りましょう」

とカシムがクリカの気持ちに賛同する。


車は山に向かって走り出した。

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