Mission.001 威力偵察隊迎撃
2019年に投稿する(2019年になったら投稿するとは言ってない)
西暦二一六三年
月面 日本航宙軍第二月面基地
指揮・戦略情報室
ーーーー‼︎ーーーー‼︎
緊急事態を告げる警報が、けたたましく鳴り響いた。
決して狭いわけでは無いこの空間は、所狭しと詰められたモニターや計器、そして警報によってかなり手狭に感じられた。
「外惑星方向より重力震!光学観測、距離〇・五光秒(約十五万キロメートル)‼︎」
「月の重力影響圏内だぞ・・・!」
彼は壁面に設えられた大型モニターを睨む。
そこには、月の重力の影響を受けるはずの宙域に“出現”した四つの光点が示されている。
「識別完了・・・前衛二隻は戦艦級、後衛は駆逐艦級!」
次いで光点は大小の矢印に形を変える。前二つは大きめの矢印だ。そしてその矢印へ、これまでに得られた情報が矢継ぎ早に羅列されて行く。推定ナウ・マスラー級aタイプ、速度八〇キロメートル毎秒、推定質量七十万トン、月面到達予想時刻・・・など、“必要最低限”と思われる情報のみ表示される。
「迎撃は・・・周回警備艦隊はどうしている・・・⁉︎」
「到着までかなり時間がかかります・・・あっ、三〇三航空連隊スクランブル!全機対艦兵装―――エウドクソス基地から一二機上がりました!コールサイン“ワイバーン”!」
月面にいくつもある基地のうちの一つから、友軍機を示す青い三角形が高速で飛び立った。
「待機中の第八駆逐戦隊に出撃命令。“ワイバーン”と共同し敵艦艇を叩け。」
男は指示を飛ばした。男―――この月面に展開する全ての日本軍を統括する最高指揮官―――は更に、巨大なモニターに目を落とし言う。
「これは何時もの“定期便”だ、この後に大波が来る。第二艦隊にも出撃命令を出せ。月衛星軌道でスイングバイ態勢を取らせろ。」
定期便・・・威力偵察の隠語であった。
「了解!」
★☆★☆★
月周回軌道
同・外縁約一二〇〇〇キロメートル
第三〇三航空連隊 コールサイン『ワイバーン』
薄暗いコックピットに寝そべるような状態で外に視線を投じると、満点の星空の中に、幾つくか真っ赤な光が時折明滅している。
約二〇〇キロメートル先にいる友軍機だ。
更に視線を横にずらすと、この機体―――F-9A、制式名称は九式空間艦上戦闘機―――の外見的な特徴の一つである、“逆”デルタ翼が見えた。彼・・・伊東 英次中佐は、F-9Aの特徴的な姿が好きであった。
日本航宙軍が全領域制圧任務艦上戦闘機として2161年に採用したF-9Aは、逆デルタ翼の主翼、素の三倍の太さを持つ機首、異常に小さいコックピット・・・など、その外見は極めて奇天烈というか他の機体で余り目にする物ではない。
特に、一部からは「肥満体型」とすら揶揄される機首周りはその最たるものだろう。
しかし、F-9Aを「肥満体型」たらしめている機首周りの出っ張りは、四〇ミリビームカノンという(訳の分からん)大威力の機関砲を装備する為のものであった。他にも、強力な電子妨害装置や編隊ステルス制御装置、衝撃波抑制機構を装備し、F-9Aを強大な打撃力を有する戦闘機にすると共に、強力な電子戦機としても完成させていた。
そのF-9Aのコックピット内で、ぼっけーーっとリラクスすらした気分でその光景を見ていると、不意にアラームが響く。敵艦隊との会敵予想空間に近づいている事を示すものであった。
「―――全機、電波管制解除。ECM起動・・・全兵装の安全装置解除。」
『―――了。』
同時に、彼はコックピットの電子装置のスイッチを入れる。自機のレーダーが作動し、電子戦装置も同時にその力を発揮する。それらと連動してキャノピーに幾何学的な青白い光の線が迸り、次の瞬間にはキャノピーそのものに様々な情報が投影される。
自機の飛行経路、飛行状況、僚機との距離、障害物の有無、敵艦との距離、武装の状態・・・等々。凡そ知り得る全ての情報が、彼の視界のほぼ全面を覆うキャノピーに映し出されている。
F-9Aのコックピットは、IDC(Informations Display Canopy)と呼ばれる先進情報表示装置によって、コックピットのキャノピーそのものがモニターとなっている。
HUDはもとより、従来主流だったコックピットを覆う様に配置されていたタッチパネル式液晶ディスプレイすら装備されていない(六×六インチの非常用タッチパネルが二枚装備されてはいる)。IDCをコックピット内で一人で操作するために、F-9Aのキャノピーは他機種と比べてかなり小さい。
兵装選択―――ASM-・・・空対艦ミサイル。
宇宙空間有効射程最大一〇〇〇キロメートルを誇る艦艇キラーだ。これをF-9Aは最大八発装備できる。一二機全機が対艦兵装なので、通算九六発も撃ち込める事になる。しかし・・・
(足りるかなぁ。)
英次は一抹の不安を覚える。
四隻全艦撃沈はまず不可能。それだけ連中の防空能力は高い・・・増援が来てくれるなら別だが。
そう思う彼に、通信が入る。
『ワイヴァン、攻撃開始せよ。優先目標をデータリンクで伝送する。攻撃後に駆逐艦隊が突入する。事後、即座に離脱しろ。』
「ワイヴァン〇一、了解。」
プッ、と電子音を発し、IDCにオレンジ色の四角い表示が現れる。F-9Aのレーダーが捉えた敵艦・・・その表示される情報から見るに、防空型駆逐艦だ。これが最優先目標か。
恐らくは敵の防宙駆逐艦を屠ってから駆逐艦隊の魚雷攻撃で残った戦艦を料理するつもりだろう。
「照準固定!発射用意・・・。」
各二隻、それぞれ四発ずつASMが向かうよう操作する。瞬間、オレンジの四角形は赤い円形に変わる。F-9Aのレーダーと、それぞれのASMのシーカーが敵艦艇をロックオンした証拠だ。
瞬間、警報音が吹き荒れる。
(バレたか!)
