ラカロ?
(8章の登場人物)
主人公 岩村 誠 マコト
地球では60歳、転生後は20歳前後の容姿
妻 妙子(死亡)
長女 咲子 / 次女 景子
カミン//
モイナ 容姿は10歳程度の女の子(ただし本人は20歳)
生まれてすぐに捨てられて、アイナに拾われて育てられた。
アイナ モイナの父(森の守護者)
カイナ モイナの母
クリカ (チワ・クリカ) 女性 20歳
ザリカ クリカの父(チワ・リカ家の当主)
ヨリカ クリカの母(元スワ家(海)の子供)
コサイ (ヒワ家) 男性 20歳
血族(吸血家系)
サワ・カロ国(空)
国王 ラカロ (妻) ヒカロ
「チワ・リカ家(地)」 (当)ザリカ(妻)ヨリカ(子)クリカ
「スワ・タリ家(海)」
「テワ・コア家(太陽)」
「トワ・タン国」(時)
国王
「シワ・サイ家」(月) (当) (妻) (子)コサイ
「ムワ・シム家」(死)
「ウワ・オキ家」(空気)
「キワ・ハル家」(木)
放浪
「マワ・ケス家」(知恵)
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朝6時
部屋のドアにノックする音が響く。
「はい。」
僕は起きてドアを開けると、クリカの両親の姿があった。
そして部屋の椅子に二人を招くと
「この前に話した異世界の事なんだが」
「はい」
「実は「トワ家」では、過去に男しか生まれず、同世代の吸血家系の女と結婚する事が絶望的になった事がある。その時に息子と結婚したのが異世界人だったんだ。すると、生まれてきた子供が吸血の家系より強い子供が生まれたんだ。」
異世界人って地球人かな?
「そして、その子供が王についた時に、光と闇と人間との大戦争が起こったんだ。」
あれ?話がちょっと違うな
「トワの国に来た異世界人である、王の母親は強く、神王や闇王でさえもタタンを破る事は出来なかった。結局決着がつかず、話し合いが行われて協定を結び、カミン通りが出来たんだよ。」
何となく前に聞いた話と繋がった。
「実際は、この大戦争も裏でトワの国王が仕掛けた説もあるぐらいだ。」
そして去年、現国王の母親であるタタンが亡くなったんだ。
母親より力が弱かった現国王は、母親に力を押さえられていたけど、その抑える母親が亡くなった今、また大戦争を起こそうとしているらしい。
そして今度はカミン統一国王の座に座ろうと考えているらしいのだ。
この情報は各国王も知っている。しかしこの情報が神王や闇王に知られてしまえば、大変な事になる。もし、異世界人である君の存在を知ってしまえば、必ず君を仲間に引き込むだろう。」
「それを知って、僕は仲間になんかなりませんよ」
「国王の娘のルタンは、絶世の美女らしい。多分、結婚させようと考えると思う。それに彼らの特別な能力で「心の支配」と言う能力がある。その能力は一生に一度しか使えないそうだが、彼はまだその能力を使っていない。」
「心の支配?」
「多分、前の異世界人も。この能力で結婚させられたのだと思う。」
「それは酷いな」
「それと、もう一つ特別な能力を持っている筈だが、それは明らかにしていない。」
「そんな能力があるのですか?」
「多分、時の名を引き継いでいるので、時に関する能力だと思うが・・・」
「それでは、ザリカさんも特別な能力を持っているんですか?」
「俺か、俺の地の能力は」
するとヨリカが慌てて
「あなた!」
「お~そうだった。悪いなマコト、これは内緒だ」
どんな能力なのだろう?凄く気になるが、質問をするのを止めた。
すると、モイナが目を擦りながら起きてくる。
「おはよう」
そしてクリカも同じように目を擦りながら、半身起き上がると、ベッド上で
「おはよう」
と挨拶する。
ザリカ「二人共おはよう。」
と言った後「じゃあな。旅の準備もあるだろうから、俺達は失礼するよ」
と部屋を出て行った。
そして僕達は旅の準備を終えて、朝食を食べに1階へ荷物を持って降りて行った。
モイナもクリカも朝からテンションはMAXである。
「クリカのおじいちゃんの所って、海があるんでしょ?海ってどんな所?」
「海はしょっぱいんだよ。」
「え~飲めないの?」
川しか知らないモイナは、不思議そうな顔をする。
「そうだよ、海の水を飲みすぎると死んでしまう事もあるんだぞ」
「え~じゃあ行かない!」
「ごめんごめん。毒では無いから、ちょっと飲んでも大丈夫だよ。体のバランスが崩れるくらい飲むと病気になっちゃうって事だよ」
モイナとクリカは不思議そうな顔をしている。
体の塩分の事を話しても分からないだろうから、
「お腹いっぱい飲まなければ大丈夫って事だよ」
「それなら行く」
とモイナが笑顔で言った。
朝食を全員で摂りながら、ザリカが恐れている事を話し始める。
「とにかくクリカの事をサワ・カロ国王のラカロが狙っている。充分に気を付けてくれ」
と真剣な顔で僕にお願いしてきた。実際、僕の力がどれぐらいなのか分からないが、この場ではザリカとヨリカを安心させる為
「分かりました。任せて下さい。」
と笑顔で返事をしたのであった。
食事を食べ終わり、いよいよこの町を離れる事になった。




