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妻のいる天国かと思ったら異世界でした  作者: 鈴月桜
第10章 闇国の王子 アミン
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仇討ち

(10章の登場人物)


主人公 岩村 誠 マコト

    地球では60歳、転生後は20歳前後の容姿

妻 妙子(死亡)


長女 咲子 / 次女 景子

カミン//

モイナ 容姿は10歳程度の女の子(ただし本人は20歳)

    生まれてすぐに捨てられて、アイナに拾われて育てられた。


アイナ モイナの父(森の守護者)

カイナ モイナの母

    

クリカ (チワ・クリカ) 女性 20歳

ザリカ クリカの父(チワ・リカ家の当主)

ヨリカ クリカの母(元スワ家(海)の子供)


コサイ (ヒワ家) 男性 20歳


カシム(ムワ・シム家) 女性 40歳


アミン(闇国 王子) 男性 10歳


血族(吸血家系)


サワ・カロ国(空)

国王  ラカロ (妻) ヒカロ


「チワ・リカ家(地)」 (当)ザリカ(妻)ヨリカ(子)クリカ

「スワ・タリ家(海)」

「テワ・コア家(太陽)」



「トワ・タン国」(時) 国王 ガタン 妻    (子)ルタン

        ガタン母 タタン(異世界人)死亡


「シワ・サイ家」(月) (当)    (妻)   (子)コサイ

「ムワ・シム家」(死) カシム

「ウワ・オキ家」(空気)

「キワ・ハル家」(木)


放浪

「マワ・ケス家」(知恵)


本編へどうぞ!


「そんな・・・・」


クリカが立ち尽くす。


「お父さん!お母さん!」


クリカが立ち昇る炎に向かって大声で叫んだ。


周りに群がっている人達がクリカの所へ駆け寄る

「クリカちゃん、王と女王が捕らわれてしまった!」


「誰?ラカロ?」


「それが、サワ・カロ国の兵士では無いみたいなんだ。」


「えっ?では誰が?お父さんもお母さんもそんな簡単に捕まる訳が無いわ!」


「それが、王と女王が動かなかったのです。と言うか、動けない様に見えましたが?」


するとコサイが「ガタンよ。絶対にガタンだわ!」


「だから、あんたは男でしょ!女言葉は止めなさいよ」


まさか、ここでコサイの話し方を指摘するとは。

しかし、ガタンであれば、僕達の目的と合致する。

「クリカ。君の両親も絶対に助けるから安心して」


「うん。この場所で殺されていないなら、父は大丈夫だと思うわ。ただ、お母さんが心配」

何故お父さんが大丈夫なのか分からないが、クリカの表情は強張り、いつもの表情とは違う。


コサイがクリカに近づいて、クリカの手を握る。

「クリカ、大丈夫よ。マコトが何とかしてくれるわ」


案の定、クリカがコサイの頭を叩く

「ここは、マコトを宛てにするのではなく、自分が助け出すとか言えないの!」


コサイは笑顔で

「勿論、クリカの為なら何でもするわ」


懲りずに女言葉を使ったので、火に油を注いでいる様に見えたが、クリカの頬は赤らみ

「頼んだわよ」


あれ?もしかしてクリカはコサイを・・・・


クリカの険しい表情は薄れ、「じゃあ、取り敢えず宿泊所に行くわよ。どうせ今から追っても間に合わないでしょ!」


モイナは訳が分からない様子だったが、笑顔でクリカの指示に従った。

「クリカ、行こう!」


「ちょっと待って、家の火を消さないと・・・・」

僕は空気中の水を目の前に集めるイメージをする。そして目の前に水が集まっていく。


その水を燃え盛る家に向かって


「行けえ!」

と念を込めると、目の前の水は家に向かっていった。


その行為を繰り返し、燃え盛る家に向かって放水していく。


何とか、数分後に火は消し止めた。


「ふう」

ひと息つくと、クリカが「さあ、マコト行くわよ。」

と言って、歩き出していった。


「ちょっと待って、少し休ませてくれよ。」


「ダメよ」

とクリカが言うと、モイナもクリカに続き「ダメよ」と繰り返した。


コサイとカシムが僕の肩を叩き

「マコトごめんね、行きましょう」

と僕を慰めてくれた。


クリカの後を追い、近くの宿屋に入る。

店長は元チワ・リカ国の護衛隊隊長のコミニカである。


店に入るクリカの姿を見ると、

「お嬢様すいません。これから元チワ・リカ国の兵士を集めて、ガタンを討ち取りに行きます。」

「コミニカありがとう。でも兵士を集めなくていいわ」

「お嬢様、それは出来ません。私達は元ザリカ国王を慕い、他の国の兵士にならずザリカ様の近くに拠点を置いて住ごしていたのです。是非、ガタンを討ち取らせて下さい。」

「その気持ちだけ頂くわ。コミニカも元チワ・リカ国の方々も、ラカロからいつも私を守ってくれていたのを本当に感謝しているの、だから貴方達の命をこれ以上危うくする事なんて私には出来ないわ」

「私達の命はザリカ様に預けております。是非、許可をお願いします。このままではザリカ様が・・・・」


本当にザリカの事を慕っているのが分かる。


既に国王では無いザリカを守る義務も無いのに、こんなにも多くの人達がザリカの安否を心配している。


クリカは僕達を見ながら

「この5人で父と母を助け出すから大丈夫よ」


「5人って?相手はトワ・タン国ですよ!」


クリカがコサイを指さして、「彼はヒワ・サイ家のコサイ」

次にカシムを指差し「彼女はムワ・シム家のカシム」

そして、モイナを指差して「彼女は・・・・とにかく血族のモイナ」

最後に僕を指差して「彼は異世界人のマコトよ」


「えっ異世界人?」

「そうよ、だから安心していいわよ。」


そんな言葉でザリカの事を慕うコミニカを、説得する事は不可能だろう。


しかし、

「そうですか、異世界人ですか。それなら心配無いですね。」


えっ納得しちゃうの?


「マコト様、ザリカ様をお願いします。」

と僕の手をコミニカのごつい手で握られた。


「はあ、頑張ります。」

と答える事しか出来なかった。

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