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妻のいる天国かと思ったら異世界でした  作者: 鈴月桜
第3章 カミン?ここは異世界?
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カミン

僕は動揺したが平然を装い

「別にいいよ。僕は血を飲まないから」


「そうなんだ。君は強いから血族だと思ったわ」


血族?

なんの血族の事だろう?


アイナが

「マコトは何匹食べる?」

と僕の事を名前で呼んだ事にモイナとカイナが反応する。


「私達もマコトって呼んでいいの?」


僕は苦笑いを浮かべながら「いいですよ」と答える。


「ところで何匹食べるんだ?」


「じゃあ2匹ぐらい食べてもいいですか?」


「2匹でいいのか?」


僕は小さい枝を魚の口に頭から尾まで貫通させ、焚火の火で焼き始めた。


その姿を見たカイナが、「面白い事してるわね。そうすると美味しいの?」


「はい。僕の国ではこの様に食べるんです。」


アイナとカイナが「俺たちにも1匹作ってくれるか?」


「はい、いいですよ。モイナはどうする?」

とモイナに聞くが、モイナは首を横に振った。


やっぱり血しか飲まないのか?まるで映画のドラキュラみたいだな。


二人の魚も火で炙り始める。

火の粉を見てると心が落ち着くなあ。

こんな事って、いつ振りだろう?大学時代に同じサークル仲間でキャンプに行った事を思い出す。もちろん、そこには妙子の姿もあり、その時の妙子の表情を思い出す。


しばらく、何も考えず火の粉を見つめる。


「あっもういいかな」

丁度いい具合に魚が焼けて、香ばしい匂いが漂った。

塩でもあれば、もっといいのだが


「熱いから気を付けて下さいね」

とアイナとカイナに、枝に刺さったまま魚を渡す


昨日のカイナに襲われた時に、木を噛みちぎった所を見ているので、黙って渡すと枝ごと食べてしまうのではないかと思い、僕が手本を見せる意味で、先に食べてみた。

多少干からびているが、20cmぐらいある魚なので、充分に身がある。

2匹食べただけで、お腹が満たされた。


アイナとカイナは、「やっぱりそのまま食べたほうが美味しいな」と言って、骨ごとまる飲みしたのだった。


するとモイナが、昨日食べたメロンの形をしたスイカを僕に差し出した。

「半分食べて」

と岩で叩き割ったスイカの半分を僕に渡してきた。

「ありがとう。果物は食べれるの?」

「うん。果物は好きだよ。でも肉も魚も食べれるよ」

とても可愛らしい笑顔で答えた。


地球のドラキュラとは少し違うんだな


アイナとカリナは、さすがに満腹までいかない様子である。

アイナが立ち上がり、「俺はこれから夕飯のおかずを狩りに行ってくる」

と言って、夕飯のおかずを狩りに森へ入って行った。


ここでは昼飯は無いのかな?


まさかこのまま森で生活する訳にもいかないので、僕も立ち上がり

「では僕も森を出るね。」


モイナが心配そうに

「何処に行くの?」


「僕も何処に行けばいいのか分からないし、ここがどんな世界なのかも分からない。でもこのまま分からないままでは困ってしまうので、もっと詳しく分かる人がいる所に行こうと思っているんだ。」


カイナ「昨日から、マコトが言っている事がよく分からないわ。マコトは何を知りたいの?」


ここで本当の事を言っても理解できるのだろうか?

でも、どうせここを出ていくのだから、ダメ元で話してみようと考える。


僕は、今まで起こった事をカイナとモイナに伝えた。


信じてくれる筈も無いと思っていたが、カイナが僕の言葉を信じて話し始めた。


「このカミンでは、古くからの言い伝えがあるんだけど、マコトの話を聞くと、その言い伝えに出てくる人に似ているわ」


「えっ?どんな言い伝えですか?」


「昔、人の世界と光の世界と闇の世界が大きな争いを起こした事があるの。その時、他の星から来た人が、別々の世界が生活出来るように規則を作って、争いを収めたという話よ」


ざっくりしてるな


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