表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妻のいる天国かと思ったら異世界でした  作者: 鈴月桜
第10章 闇国の王子 アミン
37/166

カミン通り

買ってきた服を持って、カシムとコサイが部屋へ着替えに2階へ行った。


まずはカシムが着替えて降りてくる。


薄い水色のYシャツと膝まで隠れる水色のスカートを履いてきた。

スカートの丈の長さは自分で調整出来るので、無難と言えば無難だ。


続いてコサイも白いYシャツに白いスカートを履いてきたのだが、かなりのミニスカートである。まるでテニススカートの様だ。


案の定クリカがコサイに「アンタ馬鹿でしょ!せめてロングスカートにしなさい。20歳前後の女性は、そんな服を着ないわよ!」


するとコサイが何を勘違いしたのか

「女性って認めてくれたのね。ありがとう!」


するとクリカがコサイの頭を小突く

「本当に馬鹿!」


そんな緊張感が無い食事を済ませて、いよいよトワ・タン国へ出発するため、5人は店を出たのである。


街の出口がカミン通りになっているが、そこには元チワ・リカ国の人達が群がっている。


その先頭に立っているケロタが代表して僕達に話し掛ける

「どうか、国王と女王をお助け下さい。」

と僕達に言った後にクリカの手を握り

「クリカ様、どうかご無事で」


するとクリカがケロタの手を振り払い

「ケロタ、脂っこいよ!」


クリカを除く4人は、唖然とする。


僕も心の底からケロタを憐れんでしまう。


僕を慰めるように、コサイとカシムがケロタの肩を軽く叩き

「ごめんなさいね。悪気は無いのよ」


ケロタはしょんぼりとしながら「分かってます。」

と肩を丸めながら言った。


そんなケロタの様子など気にせず、クリカは手のひらサイズの車を道路に置き、車に向かって大きくなるよう念ずる。

すると昨日と同じ大きさに変化した。


大勢集まっている元チワ・リカ国の人達に、

「じゃあ行ってくるね!」と言って車に乗り込んだ。


やけに呆気ない挨拶に、僕達が慌ててクリカの後を追うように車へ乗り込んでトワ・タン国に車を走らせたのである。


幅が5km以上ある道路の所々に店屋が密集している。

出発して2時間ぐらい車を走らせていると、道路の真ん中に大きな家が建っている。

「あの建物は何なの?」


カシム「あれは、道路の安全を守る組織の「ポリス」の建物よ」


「ポリス?これって誰が名付けたの?」


するとコサイが「タタン様よ」


やはりタタンは、地球人だったんだ。


と言う事はアメリカ人?


「ポリスは誰がやってるの?」


今度はクリカが自信たっぷりと話始める。

「4国から代表者を指名して作られた組織よ。この組織の主軸となっているのが、攻撃する能力を失った闇国の者達が大半を占めているわ」


闇国の人達ってどんな人なのだろう?光国がアイナやカイナみたいな恐竜だとしたら、闇国と言うからには、もっと恐ろしい姿をしているのではなかろうか?


でも半日カミン通りを走っているが、そんなに恐ろしい姿をした者は見ていない。


森に居た時は昼を食べる習慣が無かった筈のモイナが

「お腹減ったよ。何か食べたい」


甘えてくるモイナに

「夕ご飯まで我慢しなさい!」

と注意する。


もう親子の会話である。


するとクリカが「モイナがお腹減っているのよ、どこかに寄って行きましょう」


「でも、急ぐんだよね?」

とクリカに意見を言ってしまった。


案の定、怒りながら

「それとこれは関係無いわ!」


関係あると思うのだけど・・・・・


車は進行方向を右斜め前の道端に並ぶ飲食店へ、進路変更して車を走らせた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