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妻のいる天国かと思ったら異世界でした  作者: 鈴月桜
第3章 カミン?ここは異世界?
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吸血鬼?

地球では無いこの場所に、何で僕はここにいる?


いくら考えても分からない。


夢?


それしか考えられない。


事故の瞬間に宇宙人が僕を誘拐したというのか?


こんな馬鹿な事すら真剣に考える。そんな馬鹿みたいな状況だからだ。


それにこの体も、事故の時とは明らかに違う容姿である。


僕は自分の顔を手で触る。


下顎についた肉が無くなっている様にも感じる。


鏡で自分に姿を見たい。アイナに問いかける

「アイナさん、この辺に水が溜まっている場所を知りませんか?」


「水が溜まっている場所?今、二人が魚を取りにいく場所なら水はあるが、何ならここに水を出そうか?」

と火を焚いた場所から5mぐらい離れた場所に、横3m縦1m深さ1mの長方形に掘られた穴があり、その場所を指差す。


「はい、お願いします。でも水が溜まりますか?」


「あ~そこなら何度も火で固めたから、水は無くならないぞ」


すると火を放った時の様に、今度は口から大量の水が池に噴き出され、見る見るうちに池が水で一杯になった。


マーライオンか!


得意げな表情を浮かべて「なっ、言っただろ、水は無くならないだろ?」


本当に水が溜まっている。それも溜まった水は透明に透き通っている。


陶器なのか?粘土質の土を焼いたのか?


もしそうなら、アイナの炎は1000℃を超す熱を持っている事になる。


昨日、この炎を僕に浴びせられたら一溜まりもなかっただろう。

そう考えると寒気がする。


「ありがとう、アイナ」


僕は溜まった水で自分の顔を確認する。


「あっ!」


体は高校生の時の様だと思っていたが、顔まで高校生時代いや大学生時代の時の顔に若返っている。

鏡では無いので、はっきりと見えないが、引き締まった顔立ちに変わっていた。


「まじか!」

これはこれでちょっと嬉しかった。


「どうした?顔がにやけてるぞ」


思わず若返った姿を喜んでいた僕に話しかけてきて、慌てて返事をする。

「いや何でもないです。」


モイナとカイナの足音が聞こえる。


モイナ「いっぱい魚が捕れたよ。」


「お~そうか、モイナありがとう」


するとカイナが「私も捕ったのよ」


「そうかそうか、カイナもありがとうな」

体が恐竜で無ければ、アットホームな家庭の会話だろう。

ただ、見た目と言うのは案外影響するのだと感じる。


捕ってきた魚10匹を目の前に置かれたが、全て煮干しのように干からびている。

まるで水気が無い魚を見て、

「まさか、この状態で泳いでいたのでは無いですよね?」


モイナが申し訳なさそうに

「ごめんね。もう魚達の血を先に飲んじゃった」

と照れ笑いしながら話した。


えっ?

えっ?

血を飲んだの?

もしかしてモイナって吸血鬼?


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