コサイとクリカは・・・
しかし住居と言っても。これだけ大きな体が入れる家等ある筈が無い。
「では、ここに家を建てるから、少し離れていてくれ」
とラカロが言い、気を集中し始める。
すると森から大きな木が、クリカの魔法で作られた大きな平地に山積みされていく。
「母さん、後はお願いします。」
えっどうするんだ?
山積みされている自然の木の枝が取れていく、そして10mぐらいの長さで統一されて木が切断されていく。
「お~」
そして木が宙を浮き、家を組み立てて行くと、大きな大きなログハウスが完成した。
「お~」
僕達は、あまりにも見事な作業にただただ声をあげて驚くばかりである。
下も地面では無く木になっていて、それぞれの部屋まで出来ている。
勿論、屋根もあるし、窓まである。
ドアは、高さ5m横幅3mと大きなドアになっていて、かなり重いので、普通の人間では開ける事すら出来ない。
それにしても凄い。
ラコスタンの子供達は喜んで家に入っていく。
家の中からは子供達が楽しそうに騒いでいる声が外まで響いた。
ノハルは家を完成させて一息つく
「ふう。やっぱり年をとったわね。これだけで疲れちゃうなんて情けないわ」
ラカロが「いえ、母さんの家造りはいつみても感動します。」
本当に僅か30分ぐらいで出来上がった家に、ただただ驚くばかりであった。
ラカロが大きな声で皆に呼びかける
「今日はこの家で宴会をしようではないか!」
すると皆が賛同して、「おう!」と一斉に叫んだのであった。
大人のラコスタン達が人間の姿に変身する。
「私達もこの姿で宴会に参加するぞ」
ただし、子供達はまだ人間に変身する程の能力はないので、ワニのままで宴会に参加する事になった。
僕達は料理や宴会の準備が出来るまで、一旦、ノハルの屋敷に帰る事になった。
男子部屋と女子部屋に案内され、男子部屋はコサイと僕と何故かラカロの3人が入っていった。
ラカロが何で男子部屋に?
ラカロは一国の王様なので、どうも気を使ってしまう。
案内された男子部屋はかなり広く、大浴場なみの風呂も部屋の中に備わっている。
この場の流れで僕達3人は一緒にお風呂へ入る事になった。
「あ~疲れたな」
と気持ち良さそうに肩の力を抜きながらラカロが呟いた。
「そうですね。本当に疲れました。」
と僕がラカロの言葉に相槌をうつ。
そんな会話をしていると、コソコソと体をタオルで覆ったコサイが僕達から少し離れた場所にそぉーっと入ってきた。
「君はヒワ家のコサイ君だよね?」
「はい」
「君は確か、チワ家のクリカさんと婚約していたそうだが、実際はどうなんだね?」




