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妻のいる天国かと思ったら異世界でした  作者: 鈴月桜
第14章 ウワ家のリオキとマオキ
53/166

変わり果てた元領主

(14章の登場人物)


主人公 岩村 誠 マコト

地球では60歳、転生後は20歳前後の容姿

妻 妙子(死亡)


長女 咲子 / 次女 景子


カミン//

モイナ 

容姿は10歳程度の女の子(ただし本人は20歳)

生まれてすぐに捨てられて、アイナに拾われて育てられた。


光国

アイナ モイナの父(森の守護者)

カイナ モイナの母

    

クリカ (チワ・クリカ) 女性 20歳

ザリカ クリカの父(チワ・リカ家の当主)

ヨリカ クリカの母(元スワ家(海)の子供)


コサイ (ヒワ家) 男性 20歳


カシム(ムワ・シム家) 女性 40歳 ニシム


アミン(闇国 王子) 男性 10歳


血族(吸血家系)


サワ・カロ国(空)

国王  ラカロ (妻) ヒカロ


「チワ・リカ家(地)」 (当)ザリカ(妻)ヨリカ(子)クリカ

「スワ・タリ家(海)」

「テワ・コア家(太陽)」



「トワ・タン国」(時) 

国王 ガタン 妻    (子)ルタン

ガタン母 タタン(異世界人)死亡=妙子


「ヒワ・サイ家」(月) 

(当主)キサイ(妻)ミサイ(子)コサイ


「ムワ・シム家」(死) 

(当主)カシム(亭主)イシム(子)ニシム


「ウワ・オキ家」(空気)

(当主)マオキ (妻)死亡 (子)リオキ


「キワ・ハル家」(木) 

(当主) 死亡 (妻)ノハル→ラカロの母


放浪

「マワ・ケス家」(知恵)


本編へどうぞ!


カシムが何かを知っているようであり、ルタンに話し掛ける

「ルタン、大丈夫です。今の声は娘のリオキの声です。彼女は母親がトワ・タン国に殺害されたと思っているのです。」


ルタンの赤い瞳が大きく開き

「私達がなんで、シオキ様を・・・・・」


「以前より殺害を命令したのが、ガタン国王だと思っているのです。嘘か誠か、シオキ様が亡くなられた日の夜に、城へ全身黒い服を纏った不審者を見たそうなのです。以前、ガタン国王の警備員が同じ服を着ていたと言っているのです。」


僕はカシムに質問する。

「シオキ様は殺害されたのですか?」。


「いえ、私の両親と同じ病気だと診断されました。」


娘のリオキは、母が亡くなったのを受け入れられないのか、それとも本当に殺害だと思っているのか。


閉ざされたドアに向かって、カシムが話し掛ける。

「リオキちゃんよね。ここを開けてくれませんか?」


「カシム姉さんは、そいつの言う事を信じるの?それとも私を信じるの?」


「もちろん、私はあなたを信じるわ。ただ今日は、私の仲間達も一緒に来ているの。お願いだから開けてくれませんか?」


しばらくして


ギィ~


ドアが開いた。


中から異臭が

「うっ!臭!」

と思わず言ってしまった。


するとバタンと戸が閉まってしまう。


クリカが僕に怒る。

「マコト、何を言ってるの!せっかく開いたのに、また閉じちゃったじゃない!」


「ごめん。だって本当に臭かったから・・・」


するとドアの向こう側から、リオキの声がした。

「ちょっとお風呂に入ってくるから、庭で待ってて」

と小さく冷たい声で僕達に言ってきた。


僕達はリオキが言う通り、庭のベンチで腰を掛けて待つことになる。

庭に咲くバラの匂いが、先程の異臭をかき消す。


そして5分後


ドアが開き始めた。


まだ5分しか経っていないのに・・・・


戸の向こう側から、ミントのような爽やかな匂いが僕達の座るベンチまで漂ってきた。


僕達は開いた戸に向かう。


開いた戸の先には、びしょぬれの女性が立っていた。

身長は160cmぐらいなので、クリカと同じくらいであり、髪の毛は肩まで伸びているが、天然パーマなのだろう、水に濡れて櫛も通していないので、ボサボサになっている。

前髪で目が隠れてしまう程に伸びているが、少し見える目は腫れぼったく眠たそうな目をしている。

体型同様、顔もかなり痩せていて、全体的に覇気が感じられない。


水が床にポタポタと零れ落ち、まるで幽霊の様である。


カシムは見慣れているのか、自分のハンカチを取り出して、リオキの髪に当てて水を吸い取っている。

「もうリオキちゃんは変わらないのですね」


リオキは素直に

「ありがとう、カシム姉さん。」


少し間が空き

「私の後についてきてくれますか?」

ボソッと言い、リオキは奥に向かって歩き出した。


何人かの使用人とは会ったが、陽が当たらない廊下は灯もなく暗い。


それにしても、衣服も白いワンピースを着ているので、本当にお化けの後を追いかけているようだ。


暗い廊下を奥へ奥へと歩いて行くと、その突き当りに大きな両扉のドアが目に入った。


リオキが扉を指差し、小さい声で

「ここ」


それだけ言うと、リオキがドアを開けた。


ドアの中は灯も灯しておらず、壁の上の方にある小さな窓から少し陽が差している。


まるで刑務所のようだ。


かろうじて、その陽から奥の椅子に座るマオキの姿を確認できた。


カシムが近づき

「マオキ様、こんな暗い部屋に閉じこもって、どうされたのですか?」


「お~カシムか。よく来たな」


リオキが部屋の灯を点けると、やせ細った男性の姿が写し出された。

「マオキ様、その体は・・・・」

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