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妻のいる天国かと思ったら異世界でした  作者: 鈴月桜
第5章 カミン一周の旅
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心の声?

モイナと魚を持ち帰り、洞窟へ戻った。


アイナとカイナは、既に起きていて昨日と同じ様に火を焚いていた。


昨日と同じ時間を過ごす。


朝食を食べ終えると、モイナが「じゃあ勉強しよう!」


と、小さい子が楽しい事をする時に見せる、元気いっぱいの笑顔に僕のやる気が増してくる。

「モイナ先生、お願いします。」


「じゃあマコト目を瞑って」

疑問に思ったが、モイナの言うとおり目を瞑る。


目を瞑っているので、当然ながら真っ暗な空間が広がる。そこに家の画像が浮かびあがる。

「えっ?何で?」


僕が驚くと、すぐにモイナが得意げな表情を見せ、驚いた内容を説明する。ここに来てからモイナのこの表情を何度も見ているが、子供が自慢げに物事を語る様で微笑ましい。

ここでも自慢げに

「私が画像をマコトに送ったのよ。」


そんな事まで出来るのか。


この様にモイナから、この世界の言語を学ぶのだが、不思議と自然に記憶されていった。

単語に至っては、モイナが呼び方と書き方を教えてくれるだけで覚えてしまう。

地球に居る時に、この記憶力があれば簡単に一流大学に入学できたであろう。


ただ一つ疑問が生じる。


「モイナは人の世界に言った事があるの?」


「お母さんと一緒に何度か行った事があるよ」


あの容姿で街に行くのか?パニックにならないのかな?


僕がそんな事を考えていると、何を考えているのかモイナにも分かったらしい。

「お母さんもお父さんも姿を変えられるのよ。ただ、1日しか持たないから、街に行くのは買い物に行く時だけだから、泊まったりした事は無いの。」


そういう事か、神って何でもありだな。


そして1週間、モイナに言語を教えてもらい。少し話せる様にまで成長した。


今まで僕に話し掛ける時は直接、脳に語り掛けていたが、この一週間で普通に会話が出来るようになっていた。


脳に直接語り掛けてきた時より、直接会話した方が心に伝わり、3人との距離感もグッと近づいた感じさえ受けた。


言語の勉強もほぼ終わり、今度は今まで疑問だった能力について、モイナに教えてもらう事になる。

今日はモイナが出来る事やアイナとカイナが出来る事を教えてもらい、僕にも出来るか試してみる事にしていた。


「マコトは、何でも出来ちゃう気がするわ」


「う~ん。物理的な事は出来そうな気がするけど、皆みたいに直接、頭に話しかける事は出来ないかも。」


「えっ?何言ってるの?いつもマコトが何かをしゃべっている時って、私達の頭にも直接語り掛けていたわよ」


「そうなの?」


「それに、私達が心で思っている事も分かっていた感じだったわよ。お母さんが言ってたもん」


「カイナが?」


「うん。初めて会った時に何も話さないのに、思っていたことを感じ取ってた。と言ってたわよ」


もしかして、カイナに襲われた翌日、人間を食べないと言っていた時は、何をとぼけているのだと思っていたけど、襲った時に僕に向かって言っていた言葉は、僕が勝手にカイナの心の声を聞いていたのだ。それなら、翌日のカイナの態度も納得できる。


「ねえモイナ?僕と最初にあった時に語り掛けた事も、僕が勝手にモイナの心の声を聞いてしまったのかな?」


「ううん。それは違うよ。マコトが困っていたから、話しかけたのよ。同じ人間だったから、放っておけなくて話しかけたのよ」


「そうか、ありがとう。勝手に心の声を聞かれたら嫌だもんね」


「ううん。聞かれても困る事なんて無いから、私は大丈夫よ」


身なりは子供だが、言っている事はしっかりとしている。


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