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異世界でもぼっちになったので元の世界に帰ります。  作者: ゆーりぃ
2章〜帰還方法探索 編〜
108/109

107話〜その後の対処、そして疑念〜

 

 Another View 『ショーゴ』



「分かったー、そっちに俺が行くから。周りの警戒をよろしくー」


 刻矢から連絡を受けた俺は現地に向かうことにした。それにしても王の懸念は当たった形になってしまった。


(ただそれが、姫様を狙ったものだったらそうなんだけどねー……)


 ハッキリしているのは『襲われた』という事実のみ。『なんの目的があったか』が分からない以上迂闊に人員を出すのもよろしくない。


 それ自体が陽動だったら?他の狙いがあったら?

 考えることは山積みだねー。


「それにしても、あの三人の対応……」


 聞いてた分では『襲われるかもしれない』と言う『目星』が付いてないとこの対処の仕方は無理だね。やっぱりまだ何か知らない力を隠してるかな?


(それも含めて、確かめに行かないとね)


 まだ完全に疑念が払拭されたわけじゃない。そう、あの三人だってまだ完全に信用したわけじゃない。

 だから俺が監視役なんだから。王直々の、ね。


「って言ってもー、二人ほどかなーりのお人好しみたいだけどさ。心配はそこまでないけど」


 いい意味でも悪い意味でも、あの三人は人を騙すような事は出来ないだろう。だから()()()()()()()()()()


「ま、いいや。直接見て判断するし」


 取り急ぎ、現場に向かうかな。取り押さえてる連中も居るようだしね。




 ――――――――――――――――――――――――


 Another View 『????』



 実力を見るために差し向けた、そこそこの連中が瞬時に完封、か。


 それにしてもだ。


「あのスピード……それに、盾になった猫、妙な形の紋様……話にあった『結界』……」


 想定以上だな……!いいね、殺り合える日が楽しみでしょうがねぇ……!


「テンション上がっちまうぜぇ……!」


 だが、もうちょい考えとかねぇとなぁ。まずは……


「あのスピード、ただの『速さ』じゃねぇなあ……?話にあった『例の能力』か?確か……」


『時間干渉系能力』。あいつの説明はそうだった。

 ただの『速さ』ではなく、時間単位の『早さ』。


「人は『1秒』を認識できても、意図的にはそれ以下……『0.5秒』や、ましてや『0.01秒』を感覚的に体感できてるわけじゃねぇ……それを可能にするのが『例の能力』」


 能力による『時間干渉』。認識できなかったものを認識できるようにし、細かい時間単位で動けるようにする。その結果――


「『速く見える』と勘違いってとこか?だが、対抗手段はあるなぁ……」


 要は素でのスピードがそもそも速ければ勝負に持ち込めるわけだ。


「クハハッ……なんだ、勝ちの目はありそうだなぁ……!」


 あいつが何とかできるなら他なんてどうとでもなるだろう。経験を元にすればなんとでも。


「ホンっトーに、楽しみだねぇ……!」


 さて、準備を始めるかねぇ……アイツらから何もかも奪ってやるために。



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