F-9Aのレーダー電波には特殊な変調がかけられており、通常時は逆探されることはない。機体も理想的なステルス形状からはかけ離れた姿だが、強力なECMの恩恵によって敵のレーダーを欺くことができる。しかし対艦攻撃時は、ミサイルのシーカーと連動する為に変調が上手く働かず、結果として敵に逆探知される事になる。
改良型ではこの問題が解消されているらしいが・・・さっさと替えてもらいたい。
敵艦から大量の小型物体が分離したことを、IDCは知らせた。直後に、小型物体はSAM―――艦対空ミサイル―――である事を認識し、電波妨害措置が採られる。
「発射!ASM発射‼︎全機離脱しろ‼︎」
ヴヴンッ・・・と機体が振動すると共に、コックピットは光芒に包まれる。逆デルタ翼の主翼の上下に装備された空対艦誘導弾が、そのロケットモータに点火。昇龍がごとき勢いで飛び出していった。
同時に、激しい機動をとる。敵艦から発射された対空ミサイルを回避するためである。
「・・・っ、PASッ‼︎」
ビビビッ!と機体が震えた。コックピットの真後ろ、垂直尾翼の両側から数発の“弾丸”が飛ぶ。“弾丸”の大きさは直径一〇センチ、長さ二〇センチ程の円筒形。星空の中に消え、直ぐに見えなくなった。
ぐわっ、と首を捩じ切れんばかりに振り向かせると、IDCは[脅威目標]を示す輝点が無数に接近していることを示していた。他の方向へ飛んで行くものも示されている―――恐らく、友軍機を狙ったものだろう。
「!」
この進路上に、“弾丸”が滑り込むように飛んで行き―――
爆発!
英次機を追尾していた対空ミサイルは多量の破片と高温の火球に呑まれ、残らず誘爆、破壊される。
PAS―――Proximity Active protection System(近接 アクティブ防御 システム)―――と英次に呼ばれたその代物は、戦闘機が敵ミサイルから直接的に身を守る為に装備されているものだ。
戦闘機に限らず、作戦行動中の航空機、航宙機にとって最も恐ろしいのは、ミサイルである。そのミサイルを回避する為、航空機は一世紀以上の長きに渡って、試行錯誤を繰り返してきた。
チャフと呼ばれる電波を乱反射させミサイルに目標を見失わせる物、赤外線を放出し自らにミサイルを寄せ付けるフレア、強力な電波妨害で以ってミサイルのレーダーを惑わす装置、果ては囮を曳航する物まであった。
そんな中でもPASは、それまでとは一線を画す画期的な防御システムと言えた。チャフにしろフレアにしろ囮にしろ、これらは受け身の防御機能だ。つまり、もしもミサイルがそっちに喰いつかずに自機に向かって飛んできたら、それで「完」なのである。
対して、PASは能動的な防御装置だ。自らミサイルを叩き落としにいってくれる。大抵の地上戦車に採用されているアクティブ装甲と似た装置で、開発には時間はかからなかったらしい。
だが敵の迎撃ミサイルを叩き堕とした所で、危機は去っていない。実際に恐ろしいのはこの後である。
「全機後方注意!・・・来るぞ‼︎」
そう、敵の駆逐艦―――地球側で“防宙駆逐艦”に識別されるその艦艇は、凄まじいまでの対宙戦闘能力を備えているのである。
その真価は、対艦攻撃を受けた後に発揮される―――
IDCの表示に、彼はその前兆を読み取る―――一瞬の間に、彼の放った八発の空対艦ミサイルのうち、六発が撃墜されたことをIDCは示した。
それを悟り、グンッ、と機を滑らせる・・・その瞬間!
