オカマのマーリン
(19章の登場人物)
主人公 岩村 誠 マコト
地球では60歳、転生後は20歳前後の容姿
妻 妙子(死亡)
長女 咲子 / 次女 景子
カミン
モイナ
容姿は10歳程度の女の子(ただし本人は20歳)
生まれてすぐに捨てられて、アイナに拾われて育てられた。
光国(アロ・イトナ国王)
アイナ モイナの父(森の守護者)→????
カイナ モイナの母
(光国住民)ラコスタン (容姿)ワニ
コンドリア (容姿)タカとニワトリ
(スパイ) コロン
闇国
エミン(闇王 女王)
アミン(闇国 王子) 男性 10歳
血族(吸血家系)
サワ・カロ国(空)
国王 ラカロ (妻) ヒカロ
「チワ・リカ家(地)」 (当)ザリカ(妻)ヨリカ(子)クリカ
「スワ・タリ家(海)」
「テワ・コア家(太陽)」
「トワ・タン国」(時)
国王 ガタン 妻 (子)ルタン
ガタン母 タタン(異世界人)死亡=妙子
「ヒワ・サイ家」(月)
(当主)キサイ(妻)ミサイ(子)コサイ
「ムワ・シム家」(死)
(当主)カシム(亭主)イシム(子)ニシム
「ウワ・オキ家」(空気)
(当主)マオキ (妻)死亡 (子)リオキ
「キワ・ハル家」(木)
(当主) 死亡 (妻)ノハル→ラカロの母
放浪
「マワ・ケス家」(知恵)
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中に入ると、ホステスだろう女の子が一斉に
「いらっしゃいませ~」
女性らしい声や、男の様に太い声が・・・・
わっ!
「化け物!」
つい声を発してしまう。
身長が180cm以上で茶髪のロングヘアーに、女性のメイクをした50歳前後のいかにも男性が僕に近づいてくる。
首や腕の太さ、胸元の厚さといい、いかにも服の下には鍛え抜かれた体をしてそうだ。化粧も唇は真っ赤で、アイシャドウも真っ赤でありセンスが疑われる。
「あらいやだわ、化け物だなんてお客様ひどすぎるわ。」
おかま・・・・
ここはオカマバー?
僕達6人は奥のテーブルに案内される。
僕の言葉に反応した、ガタイの良いオカマがメニューを持って
「いらっしゃいませ、私はマーリンです。何を飲むのかしら?」
「ごめんなさい。僕達は食事をしに来たので、お酒は要らないんです。」
「あら、そうなの?なら血液でも飲む?」
えっ?僕以外は血族だと分かっているのか?
するとモイナが
「血液飲む!」
と笑顔で返事をした。
「あら、お嬢ちゃんも血族なのかい?他の子は血族だと直ぐに分かったけど。お嬢ちゃんは分からなかったわ」
「何で僕達が血族だって分かったのですか?」
「もうお兄さんったら、そんな怖い顔をしないでちょうだい。この稼業を長くやっていると大体分かるのよ」
中年のオカマが席を立って、オーダーを伝えにカウンターへ向かった。
皆はメニューを見て、どれを食べようか楽しそうに選んでいる。
さっきのオカマ(マーリン)が何で血族を見破ったのか気にはならないようだ。
まっいいか!
そしてマーリンが血液をグラスに入れて持ってきた。
「食べ物は決まった?」
それぞれが食べたい物を頼んでいる。
僕も鶏肉料理と記載されている料理を注文した。
「あら?さっきの私が血族と分かったのが気になるの?」
と僕に話し掛ける。
僕の心が分かるのか?
この人はいったい・・・
「そんなに気になるなら、食事が終わったら買い物に付き合ってくれれば、秘密を教えてあげてもいいわよ」
僕にウィンクをした。
う~ん、どうしようかな。
別に聞かなくてもいいんだけど、聞いておいた方がいいような気がする。
なんだろう?
「分かりました。では食事が終わったら買い物に付き合います。」
コサイが僕の服の袖を引っ張りながら、耳元で小さい声で話す
「ねえ、マコト大丈夫?あの人は危険な匂いがするわ」
「うん、大丈夫。いざとなったらテレポートするよ」
「そうね、マコトにはテレポートがあるものね」
僕達は他のオカマも混ざって、楽しく食事を終えた。
お会計を済ませて、僕は店の出口であのオカマを待つ。
他のみんなは宿泊所に戻っていく。
カランカラン
ドアが開いた。
巨体が店から出てくる。
店はうす暗かったので多少見れたが、外の街頭で見るマーリンは、何ともおぞましい容姿である。その化粧にも負けじと、赤いスリットが違和感を更にヒートアップさせる。
「待った?」
いやいや、そんな女性っぽく言われても・・・
「い、いえ大丈夫です。」
「緊張しなくてもいいのよ。私は貴方を食べたりしないから」
「はあ」
本当に食べられてしまいそうだ。いろんな意味で・・
陽は暮れているので、店屋はほぼ閉まっている。
買い物ってどこへ?
これは本当にヤバイかも知れない。




