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妻のいる天国かと思ったら異世界でした  作者: 鈴月桜
第18章 光国と闇国
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キャバレー?

「マコト、マコト」


あれ?モイナの声?


僕は目を開けると、心配そうな顔をしたモイナの顔が目に入る。


モイナは僕の両肩を揺すって

「マコト、大丈夫?」


「ああ、大丈夫だよ」


「マコト、うなされてたよ」


そうか、僕はいつの間にか寝てしまったのか


「もうすぐ着くよ」


そんなに寝てしまったのか


「まったく、心配させないでよね!」

クリカが怒りながらだが、心配して声を掛けてきた


「ごめんね。昔の夢を見てた。」


「タタン様の夢?」

とコサイが聞いて来たので


「うん。多分・・・」


「みんな、着いたわよ」

とカシムが言うと、車が停まった。


小さい村と言っていたので、家や店がポツンポツンとある場所を想像していたが、村の入り口から飲食店や衣服店、宿泊所等、ずらりと並んでいる。


何だ、あの光は?


暗い街並みに1軒だけ、ピカピカと派手な光を放つ店がある。

クリスマスの電飾みたいだが、1個1個が電球程の大きさがあり、かなり眩しい。

綺麗というよりか、派手派手しい電飾に趣味を疑う。


「あの建物は何?」


「あれは、店の女の子と客が酒を一緒に飲む場所です。」

とカシムが説明した。


地球で言えばキャバレーみたいなものだろう。


あいにく僕達には、あのような店に行く男は居ない。


キャバレーみたいな店を横目に、僕達は宿泊所に向かった。


「お腹空いた」


僕達は宿泊所について、2部屋借りたのだが、食事は既に無くなっており、他の店で夕食を食べる様に言われる。


「しょうがないよね。では外に食べに行こう」

と宿泊所の2軒隣の食堂に行こうとしたが、モイナが立ち止まる。


「ねえマコト、あそこ行きたい」


モイナが指で刺した場所は、あの派手なキャバレーであった。


「モイナ、あそこは子供が行く場所では無いよ。」


「だって、モイナは20歳だよ!」


「そうだけど・・・あそこは男が行く場所なんだよ」


「本当に?」


「うん」


「そっか」

何とか納得してくれたかと思ったら、モイナがキャバレーに入って行った。


そして直ぐに出て来て


「マコト、女の人もお客でいるよ。ご飯も食べれるって言ってるよ。ここで食べよう!」


クリカがモイナの誘いに乗る

「今、行くよ!皆も早く来なよ!」


えっ男2人と女4人でキャバレー?


男の1人は女装なので、見た目は僕以外の5人は女である。


何か入りずらいな・・・


モイナとクリカに続いて、カシム、コサイ、リオキも店に入って行った。


僕は渋々店の戸を開けて、中に入って行った。

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