―――ガン!ガンッ!
「おぅっ!」
突如として、衝撃と金属音と共に英次機の周囲を無数の青白い光弾が包んだ・・・敵の防宙駆逐艦が放った高速圧縮エネルギー弾である。衝撃と金属音は、このF-9Aが被弾したことを意味していた。IDCには機体の被弾箇所と損害状況が表示されている。
防宙駆逐艦の恐ろしいところは、たとえレーダーに捉えていなくとも、敵の推定位置に対して豪雨の如く高速圧縮エネルギー弾を撃ち込んでくるところにある。実際、F-9Aは先のASM発射後ロックオンされていたが、現在はロックオンされていない。敵はこちらの位置を“正確には”掴んでいないのだ。
ぐわん、ぐわん、と身体が千切れんばかりのGを受けながら、英次は機体を巧みに操り敵弾を回避する。今まで、どれだけの新米パイロットがこの豪雨のような弾幕の中で乗機と共に果てたのか・・・。
「!」
そんな時、敵弾幕の密度が薄くなったように感じた―――理由は明白であった。英次らの放った九六発の対艦ミサイルのうち、六発が二隻の防宙駆逐艦に命中。そのうち、一隻を撃沈に追いやったのだ。
片方はまだ生きている様だったが、F-9AのAIと後方監視装置によれば中破相当の被害は与えた様だった。
「我ワイヴァン・リーダー。アミー・テュロス級一隻の撃沈を確認。一隻は健在なるも、中破相当の損傷。敵艦隊の防宙力の削減に成功した。」
アミー・テュロス級というのは、敵防宙駆逐艦の地球側での呼称である。
だが成功の喜びも束の間、IDCは悲惨な事を告げた。
[wivern03:Shooting down...10H3M・274°59′42″…range150km]
「っ!」
wivern03・・・つまり彼の三番機が撃墜されたという事だった。反射的に左方向を見る・・・機体を掠める光弾の中に、オレンジ色の光があった―――それこそが、ここから一五〇キロメートルの宙域を飛んでいた三番機の断末魔の光である事を悟った。弾幕が薄くなったタイミングで・・・。
しかし戦友の死を悲しむ間は今はない。彼らに次なる指示が出る。
『我第八駆戦。貴隊は我の射線上にある、退避されたい。』
『ワイヴァン・リーダー、了解。』
機を翻し、英次は離脱、自信の知らぬ間に宇宙空間に散っただろう戦友に敬礼を送る。その目線の先へ、幾条もの金糸雀色に輝く光線が過ぎ去った。やや遅れて、七、八メートルほどの大きさを持つ重厚長大な“魚雷”が高速で飛んでいった。
第八駆逐戦隊の攻撃である。遠距離から加速のついた魚雷攻撃ならば、戦艦も沈められよう。
IDCに第八駆逐戦隊を示す青白い四角が現れる。第八駆逐戦隊は“突撃駆逐艦”と称される重武装の駆逐艦六隻で編成される部隊だ。
突撃駆逐艦―――制式名称を吹雪型宇宙突撃駆逐艦という。一三〇メートルの艦体に徹底した重武装化、効率化を施し、このクラスの艦艇としては驚異の戦闘力を発揮する駆逐艦である。
(この際だ、少し拝ませてもらうか。)
既に敵艦の弾幕は英次機の周りにはなかった。代わって、新たに現れた脅威である第八駆逐戦隊とその駆逐艦が放った魚雷の迎撃にその手を回している。
戦闘航行中の駆逐艦を直接目にする機会など滅多にない。英次は機を反転させ、速度を落とした。第八駆逐戦隊の突撃コースと平行にゆっくりと飛行する。
「お。」
深い宇宙の常闇から、所々発光している物が見えた。ディフトラ軍の弾幕が命中している証拠であった。しかし、それは“彼ら”にとって痛くも痒くもない。
発光しているものは次第に輪郭を帯び始める。輪郭は灰色のサメを思わせる姿へと変わって行く。
やや明るい鼠色を基調とした艦体色は、月面付近での戦闘を意識した迷彩塗装だったが、まるで魚類のヒレを思わせる大きな張り出しと相まって、余計にその姿を獰猛なサメの様に見せる。
六隻の獰猛な“サメ”は楔形の綺麗な隊列を保ちつつ、三隻の敵艦隊に突撃。しかし数で勝っていようとも、敵はほぼ無傷の戦艦二隻を擁する艦隊である。下手を打てば返り討ちに遭い全滅しても可笑しくはない。
だがサメは、獰猛でありながら冷静で、賢かった。
