コンドリアとの闘い
僕は向かってくる木に向かってファイティングポーズをとる。
シャドウボクシングの様に、左右に体を揺らしながら、まとまって襲ってくる木をかわしていく。そして避けきれない木はボクシングのジャブで殴る。殴った木はものの見事に粉砕していく。
飛んでくる全ての木を粉砕すると、100m近く離れた風元だろう場所に白いコンドリアの姿が目に入った。
そこから羽で風を作ったのか!
コンドリアは体長が10m以上ある大きな鳥であり、鋭い嘴と鋭い目、そしてニワトリの様な鶏冠がある。
鷹とニワトリのMIXかな?
ただデカイ!
確か光国の住民だと言っていたが、コンドリアも話せるのかな?
100m先にいるコンドリアに話し掛ける
「君はラコスタンの様に会話が出来るの?」
すると、鋭い目が更に鋭くなり、僕に向かって突っ込んできた。
おっ早い!
あっという間に僕の目の前にやって来た。
コンドリアは、僕に向かって唾を吐いてきた
「ペッ!」
僕はコンドリアを殴るのを止めて、唾を回避するため横に避ける。
コンドリアは勢いが余り、僕の居た場所から4,50m先で足を止めた。
もう汚いなあ~
でもモイナが言う事がたしかなら、あの唾液は能力を奪う力がありそうなので、下手に触れる事は出来ない。
困ったなあ~
コンドリアが、また僕に向かって突っ込んできた。
さっきと同じように唾を僕に向かって吐いてきた。
今度は横に避けずに唾へ向かって走り、体を縮こませて唾を掻い潜る。
頭の上ギリギリの所をコンドリアの唾が通っていく。
これでコンドリアと僕の間には障害物は無くなった。
目の前までコンドリアが突っ込んできて、嘴で僕を捕らえようと口を開ける。僕はその嘴を軽く横に避けて交わして、がら空きになった横っ腹を思いっ切り殴った。
「ドン!」
鈍い音が響き渡る。
「ウギャッ!」
コンドリアが転げ回る。
そして、しばらくして動かなくなった。
「殺しちゃったのかな?」
念の為、動かなくなる様に気を送る。
ヨシ!
コンドリアが動かない事を確認し、モイナ達が囚われている場所へ急いだ。
円になって地が出ている場所を囲む様に、大きな木が壁になっている。
木と木の間には、コンドリアの唾液が接着剤のように間を埋めている。
すごいな。コンドリアの唾液は接着剤にもなるんだ。
壁になっている木を飛び越えようと、思いっ切り上にジャンプすると、大きな木よりはるか上まで飛んでしまう。
ここまで思いっ切り跳んできたので、ついつい力が入りすぎたようで、100mぐらい上空まで跳んでしまった、
やばい!上に飛び過ぎた
そして、下に落下して行く。
すると、キラ山の頂上から黒いコンドリアが僕に向かって突っ込んできた。
速い・・・、黒いコンドリアの嘴が光を放ち、ドンドン加速して向かってくる。
僕は黒いコンドリアの方に体を向こうとするが、空中でうまくバランスが取れない。
なんとか空中でファイティングポーズを取るが、その鳥は大きく回り込んで、僕の背中を目掛けて襲ってきた。
僕はとっさに後を向こうとしたが、空中では方向転換がうまくいかない
ダメだ!間に合わない!
黒いコンドリアは、その鋭い嘴で僕の背中を襲った。
僕は防御を強めようと神経を集中すると、全身が更に青白く光り輝いた。
グサッ!
背中に嘴が当たる。




