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異世界でもぼっちになったので元の世界に帰ります。  作者: ゆーりぃ
1章〜異世界召喚 編〜
3/109

3話~デバイスと異能力と(1)~

2日に1回ほどの更新でやろうと思っています。よろしくお願いします

 

 召喚門をくぐっても戻れない事を確認したあと、俺たちは会議室のような部屋に案内された。


「では今から召喚者の五人にはこっちの世界のことを教えるよ」


 ようこそさんがメガネをかけながらドヤ顔してる。

 え? かける必要あった? そのメガネ。


「まずは百聞は一見にしかず。このデバイスを起動してみてくれ」

「デバイス?」


 俺たちはスマホの様な機械をそれぞれ渡された。恐る恐るそのデバイス?の画面に触れてみる。

 そうすると画面が光り、ユーザー認証をしてくださいとの表記が。


「ちなみにそのデバイスには翻訳機能がついていて、言語が違っても自動的に自分の知っている言語に変換してくれるんだ! ちなみに君たち三人とこの二人は言葉が通じないだろう?」


 ようこそさんはその当たり分かっていたらしい。たぶんこっちに呼び出された時に同じ状況だったんだろう。

 実際に五人のうち、女子二人以外のもう二人――

 外国人二人はすごく流暢な英語だ。全然何言ってるかわからん。

 もうちょい英語勉強しときゃよかった! なーんてことにならなくて済むのは助かるわー。勉強嫌いだし。


 デバイスに登録を行う。指紋とか色々やったと思う。

 え? ユーザー認証ってこんな厳重なの?

 ちなみに理由はすぐに分かることになるんだけど。


「よし、みんな認証はできたかな?」

「まぁ多分?」

「私も大丈夫だと思います」


 ゆるふわちゃんがそう答えた。自己紹介してないから暫定でそう呼ぶか。


「認証できたなら言語が変換されていると思うからまずは自己紹介から頼む。まずは五人でね」

「おお!? 急に他のみんなが何言ってるか分かるようになったぜ!?」

「確かにな。意思の疎通ができるのはいいものだ……」


 ようこそさんが言ってたように流暢な英語だったのが日本語に! デバイスすげぇ!


「通じるようになったし俺から自己紹介するか! 俺はライン! ライン・マークだ、よろしくな!」


 ラインって言うこの人は俺の目から見て、イケメンと言える。黒人で体型もがっしりした大型だ。言動からして結構社交的か? ぼっちとしては苦手なタイプかも。


「次は僕か……僕はジェイク・ジェイブス。ジェイクって呼んでくれ」


 ジェイクはラインとは真逆で白人、やせ型。筋肉はそれなりについているのでスポーツか何かやっていると思われた。

 ラインほど筋肉がある訳では無いから健康的な範囲でやっているくらいか?

 あとは喋り方からすればラインと違って落ち着いてる感じ。ぼっち的には評価高いよ。うん。


「次は私だね。私は天原 唯(あまはらゆい)。よろしくね」


 先程ゆるふわちゃんと呼んでいたこの子の紹介が始まる。改めてちゃんと見ると肩くらいまでかかる、ゆるふわの栗毛の髪、瞳は薄い青色。

 スタイルは出るとこ出てて、引っ込んでるとこはしっかり引っ込んでる。ボンキュッボンって感じ。

 要はスタイルめっちゃいい。そしてぼっち的眩しい子だなぁ。モテそうだね。ちょっと前にも思ったけど。


「じゃあ次はあたしか。才華 彩美(さいかあやみ)。ちなみに名前で呼んでいいのは唯先輩だけなんで、そこんとこ勘違いしないように。以上」


 うわぁ……言動キッついなぁ……って言うのが第一印象。というかゆるふわちゃんこと天原さんの後ろに隠れながら言ってる。なんか警戒してる猫みたい。

 見た目としては天原さんよりはスレンダーだね。胸も普通にあるくらい? 普通がどんなんか知らんけど。


 背は天原さんよりは少し小さい。髪はクリーム色のって言ったらいいのだろうか。それを首の後ろくらいで左右に分けて束ね、それが体の前に流れている。胸くらいまでの長さだ。

 そしてさっきの発言からして天原さんと学校同じで関係は先輩後輩か。


「最後は俺ね……下地 刻矢(しもじときや)。よろしく」


 ちなみに友達はいません!ぼっちです!



 ――――――――――――――――――――――――



「一通り終わったかな? じゃあ次はこれを見てくれ」


 そう言ってようこそさんは青紫のひし形の結晶を取り出した。なんか魔石っぽい。


「これはフィグメントって言って、この世界に存在する石だ。これを通貨に換金したり、君らが持っている異能力を成長させる為に使ったりするんだ」


 へぇ……じゃあ結構取れるのかな、この石。

 ……ん? 待てよ、異能力だって!?


「俺たち、異能力者なの? マジ!?」

 これは……激アツな展開か!? 面白くなってきた!



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