サメは隊列を三隻ずつの単縦陣に分け、その際にもまた雷撃を敢行する。吹雪型の魚雷発射管は前方に三門備えられている。合計で一八発だ。その間にも、戦艦や駆逐艦の対宙弾幕に捉えられるが、敵を正面に据えたまま交戦することが前提の日本軍艦艇である吹雪型は、正面切ってであれば対宙戦闘用の高速圧縮エネルギー弾では傷一つつかない。
魚雷を放ったサメは二つの単縦陣に移行し、散開する。敵艦隊を挟撃する形だ。彼我の距離は一〇〇〇キロメートル程度だったが、有効な対艦攻撃能力を持たないアミー・テュロス級の弾幕は役に立たず、対艦攻撃の要であるディフトラ軍の戦艦(ナウ・マスラー級aタイプと地球では呼称される)は、第八駆逐戦隊の妙々たる戦隊機動とECMによって、満足な砲撃を浴びせることができてなかった。
対して第八駆逐戦隊は、両側から挟み込むように砲雷撃を仕掛ける。当然、ディフトラ軍のECMによって砲撃は外れる事もある上、渾身の魚雷もあらぬ方向へ吹っ飛ぶ事もあるが、何より手数が多かった。砲撃は数撃ちゃ当たり、魚雷も敵のECMの妨害を学習し、戦艦に命中する。
吹雪型の最大の特徴は、その分不相応なまでの重武装にある。一二七ミリ連装粒子速射砲三基、二二〇ミリ連装粒子砲二基の計十門の砲口に加え、VLS八セルと一二連装ミサイルランチャー、魚雷発射管を前後に三門ずつ備える。これらの内、後部魚雷発射管以外全ての兵装を前方に指向できる吹雪型は、敵を正面に捉えた時にその真価を発揮する。
第八駆逐戦隊の各艦は敵艦に向かい九〇度回頭する。回頭と同時にメインエンジンの光は消えた・・・敵艦に艦首を向けたまま、慣性に任せて宙空を滑る様に移動する。その間も、姿勢制御スラスターの絶妙な調整によって、敵弾を躱している。
そして、一斉射撃!・・・両側三隻ずつ、計六隻の重武装な駆逐艦の攻撃は、確実にディフトラ軍戦艦の命を削ってゆく。もはや防宙駆逐艦は脅威とは見なされていない。防宙駆逐艦の装甲は脆く、先程からの砲撃で既に蜂の巣と化し、死に体であった。
敵艦が砲火に焼かれてゆくその様は、まさしく吹雪に翻弄されるそれだった。防宙駆逐艦が吹き飛び、その破片をもろに食らった戦艦の一隻が体勢を崩す。そこに集中的に浴びせられた魚雷が立て続けに命中、巨大な火球となって爆ぜた。あたりには、ディフトラ軍艦特有の白濁色の煙が立ち込める。
だが、ここで敵艦が最後の抵抗を見せた。
トドメを刺すべく雷撃と砲撃を加えながら突撃を開始した第八駆逐戦隊の一隻に、残った火力の全てを浴びせ掛けたのだ。数発を躱すも、右艦首に一発食らう。体勢を崩したところに、更に一発。
吹雪型が正面装甲に優れるとはいえ、所詮は駆逐艦。戦艦の砲撃をまともに食らって無事であるはずが無く、乗員の脱出もろくに間に合わぬまま駆逐艦は爆発の花と化した。
もっともそれは、敵戦艦も同じだったが。
『指令部より作戦展開中の全体へ、損害状況報せ。』
「我ワイヴァン、一機損失。されど我を含め被弾あるも戦闘航行に異常なし。送れ。」
『我第八駆逐戦隊。敵の威力偵察隊と思われる部隊の殲滅に成功した。損害状況としては損失一、小破四。送れ。』
『こちら指令部、こちらでも確認した。任務ご苦労。第八駆逐戦隊及びワイバーン各機は、直ちに月面基地へ帰投しろ。』
「ワイヴァン・リーダー、了解。」
『了解、これより帰投する。』
指令部との通信をやりとりするうちに、英次は考える。この戦法で敵の威力偵察を叩き潰し始めてからもう三ヶ月になる。連中も、そろそろ対抗手段を講じてくる筈だ。そうなると、いよいよ地球側は厳しくなってくる。イタチごっこだ。そしてそのイタチごっこの敗者は、技術力に僅かに及ばない我々側だ。今は持ち堪えても、いつしか限界がくる。
何とかならないものか、と彼は自身らの先行きを憂うのであった。
コールサイン「ワイバーン」が、ちょくちょく「ワイヴァン」になっていますが、戦闘中に悠長に「バーン」なんて伸ばして言わないんじゃないかな、と思って「ヴァン」にしてあります。
評判悪かったら「ワイバーン」に統一します。