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妻のいる天国かと思ったら異世界でした  作者: 鈴月桜
第11章 血族の真実
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丸投げ?

そして4日間が過ぎて、5日目の朝


カミン通りにある宿屋を出ると、クリカが

「さあもう少しで着くわよ。」


クリカの号令により皆が車に乗り込む。


この4日間、トワ・タン国についてからどうするのか、作戦を立てていない。

「ねえ、そろそろトワ・タン国に着いたらどうするか作戦を立てようよ。」


クリカが「えっ?何で?」


何で驚いた態度をとっているのだろう?


僕はコサイに聞き直した

「ねえ作戦を立てようか?」


するとコサイも「作戦?何で?」


一瞬、僕は不安を感じる。

もしかして、僕に丸投げしているのでは?


取り敢えず聞いてみる。

「もしかして、僕だけで皆を救出すると思っているのかな?」


クリカが

「何を言っているのよ、当たり前でしょ!誰がやると思っていたのよ、マコトは馬鹿なの?こんな大勢で城に潜り込んだら、わざわざ見つけてくれって言っている様なものだわ」


えっ?

だからって・・・・


僕はカシムに助け舟を求める。

「カシムさん、せめて一緒に作戦を考えてくれませんか?」


するとカシムが微笑みながら

「マコトさん、頑張ってくださいね。マコトさんがやりやすい方がいいと思うわ」


えっそんな~

「でも、僕は城の様子も知らないんですよ」


「マコトさんなら、大丈夫ですわ」


ダメだ、カシムも僕を過大評価している。

一人で戦うには、あまりにも、何もかも知らなさすぎる。


でもモイナは、モイナだけは一緒に行ってくれるだろう。

「モイナ、二人で行くことになるけど大丈夫か?」


「えっ何で?クリカがマコト一人で行った方が安全だと言っていたわよ」


おいおいモイナも、クリカに丸め込まれたのか?


僕はしばらく考える。


僕にはテレポートがあるから、見つかっても城の外に出るのはたやすい事だ。


取り敢えず潜り込んで、捕らわれている人達にさえ会えれば、城から外に助け出す事ぐらい何とかなるだろう。


しょうがない、一人で行くしかない。


「分かったよ、僕が一人で何とかすればいいんだろ!」

とちょっと強い口調で言ったが


クリカは「だから、当たり前でしょ」

と平然と言われた。


モイナが「もし、何かあったら助けに行くからね」


何か無ければ来ないのか?

もういいや!クリカに洗脳されているモイナに、これ以上望むのは無理だろう。


ここは観念して

「分かった、何かあったら頼むよ」

と苦笑いを浮かべて話すのが精一杯であった。


そして、カミン通りのトワ・タン国の入り口に着いたのである。


まだ陽は落ちていなかったが、少し早く宿屋に入る。


このカミン通りでは襲撃する事は出来ないので、安心して過ごす最後の夜になるかも知れないと身を引き締める。


その宿屋の横が大きな食堂となっているので、僕達はその食堂に夕食を食べに行った。


店屋に入るといつもと同じ様に、最初は血液を頼む。


店主が4つの血液を僕達のテーブルに置いた事に、周りの客達は驚いた様子だった。


「血族が4人」

そんな声が聞こえてくる。


店の客は、殆んどがトワ・タン国の国民である。


店屋のウェイトレスに話しかける。

「いつもここは、こんなに人が多いのですか?」


「そうよ、カミン通りでは犯罪が無いから、お酒を飲む時はここに来る人が多いんですよ。特に女性は街で飲むより、ここに来て飲む人が多いわ。」


僕は店を見渡すと、店員が言った言葉に納得する。

体が貧弱な男性や女性が多い。


確かにここでは犯罪が無いから、ゆっくりと飲めるし、近くには宿屋もある。


血液を飲み終えて、僕達5人は食事を食べ始めた。

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