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妻のいる天国かと思ったら異世界でした  作者: 鈴月桜
第11章 血族の真実
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血族の先祖

(11章の登場人物)


主人公 岩村 誠 マコト

    地球では60歳、転生後は20歳前後の容姿

妻 妙子(死亡)


長女 咲子 / 次女 景子

カミン//

モイナ 容姿は10歳程度の女の子(ただし本人は20歳)

    生まれてすぐに捨てられて、アイナに拾われて育てられた。


アイナ モイナの父(森の守護者)

カイナ モイナの母

    

クリカ (チワ・クリカ) 女性 20歳

ザリカ クリカの父(チワ・リカ家の当主)

ヨリカ クリカの母(元スワ家(海)の子供)


コサイ (ヒワ家) 男性 20歳


カシム(ムワ・シム家) 女性 40歳 ニシム


アミン(闇国 王子) 男性 10歳


血族(吸血家系)


サワ・カロ国(空)

国王  ラカロ (妻) ヒカロ


「チワ・リカ家(地)」 (当)ザリカ(妻)ヨリカ(子)クリカ

「スワ・タリ家(海)」

「テワ・コア家(太陽)」



「トワ・タン国」(時) 国王 ガタン 妻    (子)ルタン

        ガタン母 タタン(異世界人)死亡


「シワ・サイ家」(月) (当)    (妻)      (子)コサイ

「ムワ・シム家」(死) カシム    (亭主)イシム  (子)ニシム

「ウワ・オキ家」(空気)

「キワ・ハル家」(木)


放浪

「マワ・ケス家」(知恵)


本編へどうぞ!


闇国と言うからには、悪魔みたいな存在を想像していた僕の考えは見事に外れた。


アミンが魔法を掛けて綺麗な赤色になっているグラスに入った血液を4人が一斉に飲み干した。


モイナが満面の笑みで「美味しい、もう一杯欲しい」

すると他の3人も「私ももう一杯飲みたい」とモイナの後に続いた。


アミンが「しょうがないな。後1杯だけだぞ。あまりこれに慣れてしまうと他の血液が飲めなくなるから気をつけてくれよ」


身体は幼児体型でふわふわと宙に浮き、男の子だけど声変わりもしていないので、可愛らしい声をしている。

ただし、話し方は年寄くさい。何ともアンバランスである。


アミンが血液に魔法を掛けに行こうと厨房に戻って行った。


僕は皆に闇国の事を聞いた。

「闇国って悪魔では無いの?」


コサイが首を傾げながら、「悪魔って何?」


説明するのは難しいので、話をすり替える。

「闇国の人は、人を攻撃する魔法が無くなったと言っていたけど、他の魔法は使えるの?」


コサイが「元々この星は、闇国の支配する世界だったと聞いているわ。」


「闇国が支配?」


「昔は闇国の人は、それぞれの人が違った魔法を使っていたらしいのよ。ただ全ての魔法を使える闇国の王がこの星を治めていたのよ」


「へぇ~、どんな能力があったの?」


「雲を操る能力や、海を自由に操る能力、水や風等の様々な能力を使えたのよ」


まるでギリシャ神話の様だ。


全ての魔法を使える王とは、ゼウスってところだな。


「それはいつの話ですか?」


コサイが困っていると、カシムが代わりに答える。

「この星が生まれた時から居たって話よ。私達の先祖だと言う説もあるわ」


するとふわふわと浮きながら、アミンがテーブルまでやってきた、

「説では無くて本当の話じゃよ。ただ本当のお前たちの先祖は違うかも知れんがな」


こんな子供が知っている訳が無いと思うのだが

「アミンは、何で知っているの?」


するとアミンが僕を睨む

「お前は黙っとれ!」

僕が何かしたのだろうか?僕を目の敵にしている様だ。


しかし僕の質問にはしっかりと答えてくれた。

「そもそもこの星は今で言う闇人だけだったのじゃ。闇人と言う読み名も40年前の大戦争の後に付いた名だけどな!」

「まあ、それはどうでもいいのだが、この話をするには、わしらの能力の遺伝について話さなければなるまい」


クリカが不思議そうに

「能力と先祖が関係あるの?」


するとアミンが

「この遺伝が重要なのじゃ。わしら闇人は一人目の子供には、能力を受け継げる。ただし、二人目からは能力が無い子供が生まれるのじゃ。この星の能力が無い人、いわゆる人の先祖は闇人だったのじゃ」


「それはいつの時代の事ですか?」


「何千年も前からじゃ!」


それにしても2人目の子供が能力を引き継げないのは、血族の遺伝と同じである。何か関係が?そのままアミンに聞いてみる

「今の血族と関係があるのですか?」


「まあ関係あると言えば関係あるのじゃが。少し長くなるぞ」


何かを思い出した様に僕を睨み

「だから、お前は黙っとれ!」


それでもアミンは話始める。

「昔は今のカミンみたく、人の国、闇の国や光の国に分かれていなかった。能力の有無も関係無く、みんなが何不自由なく一緒に生活をしていた。勿論、男女の関係も、能力があろうが無かろうが関係無い世の中であり、お互い好きな者同士が結婚して子供を産んだ。」


「その場合の能力はどうなるんですか?」


「今から話すところじゃ、口を挟むな!」


「夫妻のどちらかが闇人であれば一人目は能力を持って生まれる。それは今も昔も変わらんのじゃ。ただその場合は能力が少し弱くなるのだがな」


やっぱり、僕の事を目の敵にしている。


「そして何千年と経ち、その時に国を治めていた王の子供、すなわち王女が奇妙な病気に罹ってしまった。その病気は、血液を飲みたがる病気だった。血液以外を飲みたがらない王女に兵士達が王女に血液を飲ませてあげたのじゃ。その時の王女は幼かったが、段々と歳を重ねていくうちに、血液以外の食べ物も食するようになったのだが・・・」



クリカもカシム、コサイも興味津々にアミンの話を聞いている。


続けて、アミンが話始める。

「しかし何年か経ち、彼女から血液を吸われた兵士達の生まれてきた子供達は、血液を好む子供が生まれてきて、生粋の闇人よりも少し力が弱い子供が生まれた。彼女に血を吸われた闇人は約100人以上。生まれてきた子供は血を好むが、普通の食事も好んだ。しかしこのままでは血を好む人が急増してしまい、能力の差も生まれてきてしまう事から、血液を直接人から飲むのを禁じ、その国王は自ら離れた土地に、その兵士家族と街を作ったのじゃ。

その時に生まれてきた子供達が、今の血族の先祖と言う事になるのだが、本当の先祖は彼女と言う事になるのかもしれないな。」


そういう事なのか


「しかし、その王の後を継いだ者が最悪で、能力によって差別するようになったのだ。能力が無い者同士が結ばれて子供を産んでも、能力の無い子供が生まれてくる。そんな能力が無い子供は、身分も与えられず、奴隷の様に扱わられる時代に変わっていった。生粋の闇人、能力の無い人、そして元国王の街に住む吸血家系と3段階に分かれ始める。」


どこの星でも人種差別は起こるんだな


「そんな差別社会になった時に能力の無い者達が力を合わせて暴動を試みる。勿論、能力がある闇人には敵わない。そこで力を貸したのが今の血族の先祖達なのじゃ」

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