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妻のいる天国かと思ったら異世界でした  作者: 鈴月桜
第10章 闇国の王子 アミン
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闇国の王子(アミン)

クリカ「ここは新鮮な血が飲める店で有名なんだよ」

とモイナに嬉しそうに話し掛ける。


まるで本当の姉妹の様であり、姉はクリカ、妹はモイナといった関係となっている。


モイナもクリカに甘えており、同じ歳の筈なのに、すっかり上下関係が出来上がっているが、モイナも楽しそうに会話しており、モイナの笑顔を見ると心が和むのであった。


車が食堂の前に止まると、クリカとモイナが競争する様に飛び出して店へ入っていく。


店はファミリーレストランの様な形状のレストランとなっていて、店の名前が「デニズ」と書かれている。

「デニズ ?」

まるで日本のファミリーレストランの名前の様だったので、カシムに質問する。


「もしかして、このレストランの名前も「タタン」がつけたの?」


僕の言葉にカシムは驚いて「よく分かったねマコト。そんな能力も持っているのか?」


「いや、そんな能力は持っていないよ。何となくそう思っただけだよ」


もしかして「タタン」とは日本人だったのか?


僕達5人が店に入ると「いらっしゃいませ、デニズへようこそ」


これは確定だな。


5人はウェイトレスに案内されて、道が見える窓側の大きなテーブルに案内される。


クリカがスペシャル血液と書かれた商品に反応する。

その商品には、他の3人も興味を示しているようだ。


冷静さを装いカシムが、店員に質問する。

「このスペシャルとはどういう事なのかしら?」


「この血液は、闇人の血を浄化魔法で綺麗にしたものです。」


「そ、そうなのか?それで浄化魔法すると何が違うの?」


「血液内の不純物である、脂肪等を取り除いているんです。」


完全にカシムの表情が緩んでいる。もう飲みたくてしょうがないみたいだ。

「では私はそれにするわ。でもそんな魔法は、聞いたことが無いけど、誰がその魔法を使うの?」


「はい、アミン様がここに来て魔法を掛けて下さるんです。」


いつもは冷静なカシムが驚いた表情で

「アミン様って、闇国の王子?」


「はい、注文が入るとここに来て下さるんです。冷凍された血液を魔法で新鮮な血液に変えてくれるんですよ。私には分かりませんが、まるで生きている人の血液みたいで、相当美味しいらしいです。」

それを聞いた他の3人も同じ物を頼んだ。


僕は血を飲めないので、絵を見てスパゲッティみたいな絵が書いてある食べ物を注文した。


実はトイレを我慢していた僕は

「ごめん。ちょっとトイレに行ってくる」

と席を立ち、トイレに向かった。


用を足しながら

「闇国の王子って?どんな容姿なのだろう?もしかして真っ黒な悪魔みたいな容姿なのかな?」

アニメ等の悪魔を頭に思い描いた。


トイレを出て席に向おうとすると、


えっ?天使?


テーブルの所に羽が生えて空に浮いている、子供の姿が目に入った。


その姿は、まさしく天使そのものだ。

何でこんな所に天使が?


僕はとまどいながら席に向かった。


そして席がある場所まで着いたが、天使が邪魔で椅子に座れない。

しょうがなく天使に

「あの~ちょっと横にずれてくれませんか?」

すると体が浮いていて、顔の位置が同じ高さにある天使が僕を見る。


顔もまさしく天使である。

まるで赤ちゃんの様なほっぺたをしていて、髪の毛は天然パーマが掛かっていて、髪の色は白い。衣服も真っ白で羽も白い。


何だか本物の天使を見て感動してしまう。


天使って、こんな感じなんだ。


「あっごめん。」

と天使は少し横にずれてくれた。


モイナが「マコト、この子がアミン様だって」


えっ闇国の王子って、悪魔では無いの?

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