星という生き物
第一話は2019年になったら投稿します。
漆黒の宇宙。
はたしてこの広大なる、無限とも思えるこの空間で、如何なる出来事が起きようが、それはこね宇宙にとって些細なことでしか無い。
漆黒に瞬く星々。
宇宙にぽつねんと浮かぶ球体達は、宇宙から見てたら些細であっても、小さな奇跡をその内に宿す。その奇跡から何かが生まれ、そして死に・・・。
星に生まれ出でた命。
宇宙からすれば、星などチンケなもの。だがその星からしても、その星に生まれた生物などもっと微細な穴存在・・・。
生命。何かを採取、捕食し、連綿とその命を繋ぐもの。星も又、何億、何十億というサイクルをかけ、生と死を繰り返す、生き物。
誰が。
誰が決めたのだろうか。
星は生物では無いと。星は“生きている”のではなく、“活きている”と。
星は生きている。
命あるものには必ず食物連鎖というルールがある―――
―――だが星はその頂点たり得ない。
絶対の王者など、この宇宙に存在しない―――
▼▽▼▽▼▽▼
この宇宙に存在するある一つの星は、四六億年という途方も無い時間の果て、自己防衛装置―――免疫を作り出した。
星―――その星に住まう物により“地球”と名付けられた星。
地球のもつ免疫装置は、自らを“万物の霊長”と嘯く。
彼ら―――棒人間。その生と、進化の意味を問い質しはや幾千年。
その答えを得ぬまま、彼等の天敵はやって来る。
それは彼らの基準で、時に西暦2150年―――。
何気にネタバレサーカス。